おいしい果物の見分け方

おいしい果物の見分け方

「甘くておいしい果物を選びたい」お店で果物を選ぶときには誰もが思いますよね。見た目や形で甘さを見分ける方法はよく知られていますが、実際にどれほど当たるのでしょうか。今回は、りんご・キウイフルーツ・みかんを対象に、りんご館で糖度を測定しながら、その“見分け方”について検証してみました。

●糖度計測方法
果汁を絞って、絞った果汁を糖度計で計測します。

【実験①】りんご

A 全体が赤く色づいたりんご
B 色ムラのあるりんご

それぞれ6個の糖度を測定しました。
※今回は「サンつがる」で実験しました。1個につき異なる3カ所を測定し、平均をとりました。

A 全体が赤く色づいたりんご」の方が、平均して糖度が高いという結果になりました。
りんごの赤い色は「アントシアニン」という色素によるもので、果実が太陽の光を浴びて熟し、糖分が増えることで生成されます。そのため、色づきの良いりんごほど、糖度が高く甘みが強い傾向にあるといえます。

【実験②】キウイフルーツ

A 平たいキウイフルーツ
B 丸いキウイフルーツ

それぞれ10個の糖度を測定しました。
※今回は「グリーンキウイ」で実験しました。1個につき異なる3カ所を測定し、平均をとりました。

A 平たい形のキウイフルーツ」の方が、平均して糖度が高いという結果になりました。
キウイフルーツは、木の幹に近い場所になると平たい形に、枝の先の方になると丸い形になりやすいといわれています。木の幹に近い果実は、栄養や水分をより豊富に得られるので、ジューシーで甘い果実に育つ傾向があります。

【実験③】みかん

A 小ぶりのみかん
B 大ぶりのみかん

それぞれ5個の糖度を測定しました。
※今回は「ハウスみかん」で実験しました。1個につき異なる3カ所を測定し、平均をとりました。

A 小ぶりのみかん」の方が、平均して糖度が高い結果になりました。
直径が小さなみかんの方が、全体の栄養分に対して、水分の量が少ないため、甘さも凝縮されています。
直径が5.5cm未満の3S~2Sサイズを選ぶと、甘くておいしいみかんにあたる確率が高くなりそうです。

果物と甘さにまつわるコラム

追熟する果物としない果物がある?
キウイフルーツ・メロン・バナナ・みかん・柿などは、15〜20℃の風通しの良い日陰に置いておくと、追熟が進み、より甘く柔らかくなることがあります。一方で、りんご・いちご・ぶどうなどは収穫後に糖度が上がることはなく、追熟しない果物とされています。購入時の状態が食べ頃なので、早めに味わうのがおすすめです。

まとめ

やっぱり果物の“顔つき”には、ちゃんと理由があるんですね。ちょっとした見分け方が、おいしい果物選びのヒントになるかもしれません。
こちらもチェック!「刺激を与えるとみかんは甘くなる?」

施設情報

エフコープ商品検査センター「りんご館」

エフコープ商品検査センター「りんご館」

エフコープ商品検査センター「りんご館」では、生産者や取引先、エフコープで確認した商品基準や商品仕様書などの約束ごとが守られているか検査を通じて検証しています。安心して利用できる商品をお届けするために、さまざまな角度から検査を行っています。

◎商品検査センターについて、詳しくはこちらから
https://www.fcoop.or.jp/product/product_inspection/

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