子どもの手には、 バイ菌がいっぱい!

子どもの手には、 バイ菌がいっぱい!

幼稚園や保育園でも手洗いをしている子どもたち。帰宅中も土いじりをしたり、ドアや手すりに触ったり。帰宅直後の子どもの手にはどれくらい、バイ菌がついているのでしょうか。商品検査センター「りんご館」で調査しました。


【調査1】手の汚れを見てみよう

〈調査概要〉
今回は幼稚園や保育園に通っている2~6歳の子どものいる家庭に協力してもらい、帰宅直後、手を洗う前に、手のひらを培地※にスタンプしてもらいました。子どもたち8人がスタンプした培地を、商品検査センターで培養してみました。
※バイ菌が育つための栄養が入った寒天。バイ菌が寒天に付着すると目に見える状態にまで増殖します。

〈調査結果〉
幼稚園・保育園では「昼食やおやつを食べる前」や「外遊びや散歩の後」など、定期的に手洗いを行っているようですが、今回調査した子どもたち全員の手に、たくさんのバイ菌がいることが分かりました。
帰宅後に手を洗っていない子どもの手は加熱前のミンチ肉※を手で触ったときと同じか、それ以上の汚れ具合であると考えられます。
※加熱前のミンチ肉はバイ菌が1g当たり10万個以上も検出されることがあります。

【調査2】バイ菌バイバイ! 手洗いの効果

〈調査概要〉
手洗いの調査に協力してくれたのは3歳の女の子。「正しい手の洗い方」通りに、手を洗ってもらい、手洗い前同様に手のひらを培地にスタンプ。手洗い前と、正しい手洗いの後のバイ菌を培養して量を比較しました。

〈調査結果〉
石けんを使用して正しく手を洗えば、ほとんどのバイ菌は減っていることが分かりました。

正しい手の洗い方

*厚生労働省ホームページに掲載されている手順で手を洗いました。

石けんをつけ、手のひらをよくこすります。※1
※1 石けんをつける前に、流水でよく手を濡らしておきましょう。

手の甲を伸ばすようにこすります。

指先・爪の間を念入りにこすります。

指の間を洗います。

親指と手のひらをねじり洗いします。

手首も忘れずに洗います。※2
※2 すすぎは30秒を目安にすると、しっかり菌を落とすことができます。
手をすすいだ後は、清潔なタオルやペーパータオルで水分をふきとりましょう。

まとめ

正しい手洗いは、食中毒だけではなく、ノロウイルス、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症などの予防につながります。外から帰ってきたときや食事の前など、こまめに手を洗うことはとても大切です。子どもが「正しい手洗い」を身につけるためにも、家族みんなで手洗いに努めましょう。


【Topics】トイレの後もしっかり洗おうね!

うんちの中には、とてもたくさんのバイ菌がいます。お尻を拭いたときに、トイレットペーパーを通り抜けて、手が汚れることもあります。トイレの後も石けんを使ってよく手を洗いましょう。

施設情報

エフコープ商品検査センター「りんご館」

エフコープ商品検査センター「りんご館」

エフコープ商品検査センター「りんご館」では、生産者や取引先、エフコープで確認した商品基準や商品仕様書などの約束ごとが守られているか検査を通じて検証しています。安心して利用できる商品をお届けするために、さまざまな角度から検査を行っています。

◎商品検査センターについて、詳しくはこちら→
https://www.fcoop.or.jp/product/product_inspection/

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