お悩み別!掃除のコツ~リビング・窓編~

お悩み別!掃除のコツ~リビング・窓編~

おうちの中で、家族が長い時間を過ごすリビング。快適に暮らすためにも、きれいな空間を保ちたいものですよね。前回に引き続き、整理収納コンサルタントの里舘友子(さとだてともこ)さんに、リビングや窓の掃除のコツを教えていただきました。

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エアコンやカーテンレールの上、照明のかさなどは、軽いはたきなどを使って、週1回ペースでほこりをざっくり落としましょう。壁の表面にもほこりがついているので、さっと落としてください。

カーテンは、外のほこりや雑菌、花粉などを吸着し、実はかなり汚れています。
まずは、カーテンについているゴミを掃除機で取り除きます。ベランダなどがあれば、フックから外して払ってもOK。洗えるカーテンの場合は、タックのひだを目印に、山折り谷折りを繰り返して折りたたみ、ネットに入れて、洗濯機の弱水流で洗います。脱水は1分程度で良いです。あとはそのまま取り付けて、自然乾燥させましょう。

ラグは生活環境で汚れ方が異なるため、汚れの種類を見極めて掃除しましょう。
食品や牛乳をこぼしたときなどベタベタした油性の汚れにはセスキ水や重曹水※1を使い、ペットの尿や吐物など酸性の汚れにはクエン酸水※2を。 汚れを中和させるようにしっかり拭くことが大事です。
※1 水500㎖に対してセスキ炭酸ソーダもしく重曹小さじ1をスプレーボトルに入れたもの
※2 水500㎖に対してクエン酸小さじ1をスプレーボトルに入れたもの


基本の掃除はこの手順でOK!
1. 表面のゴミを掃除機などで丁寧に取り除きます。
2. 固く絞った雑巾にセスキ水やクエン酸水を吹き掛けて、方向を変えながら拭いてください。
*ペットがいる家庭はゴム手袋を付けて、ラグをなでると毛も取れます。

よく座る場所などで毛足が寝ているときは、上記と同様にセスキ水を吹きかけた雑巾で、毛足を起こすようになぞってください。ドライヤーの風を当てながらブラッシングすれば毛足が復活します。

スクイージー(上記写真参照)を使えば楽に掃除できます。
1. 絞らず濡らしたままの雑巾でざっと拭いてガラスを濡らし、大まかな汚れを取る。
2. セスキ水をガラスに吹き掛け、(1)の雑巾で拭く※。
※雑巾が汚れていたら、洗って絞らずに濡らしたまま拭いてください。
3. スクイージーで水分をきれいに取る。
4. 固く絞った雑巾で窓枠をしっかり拭き上げて終了。

網戸はほこりが大量についているので、まずはミニほうきやブラシで外側からほこりを落として。


その後、固く絞った雑巾にセスキ水をスプレーし、網戸が破れないよう気を付けながら両面拭きましょう。

ブラッシングと水拭きは月1回行うと、大掛かりな掃除をする必要はありません。

サッシは四方にあるので、左右と上部を拭いて、最後に下の溝掃除を。まずは、サッシブラシで泥やほこりを掻き出しましょう。溝の端や角についた汚れは、サッシブラシの柄など、とがったものに固く絞った雑巾を巻き付けてこするときれいに落ちます。

汚れはためると落としにくくなるので、日ごろからサッと掃除する習慣をつけた方がず~っと楽! どこが、どれくらいの期間で汚れるのかを把握して、週に一度、月に一度など、ローテーションを決めて掃除し、快適な住まいを維持してくださいね。

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里舘 友子(さとだてともこ)さん

里舘 友子(さとだてともこ)さん

整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト。暮らし美人化計画 ハウスキーピングSan主宰。これまでに延べ4,000件以上の家庭で、片付けの問題解決や、新築・増改築時における収納提案などに携わる。また、各種セミナーや講座で講師を務めるなど多方面で活躍。2016年に『私は整理収納アドバイザー』(ハウジングエージェンシー)を出版。
https://house-keep.info/