お悩み別!掃除のコツ~キッチン編~

お悩み別!掃除のコツ~キッチン編~

長期間の外出自粛が続いていたため、家族でおうちの掃除をコツコツと進めたという方も多いのではないでしょうか? でも、面倒な箇所ってつい後回しにしがち…ですよね。そこで、「これが苦手」「どうしたらいいかわからない」など、よくあるお悩み別の掃除のコツを、整理収納アドバイザーの里舘友子(さとだてともこ)さんに教えていただきました。今回はキッチン編をお届けします。

家の中の汚れにはセスキ水とクエン酸水

軽い汚れならセスキ炭酸ソーダ(重曹でも)とクエン酸でほとんど落とせます。下記を参考に、汚れの種類によって使い分けてください。
※使用量は裏面表示に従って調整してください。

★アルミやニスを塗っている家具などには使えないので注意!

★トイレ掃除には、クエン酸水にアロマオイルを2~3滴加えると、ニオイ対策にもなるのでおすすめです。

スプレーした後は、洗剤分と水分が残らないように、水拭き・乾拭きを忘れずに。​

換気扇の汚れは、月1回程度の「つけ置き洗い」で楽に落とせますよ。

1.シンクにポリ袋を広げ、外せるパーツを全部外して入れます(プロペラファンも同様)。


2.
(1)のポリ袋にお湯を入れ、セスキ(適量)を加えて口を結び、30〜60分置きます。


3.
サッシブラシなどで細かい汚れを掻き出しましょう。


レンジフード表面などの汚れは、日々使い終わった後などにサッと拭いておきましょう。

コンロ周りの汚れは使った直後が一番よく落ちるので、汚れをため込まず、使用後に毎日拭くのがおすすめです。
温かいうちにセスキ水を吹き掛けて拭くだけでOK。ガスコンロの場合、五徳類は全部外してセスキ水を吹き掛け、しばらく置いてから洗い流しましょう。

頑固な汚れには、セスキ水を吹き掛けてラップで覆い、しばらく置いてからこすると汚れが落ちやすくなります。

台所は霧状の油が飛んでいるので、電子レンジなどの家電の表面にセスキ水を吹き掛けて拭き、乾拭きで仕上げましょう。電子レンジの頑固な汚れは、コップにセスキ水を入れて電子レンジで1〜2分加熱し、1分ほど置いてから拭くとよく落ちます。

炊飯器は外せる部品を外して洗い、表面を同様に拭きます。月1回はお手入れをしてくださいね。

冷蔵庫の取っ手や扉には皮脂がたくさんついているので、セスキ水を吹き掛けてサッと拭き、乾拭きしましょう。
また、冷蔵庫回りも意外と掃除を怠りがち。
冷蔵庫正面下部のカバーを外し、ねじ状になった左右の脚を回すと脚が床から浮くので、女性一人でも動かせます。

たまに動かして、冷蔵庫の後ろのゴミやコンセントに溜まったほこりを取り除くといいですよ。

窓ガラスや蛇口、家電の取っ手など、鏡面やステンレスの部分を拭き上げて光らせておくと、全体がきれいに見えます。

今は特に!

新型コロナウイルス感染拡大防止のためにも、電子レンジや冷蔵庫など毎日よく触るところはマメにアルコールで拭くと安心です。

profile

里舘 友子(さとだてともこ)さん

里舘 友子(さとだてともこ)さん

整理収納コンサルタント、住宅収納スペシャリスト。暮らし美人化計画 ハウスキーピングSan主宰。これまでに延べ4,000件以上の家庭で、片付けの問題解決や、新築・増改築時における収納提案などに携わる。また、各種セミナーや講座で講師を務めるなど多方面で活躍。2016年に『私は整理収納アドバイザー』(ハウジングエージェンシー)を出版。
https://house-keep.info/