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生まれ順の子育て 中間子編
専門家から子育てに役立つポイントを教えてもらうこのコーナー。今回は、兄弟姉妹の接し方について臨床心理士であり、久留米市でカウンセリングルームを運営している福田由紀子(ふくだゆきこ)さんにお話しを伺いました。3回目となる今回は中間子編です。
中間子は1対1で向き合う時間を
放っておかれがちな中間子。それが快適な子は自由に伸び伸び育ち、手のかからない子が少なくありません。一方で、愛されたいという気持ちから自分の存在をアピールしてくる子も。その場合は、周りの顔色をうかがったり、自分に自信を持ちにくい傾向がみられます。
後者の場合は、「あなたを見ているよ」と本人に伝えることを心がけてください。なるべく1対1の時間をつくり、中間子が愛情を独り占めできるようにしましょう。自分は親から愛されていると思えることで、自信がつきます。もともと上と下に囲まれてバランス感覚のよい中間子ですから、きょうだいの関係にも良い影響が出ることでしょう。
きょうだいは仲良く育ってもらうのが一番。それにはまず、親がきょうだい差別や比較をしないこと。その子の個性を知り、子どもの心を守ってあげてください。
お風呂の時間を有効活用
1対1の時間を作るといっても中間子の場合は上の子も下の子もいて、なかなかそうもいかないかもしれません。子どもが幼児~小学校低学年の場合のおすすめはお風呂の時間。例えばパパとママの2チームに分かれて、中間子との時間を作るようにしてみてください。その時、寂しいと感じていないか直接聞いてみるのも良いでしょう。
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何気ないことも言葉にして伝えよう
「自分のことをちゃんと見ていてくれたんだ」と思うのは、親が小さなことに気が付いた時です。「いつも靴をそろえているね」や「おもちゃを譲ってあげてえらかったね」「最近、楽しそうだね。良いことあった?」など、本人が何気なく行っている日常に埋もれがちなことや、ちょっとした変化を言葉にして伝えましょう。
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福田由紀子(ふくだゆきこ)さん
臨床心理士、公認心理師。久留米市でカウンセリングルーム「ユキ メンタルサポート」を運営。自治体の女性相談室に長年勤め、子育て中のママの勉強会に携わる。
All About子育てガイドとしても活躍。