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いつもの食卓で楽しく♪けんちゃん先生の「難しくない」食育①
「食育」の大切さ。分かってはいるけれど、どんなことをすればいいのかな?と思っている方も多いのでは?
そこで今回からシリーズで、「けんちゃん先生のおやさい知恵袋」でもおなじみの嘉村健志(かむらけんし)さんに、今日からすぐにでもできる「食育」について、教えていただきました!
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食事を楽しむために大切な「味覚」。味には「甘味」「苦味」「酸味」「塩味」「旨味」という5つの基本味があり、これらを感じるのが舌や口内にある「味蕾(みらい)※」という器官です。
最近の研究では、味蕾はなんと胎児にも母親の胎内で妊娠7週目頃からでき始めるといわれています。生まれたばかりの赤ちゃんは約1万個もの味蕾を持っていて、生後3カ月でその数はピークに。その後は、成長とともに減っていきます。
つまり、味蕾の数が最も多い子ども時代が、人生で一番味覚が敏感な時期。この時期に味覚をしっかりと鍛えることが、豊かな食生活を楽しむための〝一生もの〟の味覚をつくることにつながります。
味覚の発達に重要なのは、幼い頃から食に対する興味や自発性を育むこと。まずは、離乳期から毎日の食卓でできるちょっとした工夫を紹介します♪
※舌や口内にある五味を感じる器官
離乳期も一緒に食事を
離乳期の食事は、先に子どもに食べさせて、自分は後から…となりがちですが、この時期から子どもと一緒に食べるように心掛けましょう。赤ちゃんは、大人と同じものは食べられなくても、いろいろな食べ物の香りや食卓の楽しい雰囲気は感じ取ることができます。家族がおいしそうに食事をする姿を見せることで、子どもの食への関心も高まりますよ♪
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「自分で食べる」を大切に
食べこぼしを気にして親がいつまでも食べさせ続けていると、子どもは食べることへの自発性を失ってしまいます。手づかみで食べたがったり、スプーンを使いたがったりしたときは食育のチャンス! 最初は上手に食べられなくても、ぜひ見守ってみてください。味だけでなく、においや触った感覚など、五感で食べ物に触れることで、子どもの食の世界はぐんと広がります!
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嘉村健志(かむらけんし)さん
管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
HP:http://neowing-ht.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja