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いつもの食卓で楽しく♪けんちゃん先生の「難しくない」食育②
管理栄養士で「けんちゃん先生のおやさい知恵袋」でもおなじみの嘉村健志(かむらけんし)さんが教えてくれる、「難しくない」食育のお話。今回は、幼児期の味覚の発達についてお話をうかがいました!
「毎日の食卓で味覚を育てよう!」はこちら
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味覚が最も発達する幼児期の食事で大切なのは、さまざまな食材や料理を経験すること。
「甘味」「旨味」「酸味」「辛味」「塩味」といった多彩な味を経験することで脳に情報が蓄積され、複雑な味も判別できるようになります。
小さい頃は酸味や苦味のある食材が苦手な子も多いですが、これは酸味や苦味を毒素として避ける本能的な行動だともいわれています。食べ慣れることで自然に「おいしい」と感じるようになるものなので、嫌いだからといって食卓から遠ざけたり、逆に無理やり食べさせたりすることは良くありません。
味覚は日々の食事で育つもの。子どもが苦手な食材も、調理法を変えたり、小さく刻んだりしながら、楽しく食べられる工夫をしてみてくださいね!
味や食材を想像させる
味覚を育てるには、子ども自身が「今何を食べているのか」「どんな味がするのか」を意識しながら食べることが効果的です。テレビを見ながらの「ながら食べ」はやめ、一緒に食卓を囲んで「今日のスープは何の味?」「さっき食べた赤いのは何だった?」などと話し掛けてみてください。
ただ「おいしい?」と聞くのではなく、想像させる質問をするのがコツ。しっかりかんでじっくり味わうことで、味覚も育っていきますよ!
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いつもの料理をいろいろアレンジ
子どもにいろいろな食材や料理を経験させるといっても、幅広いレパートリーが必要なわけではありません。いつもの料理で使う肉や魚の種類を変えてみる、和風の味を洋風にアレンジしてみるなど、ちょっとした工夫で味覚の幅は広がります。
離乳食なら、水でのばすところを昆布だしに変えてみるだけでも赤ちゃんにとっては大きな変化になるのでおすすめ!
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嘉村健志(かむらけんし)さん
管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
HP:http://neowing-ht.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja