福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.49
母、あぜん…!高校生の宿題事情
夏期講習と部活に追われるうちに、あっという間に終わってしまった、高1長女・ぴーの夏休み。
大量の宿題もすきま時間にがんばってやり終え、2学期の初日を迎えたのですが…
帰宅したぴーが言うには、夏休みの宿題にきちんと取り組んでいなかった子が、けっこういたのだそう。
始業式の前に慌てて答えを写し合っていたグループも目立ったとかで、自力でしっかり終わらせていた子の方が、むしろ少数派だったと言います。
中学校時代は、なんだかんだ泣き言は言っても、夏休み最終日にはすべて終わらせている子が大多数だったので、話を聞いた私も驚きました!
中には、人工知能チャットボットサービス「チャットGPT」を駆使してレポートや作文を作成させた強者もいたのだとか。「これが最先端のズルか…!」と、親の私には、SF小説のエピソードのように感じ、驚くばかり。
しかも、「○○ちゃんのいとこのお兄ちゃんは、チャットGPTに書いてもらったレポートを先生に絶賛されて、何かのコンクールで大きな賞をもらったらしい」という噂まで聞いてきたそうで。先生も審査員も気づかないほどの絶妙な出来に仕上がるものなんですね。
うーむ。そうやって、新しいツールをわがものとして使いこなせる能力も、大切なのかも。
しかし、これでいいはずがない!
高校生のうちに、思考力、表現力をしっかり養っておかないと、ごまかしばかり一丁前の、空っぽの大人になってしまわないだろうか…。
わが子のことも心配になって、
「ぴーは、そんなズルしてないよね?」と、尋ねてみたところ、「大丈夫!」と、頼もしい返事が。
さすが真面目な努力家・ぴーです!
しかし!
なんと、「チャットGPTの使い方を知らないので、使いたくても使えない」というのが、「大丈夫」の真相でした。
もちろん、自分の力で課題をこなすことが当たり前で、真っ当なことなのですが、「チャットGPT使えない」と誇らしげに言うのも、母として心配…汗。
「わからないなら調べて、できるようになる」という自己解決力も身に付けてほしい。
ーーという思いもあるものの、やたら何でもかんでもネットで検索して、不用意に変な記事や広告から影響を受けてしまうのも心配だ…。
携帯電話すらなかった自分の高校時代とは何もかも違いすぎて、何が正解なのか、全くわかりません。ネットやAIとの関わり方、どう指導するか、本当に難しいですね!
profile
福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。おかあちんは広報誌などのライターとして活動する傍ら、時々コミックエッセイも制作。温泉ソムリエ認定あり。
Xでイラスト日記配信中
https://x.com/nickey_FUK