福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.47

福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.47

「高校生保護者」始めました

この春、なんだかんだで長女・ぴーは福岡市内の私立高校に、次女・テイ子は福岡市立中学校に、めでたく入学しました! 

3月・4月はダブルで入卒イベントが押し寄せ、保護者である私もけっこう大変でした。3年後にやってくるであろうダブル受験からの入卒イベントはもっと大変だろうと想像すると、早くも心配です(お財布の面でも…汗)。


はじめは2人とも新しい環境への不安が強く「夜、寝たくない。寝て目が覚めたら登校しないといけないから、やだ!」と、遅くまで起きているほどナーバスになっていたので、私も落ち着きませんでした。

特に心配だったのは、人見知りのテイ子の方。だから、「今日は新しい友達ができた!」「同じ部活に、仲のいい子も入ってきた!」などと喜んで報告してくれるようになると、自分自身のことよりもうれしいほどで、どんなにホッとしたことか…。

わが子の喜びや悲しみに激しく心を揺さぶられる親心って、子育てのどんなステージに進んでも、変わらないものですねぇ。

一方、「クラスに誰も知ってる人がいない」と意気消沈していたぴーも、持ち前の社交性ですんなり周囲と打ち解けたようで、無事、高校生活を楽しみ始めました!


というか、エンジョイしすぎている感もあります。

「スポーツ自転車で通学できるようになった」「スマホ(スマートフォン)を学校に持って行ける」といった自由を初めて手にして、浮かれまくっております。

その姿に、「自転車の高校生が事故の加害者/被害者に」「未成年の事件、発端はスマホトラブル」みたいな不吉な新聞の見出しを頭に思い浮かべてしまう私。

運動部で帰宅時間が遅いこともあり、ソワソワヤキモキする日々が続いたある日、いいことを思いつきました!


せっかくスマホを持っているんだから、位置情報確認アプリをインストールして、ぴーが今どこにいるかリアルタイムで確認できるようにしたらいいじゃないですか!

我ながら、いいアイデアです。スマホを持つ高校生の親にとって、便利な機能を利用しない手はありません。


しかし、提案して1秒で、家族から「絶対やだ」だの、「気持ち悪い発想」だのといったブーイングが飛んできました。

保護者という立場で同じように心配していた夫まで「ありえん」と即答。びっくりです。


私としては、位置情報アプリは、福岡市の小学生におなじみの“「オッタバイ」(子どもの位置を特定できる登下校見守りサービス)の進化版”程度の軽い気持ちだったので、行きすぎた親扱いされたことがショックでした。自分自身を「まともな親」だと考えていた私のアイデンティティが揺らぎます…。

純粋にぴーの身を心配しているだけで、行き先についてうるさいこと言ったり制限したりはしないと説明したのですが、ぴーいわく、常に親に監視されている事実自体が気持ち悪いそうです。

確かに…私の言い分ってストーカーの自己弁護と同じかも…と納得する気持ち半分、「でも、未成年を親が見守ることに何の問題もないんじゃ?」と自分の発想を肯定する気持ち半分。

相手は、もう立派な高校生。どの距離でどう見守るか、難しいところですね。本人の意見を尊重しつつ、保護者として譲れない部分には毅然とした態度をとりたいと思っているものの、正直、自分の意見に何の自信も軸もないのが、情けない。高校生の新米保護者、まだまだ試行錯誤中です。

profile

福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。おかあちんは広報誌などのライターとして活動する傍ら、時々コミックエッセイも制作。温泉ソムリエ認定あり。

Xでイラスト日記配信中
https://x.com/nickey_FUK

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