
福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.54
あの子の面影
ある日、高校2年生の長女・ぴーが帰宅するなり「ねぇねぇ! 隣のクラスに、年長さんで一緒だったみーちゃんがおったよ!」と報告してくれました。

みーちゃん!? 懐かしい。家が遠いので小学校に上がってからは連絡を取ることもなくなっていたのですが、当時の二人はとっても仲良し♪ 降園後もよく一緒に公園を走り回っていました。
なぜ一年も同じ高校に通っていたのに、お互い気が付かなかったのか。不思議に思われるかもしれませんが、今の時代の学校って、なんせ個人情報の取り扱いが厳重ですから。入学しても、同級生の名簿や学年ごとの記念写真が配付されることはありません。
小規模校ならともかく、お互いに存在を認識しないまま卒業する同級生の方が多いほどです。
だから、二人の再会はちょっとした奇跡だった様子。学校行事でたまたま隣に座り「もしかして?」と声をかけてみたそうなのですが、驚きと懐かしさに、話を聞く私のテンションも上がりました!

私も久しぶりに会ってみたい! 次に学校に行く機会があったら、隣のクラスをのぞいてみようかな? でも、どの子がみーちゃんか、私には全然わからないかもね。卒園からかれこれ10年、すっかりお姉さんになっているだろうから…。
などと思いにふけっていると、ぴーが「写真あるよ! 見とく?」とスマートフォンを差し出してくれました。
どれどれ…?

なんと
なんと! ぴーが差し出した画像には、全員同じ巨大な目・細いアゴの未来人風女子高校生たちが写っていました。加工が激しすぎて、みーちゃんの、いえ、わが子であるぴーすら見分けがつきません…。
隣のクラスをのぞく機会があっても、この写真だけじゃ、みーちゃんを探し出すヒントにはならないことは、間違いないです。

たまのお楽しみとして撮るプリクラならまだわかりますが、スマートフォンでの普段のスナップショットをここまで加工しますかね。本当に、中高生って盛りざかりですね。
次の参観ではみーちゃんじゃなくてママの方を探してみることにします。成長著しい子どもたちと違い、親同士ならお互いにすぐ見分けがつくはず! 横の成長が著しい私は見分けてもらえなかったらどうしよう? という不安もありつつ笑、10年ぶりの再会を楽しみにしています。
profile

福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。おかあちんは広報誌などのライターとして活動する傍ら、時々コミックエッセイも制作。温泉ソムリエ認定あり。ブログにて中高生と一緒のくらしに役立つ情報も発信中!
「中学生・高校生のおうち学習ナビ ウチガク!」
https://uchigaku.jp