福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.48
恐怖!?の「高校生弁当」
長女・ぴーが高校に進学するにあたって、親である私には、ひとつ、心配のタネがありました。それは、毎日お弁当を持たせる必要があること。
朝が弱い私に、果たして、毎日ちゃんと起きて弁当を作るというルーティーンが、こなせるだろうか?いや、できる気がしない!
なんせ私、未だかつて、“毎日子どものお弁当を用意する”という経験をしたことがありません。毎日のお弁当作りを避けたくて、保育園・幼稚園も、給食を自園調理している園に限定して探したほどです。
というのも、以前、「夫に、完全に傷んだ弁当を食べさせてしまった…!」という衝撃の事件※を起こしたことがあって、それ以来、お弁当の温度管理に苦手意識があるんですよね。
※オムそば弁当事件。出来たてアツアツの「オムそば」を、何も考えず保温保冷弁当箱に入れてしまったため、絶妙に傷みやすい温度帯で数時間保存されてしまったことが原因の食中毒事件
その点、給食が出ていた時代は良かったな。傷む心配がないのはもちろん、温かいものは温かいまま食べられるし、栄養バランスも専門の人が考えてくれるし。本当に、ありがたいですよね。
そんなこんなでお弁当作りのプレッシャーは大きかったのですが、いざ、新生活を始めてみると…
毎日のお弁当作り、大変どころか、意外にも楽しくて楽しくて、どっぷりとハマってしまいました!案ずるより産むがやすしですね。
何が楽しいんだろう?と考えてみると、どうやら私は、「弁当箱の中に小さな世界を作る」ことが好きみたいです。もともと、何かを作るのが好きな性分なので、工作感覚です。毎朝、自分の手で創造したお弁当を、神の視点で眺める時の満足感はこたえられません(笑)。だから、早起きもあまり苦にならない。
もちろん、自分が間違いなく子どもの役に立っていると実感できることもうれしいですし、「お昼にフタを開けたときに、おいしそうって、喜んでもらえるかな?」っていうワクワク感も最高です!
その気持ちがぴーに通じているかは分かりませんが、自己満足だろうと、同じ作るなら、楽しくやった方が絶対にいいですよね。
苦手な「傷み対策」と「温度管理」については、試行錯誤の末、「一度温めて、完全に冷ましたあとで詰める」→「冷ます時間がない日は、スープジャー弁当」という方法にたどり着き、今のところ、失敗はありません!
スープジャー、傷み対策にもなりつつ、熱々あるいは冷え冷えのものを食べさせられるので、かなり気に入っています♪
手間を減らすために、作り置きや、冷凍食品も大活躍。凍ったままで入れられる冷凍食品があると、特にラクチンでいいですよね。
また、ぴーの高校は学食も充実していて価格も良心的。いずれお弁当作りを負担に感じるときがくれば、毎日学食もアリだなとも思っています。
もう高校生のぴーに、親として手をかけてあげられる時間も、きっと、あと数年。「3年後には親元にいないかもしれない」と想像するだけで泣けてしまう私ですが、この貴重な今を、思い切り楽しむ所存です!
profile
福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。おかあちんは広報誌などのライターとして活動する傍ら、時々コミックエッセイも制作。温泉ソムリエ認定あり。
Xでイラスト日記配信中
https://x.com/nickey_FUK