けんちゃん先生のたべもの知恵袋[ひじき]
管理栄養士のけんちゃん先生こと嘉村健志(かむらけんし)さんが、食べ物の豆知識を教えてくれる「たべもの知恵袋」。今回は「ひじき」についてあれこれ聞いてみました。それでは、けんちゃん先生お願いしま~す!
はいは~い!
みなさん、こんにちは~♪ 前回のたべもの知恵袋「しそ」編、参考になりました~? 見てない方は、こちらからチェック♡ さて、今回は…
古くから黒い食べ物は長寿食と言われ、「ひじき」もそのひとつに数えられています。「もっと食べて健康に長生きしてほしい」という願いを込めて、「敬老の日」だった9月15日(制定時)を「ひじきの日」に定めるほど!今回はひじきの豆知識をた~っぷりお伝えします。
長ひじきと芽ひじきの違いは?
ひじきの茎の部分が長ひじき、芽や葉の部分が芽ひじきと呼ばれています。長ひじきは、コリコリとした食感で歯応えがあるので炒め物や煮物におすすめ!
芽ひじきは柔らかく味の染み込みがよいので、煮物はもちろん、炊き込みご飯やひじきサラダなどに向いています。
本来の色は緑色!
普段私たちが目にするひじきは黒色ですが、海の岩場に生息している時のひじきは緑色。この色の変化は、ひじきに含まれる渋み成分「タンニン」が関係しています。
タンニンを減らすために長時間加熱する下処理が必要で、この過程でひじきの色が黒色になるのだとか! この下処理は江戸時代の書物にも記載があると言われています。先人の知恵って今も生きているんですね~!
ひじきの目利き
●乾燥ひじきの場合
全体がツヤのある黒色で縮れが少なく、太さや大きさが均一なもの
●生ひじきの場合
綺麗な色をしていて葉先までピンとしているもの
冬の寒さが厳しいほどひじきはおいしくなると言われています。凍える冬を越えた春には、ぜひおいしいひじきを召し上がれ♪
ひじきの保存方法
●乾燥ひじきの場合
直射日光を避けて冷暗所で保管しましょう。湿気が多い場合は野菜室や冷蔵庫で保管。※湿気が苦手なので注意
未開封の時は、直射日光を避け冷暗所で保管。開封後は湿気の多い環境を避けて、野菜室や冷蔵庫で保管しましょう。湿気が苦手なのでご注意を!
●生ひじきの場合
水気を切って冷蔵庫で保管。1~2日以内に使いきりましょう!
●調理済みのひじきの場合
粗熱を取り、密封袋や容器に入れて冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。冷凍ストックしておくともう一品欲しい時などに便利です♪
気の利く栄養ポイント
ひじきにはカルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、葉酸、食物繊維などが含まれています。骨や歯を丈夫にし、筋肉を動かす役割がある「カルシウム」、血圧上昇を抑え、体液のバランスを保つ働きをする「カリウム」、骨や歯の形成を助け、エネルギー代謝や筋肉と血圧などの正常な働きを支える役割がある「マグネシウム」をはじめ、鉄、食物繊維など日本人に不足しがちな栄養素を含んでいます。日々の食事にひじきを取り入れたいですね♡
苦手克服のコツ
「ひじき」が苦手なお子さんには、水で戻したひじき(生ひじき)をごま油で炒めると食べやすくなります。味の染み込みが良くなるので煮物にする時もおすすめの下処理です。それでも苦手な時はひじきを5~6分ほど下茹でしてから炒めると、更に食べやすくなりますよ〜♡
ひじきの見た目が鹿の短い尻尾に似ているからこの漢字になったそうです。漢字だけ見ると野菜を思い浮かべちゃいますね♡
profile
嘉村健志(かむらけんし)さん
管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、福岡市と山口市で初心者向け料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
http://neowing-ht.com/
〈Instagram〉
https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja
