けんちゃん先生のたべもの知恵袋[のり]
管理栄養士のけんちゃん先生こと嘉村健志(かむらけんし)さんが、食べ物の豆知識を教えてくれる「たべもの知恵袋」。今回は「のり」についてあれこれ聞いてみました。それでは、けんちゃん先生お願いしま~す!
はいは~い!
みなさん、こんにちは~♪ 前回のたべもの知恵袋「そば」編、参考になりました~? 見てない方は、こちらからチェック♡ さて、今回は…
のりの旬は11月終わりから3月の寒い時期。海水温が18℃以下になるとおいしいのりが採れると言われています。九州だと、のりの名産地、有明海が有名ですよね〜♡
今回は、そんなのりの豆知識をた~っぷりお伝えします。
おいしいのりの見分け方
のりの色艶が良くて厚みがあるもの、また、緑がかったのりよりも濃い黒色ののりの方がうまみが強いと言われます。
最も早く収穫される「一番摘み」ののりは、香りや甘みが強く柔らかい口どけが楽しめます。「一番摘み」「一番のり」と商品パッケージに書いていると思うので、選ぶ際の参考にしてみてくださいね♡
どうしてのりには表裏ができる?
のりにはツルツルとした面とザラザラとした面がありますよね。これは、生のりからのりを作る工程で、“すのこ”に触れていた面がザラザラとした手触りになるようです。
巻き寿司などを作る際は、ご飯がくっつきやすいザラザラとした面にご飯や酢飯をのせましょうね〜!ツルツルな面を表にした方が見た目も歯触りも良いですよ♡
のりは栄養豊富でうまみもギュッと
のりは重量の40%以上がたんぱく質、30%以上が食物繊維という栄養豊富な食材です。他にもカルシウムやビタミンC、DHAやEPAといった多価不飽和脂肪酸などなど、さまざまな栄養素を含んでいます。
また、「畑の肉」は大豆ですが、のりは「海の肉」と言われるほどたんぱく質がとっても豊富♪ 意外かもしれませんが、のりと牛乳を同じ量で比べると、のりの方が多くカルシウムを含んでいるんですよ〜!
さらにのりには昆布などに含まれるグルタミン酸や動物性のうまみであるイノシン酸、きのこ類に含まれるグアニル酸などがギュッと詰まっています!
うまみ成分は2種類以上が合わさることによって相乗効果でうまみが強まるんです♡ だからのりを料理に加えるだけでおいしくなるんですよね〜!うまみが大集合〜♪
のりの保存方法
のりは湿気と高温が大敵なので、すぐに食べるなら缶などに入れて常温保存がおすすめ!長期保存したいときは冷蔵ではなく、冷凍保存しましょう。
のりを炙るとうまみと香りがアップ
のりを軽く炙ることでのりの細胞膜が壊れてうまみや香りが引き出され、おいしさを感じやすくなると言われています。少し古くなったのりも炙ることで湿気が飛んでパリパリになりますよ。
コンロで炙る際は、弱火にしてのりに火が点かないようにササっと炙る感じでやってみてくださいね♪ おうちのコンロがIHの場合はガスカセットコンロやライターなどで加熱しましょう!
湿気ったのりのアレンジ術
上記のようにのりを炙ってパリッと感を復活させるのも一つの手ですが、料理の名脇役として使うのもおすすめですよ。
肉や魚の切り身、切り餅などに焼きのりを巻いて焼いたり揚げたりすると、 のりに含まれる数種類のうまみ成分のおかげでおいしさ倍増!
味付けはシンプルに塩こしょうだけでも良いですし、照り焼きにしたり、トマトソースをかけたりするなど、お好みで召し上がれ〜♪
お酒のおともに、のり!
お酒に含まれるアルコールは肝臓で代謝(分解)されます。のりにはアルコール代謝を支えるたんぱく質や、肝臓の働きを助けると言われるタウリンが含まれています。お酒を飲む際は、おつまみでのりを食べるようにしてみてくださいね♪
おうちで簡単! 韓国のり
おうちにある焼きのりで韓国のりが簡単にできちゃいますよ!のりにごま油を軽く塗り、塩や炒りごまをまぶして電子レンジ(600W)で10〜20秒ほど加熱したら完成〜🎵
profile
嘉村健志(かむらけんし)さん
管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、福岡市と山口市で初心者向け料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
http://neowing-ht.com/
〈Instagram〉
https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja
