親子で学ぼう!平和クイズ②
今年の8月15日で終戦から77年を迎えます。今回も、戦争にまつわるクイズを出題。お子さんと一緒にクイズを解きながら、戦争と平和について考えてみませんか?
Q1.日本政府の「非核三原則」は、核兵器を「持たず」、「作らず」、もう一つは何でしょうか?
① 持ち込ませず
② なくす
③ 少なくする
A. ① 持ち込ませず
日本政府の非核三原則は、「核兵器を持たない」、「核兵器を作らない」、「核兵器を(ほかの国から日本国内へ)持ち込ませない」の3つです。
Q2.福岡県筑前町立大刀洗平和記念館には世界で唯一の展示品があります。それは何でしょうか?
① 零戦三二型飛行機の実物
② 戦艦大和
③ B29 爆撃機
A. ① 零戦三二型飛行機の実物
正式名称は「零式艦上戦闘機三二型」。零戦飛行機は終戦まで日本海軍の主力戦闘機でしたが、大戦末期には特攻機として敵の艦隊に突撃する目的で使われました。大刀洗飛行場は特攻隊の中継基地として、数多くの若き特攻隊員たちの出撃を見送った場所です。
Q3.長崎に原爆が投下されたとき、強烈な爆風が起こり、地面の温度は焼けるような熱さでした。風速と地面温度はどのくらいだったでしょう。
① 100m/秒で約500℃
② 250m/秒で約1000℃
③ 440m/秒で約3000℃
A. ③ 440m/秒で約3000℃
爆心地での爆風は秒速およそ440mと言われ、非常に強い台風が秒速44m以上とされているので、その10倍もの爆風があったことになります。また、爆発と同時に火球が発生し、地面温度がおよそ3000~4000℃に到達。太陽の表面温度が約6000℃と言われていますので、まるで太陽が落ちてきたような熱さでした。
Q4.原子爆弾の最大の特徴は何でしょう?
① 雷が出る
② 放射線が出る
③ 毒ガスが出る
A. ② 放射線が出る
放射線は目に見えず熱さもないのですが、多量に浴びると人体に強い影響があります。浴びた直後に症状が出た人もいましたが、数年後に病気にかかる人も多くいました。
Q5.長崎市の平和公園にある、平和祈念像のポーズ。空を指さす右手は何を意味しているでしょう?
① 太陽のまぶしさ
② 原爆の恐ろしさ
③ 空の青さ
A. ② 原爆の恐ろしさ
長崎市民の平和への願いを象徴する青銅製の平和祈念像。制作者の彫刻家、北村西望(きたむらせいぼう)氏はこの像を神の愛と仏の慈悲を象徴とし、天をさした右手は“原爆の脅威”を、水平に伸ばした左手は“平和”を、軽く閉じたまぶたは“原爆犠牲者の冥福を祈る”という想いが込められています。
出典/(一社)長崎県観光連盟
Q6.世界中に核兵器として使用できる核弾頭は、およそどれくらいあるでしょうか?(2022年6月1日現在)
① 約760発
② 約7250発
③ 約1万2720発
A. ③ 約1万2720発
世界中に核兵器として使用できる核弾頭は約1万2720発あると言われています。しかし核兵器保有国は、どんな種類をどれくらい持っているかを他国に知られないようにしているので正確な実態はわかっていません。
もっと知って学ぼう!平和クイズ
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被爆体験証言集「つたえてください あしたへ……」
終戦から77年。原爆の、そして戦争の傷跡は、人々の心に今も深く刻まれています。
もう二度とあの悲劇を繰り返さないために、エフコープは、次の世代を担う子どもたちへ、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えるさまざまなとりくみを行っています。
なかでも、被爆体験者の貴重な証言を直接聞いて書き残す聞き書き活動では、これまでに270名を超える被爆体験者の貴重な証言を、被爆体験証言集「つたえてください あしたへ……」に残してきました。
私たちのくらしの中にある、何気ない毎日。その土台あるのは「平和」です。
今日一日は、お子さんと一緒に平和の大切さや尊さに思いを馳せてみませんか?
◎ 被爆体験証言集「つたえてください あしたへ……」
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