平和と戦争。その違いは何かをシンプルに問いかける『へいわとせんそう』

「へいわのボク」と「せんそうのボク」。

「へいわのワタシ」と「せんそうのワタシ」。

「へいわのまち」と「せんそうのまち」。

「みかたのかお」と「てきのかお」。

詩人・谷川俊太郎が綴るたった一行の言葉と、イラストレーター・Noritakeのイラストで描く、平和と戦争の世界。シンプルであるがゆえに心に深く突き刺さり、平和とは何かを、改めて考えさせられます。

「へいわ」の日常が、「せんそう」になったとき…
そして、読み進めるうちに気付かされる、一つの真実。
それは、平和も戦争も、同じ「人」によって生み出されるものだ、ということ。

小学校低学年のお子さんでも読みやすい絵本でありながら、大人が読んでもしっかりとした読後感を味わうことができる「へいわとせんそう」。
お子さんと一緒に、ぜひ読んでもらいたい一冊です。

『へいわとせんそう』
著者：文 谷川俊太郎、絵 Noritake
出版社：ブロンズ新社

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