【大木町】もぎとり体験と健康応援ビュッフェが名物!きのこ尽くしの「道の駅おおき」へ

【大木町】もぎとり体験と健康応援ビュッフェが名物!きのこ尽くしの「道の駅おおき」へ

“西日本一のきのこの産地”として知られる福岡県三潴(みずま)郡大木町。町の中央にある「道の駅おおき」では、たくさんのきのこ&きのこグルメに出会えますよ♪ 好きなきのこを選んで自分で収穫することができる「もぎとり体験」(有料)のほか、健康応援ビュッフェ「くるるん」でのランチや芝生公園の動物たちの見学、気になる「黄昏(たそがれ)きの子」めぐりなど、ここならではの体験もいっぱい。チアちゃん・デイズくんと一緒にレポートします!
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【目次】
●きのこだらけの「道の駅おおき」
●名物「きのこもぎとり体験」って?
●ビュッフェもきのこ・きのこ・きのこ
●きのこ&地元食材ジェラートも!
●うさぎやヤギに会いに行こう
●「ママと赤ちゃんの部屋」でひと休み
●農園での収穫体験やイベントも
●「黄昏きの子」をめぐるおさんぽへ

きのこだらけの「道の駅おおき」

田園とクリーク(水路)に囲まれたのどかなロケーションの「道の駅おおき」。“きのこの道の駅”として知られ、平日・休日を問わず朝からたくさんの人でにぎわっています。

産直館「くるるん夢市場」には、“大木ブランド”を中心とした農産品や食品がズラリ。

中でも目を引くのは、きのこ! おなじみのしめじやえのきだけ、しいたけなどからほかでは見たことがない珍しいきのこまで、種類豊富にそろっていますよ。

「焼エリンギ」や「えのきクッキー」など、大木町らしいきのこの加工品も。

冷凍あまおうもありました!

春・夏はアスパラ、秋はヒシの実もおすすめ。いずれも大木町の特産品です。ほか、茶やイグサ製品、木工品など、筑後一円の名産もそろう、眺めているだけでも楽しい空間です。

名物「きのこもぎとり体験」って?

くるるん夢市場内でひときわ気になる「きのこもぎとり体験」の表示。中を覗くと、きのこがニョキニョキと生えた栽培ポッドが棚いっぱいに並んでいます。

こちらでは、収穫前のきのこを購入して、自分でもぎとることができるんです!

入場料は無料なので、左側にある入口から入って、自由に見学することもできますよ。もぎとり体験をしたい人は、カゴを持って入室しましょう。

室内はきのこの生育に適した温度・湿度に調整されていて、入った途端に、ひんやり冷たい空気と、きのこの香りに包まれます。

並んでいるきのこは、工場からそのまま収穫せずに運ばれてきたもの。普段、見る機会のないきのこ栽培の様子を見られるだけでも、ワクワクしますね♪

もぎとり体験ができるきのこは、ぶなしめじ(120円)、えのきだけ(190円)、エリンギ(120円)、博多すぎたけ(130円)の4種。どれもスーパーなどに並んでいるものの1パック分よりもボリュームがあるので、お得感があり、何より新鮮!

博多すぎたけ

博多すぎたけは、正式名を「ヌメリスギダケ」という珍しいきのこ。カサのぬめりと歯ごたえがある独特の食感、豊かな味わいで知られ、きのこ愛好家の間で人気を博していたのだそうです。

限られた時期にしか採れない希少な存在だった博多すぎたけが栽培されているのは、全国でも大木町だけなのだそうですよ。

好きなきのこを選んだら、ポットのまま買い物かごに入れていきましょう。同じ種類のきのこでもポットごとに太さや本数が全く異なり、選ぶのも楽しい時間です。

選び終えたら部屋を出て、レジでお会計後、いよいよもぎとりです!

まず、逆さにしたレジ袋できのこを覆います。続いてレジ袋ごしにきのこの軸の下あたりを指でキュッと締めると、簡単にもぐことができます。もげたらレジ袋をくるんとひっくり返せばOK!

いしづきのある、おなじみの姿になりました! 収穫したてで、まさに新鮮そのもの。きのこが苦手なお子さんでも、自分でもぎとったものには興味を持ってくれるかもしれませんね。

なお、人気が高い博多すぎだけは、早めになくなってしまうこともあるそう。食べてみたい!という人は、あらかじめ電話で取り置きを依頼しておくといいですよ。

ビュッフェもきのこ・きのこ・きのこ

くるるん夢市場の隣には、健康地域応援レストラン「デリ&ビュッフェ くるるん」があります。

開店前には、順番待ちの名簿の前に行列ができていることも多い人気店です。

明るい店内には、近隣で採れた旬の食材にこだわる約50種類もの料理が所狭しと並びます。きのこと野菜がたっぷり使われてるものばかりで、どれもおいしそう!

社長の松藤さんによると「そんなに凝ったものを出しているわけではないんですよ。どれも、当たり前の味付けで手作りするシンプルなお惣菜です」とのこと。

イチオシは「ころころエリンギ」。甘辛で、肉厚のエリンギのプリッとした食感がたまりません!

きのこの里ならではの「エノキ麺」は、ゆでたえのきだけをうどん麺とつゆでいただくアイデア料理。

子どもたちが大好きなカレーや揚げものはもちろん、健康ジュースもありますよ。さらにソフトクリームやケーキ、チョコレートフォンデュなどのスイーツも豊富に用意されています。

きのこなどを自由にトッピングして専用の窯で焼くことができるピザもありました!

いろんな料理が少しずつ食べられるきのこ尽くしのランチは、健康にも美容にもいいこと間違いなしです!

なお、汁物も含め、どの料理もお惣菜として持ち帰ることができます。100グラム250円一律での量り売りなので好きなものをあれこれと詰めて持ち帰り、夕食の一品にする人も多いそうです。

中パックに詰めたお惣菜の例

パック代は別で、小パックと中パックが各10円、仕切りパックが50円です。持参したマイ容器に詰めるることもできますよ。

きのこ&地元食材ジェラートも!

くるるん夢市場にある「アフロディーテ」は、幅広い世代に人気のジェラートショップ。

バニラやチョコミントといった定番に加えて「山川みかん」「あまおういちご」など、近隣の食材を使ったジェラートもラインナップし、冷凍ショーケースを眺めるだけでもワクワクしてしまいます! 季節によっては柿やいちじくなども登場するそうです。

大木産あまおうをふんだんに使う「あまおういちご」

どのジェラートもシングルが570円、ダブルが670円。ほか、キッズやシニア用に350円の小さめサイズも準備されています。

「一輪のバラ」にはシックな竹墨コーンを使用

注目は、まるでお花のようなアレンジの「一輪のバラ」! オーダーすると、目の前で作ってもらえますよ。

星野村の抹茶を使う「抹茶」と「えのきのり佃煮」の一輪のバラ

くるるん夢市場で人気の「えのきのり佃煮」を使ったジェラートは、甘さの奥にビターな風味を感じるハマるおいしさ! “追い佃煮”をしながら食べることができます。

うさぎやヤギに会いに行こう

くるるん夢市場前には、体を使って思いっきり遊べる「芝生広場」があります。周辺にはベンチもあり、購入したお弁当やおやつをここで食べるのも良さそう。

小さい子が楽しめる遊具も設置されています。その向こうには、なにやら人だかりが。近づいてみると…

うさぎとヤギに出会えました!

以前実施されていた「エサやり体験」は現在中止していますが、いずれ再開される予定とのこと。ふれあえる日が待ち遠しいですね。

芝生広場には夏になると、有料のプールゾーン「キディパーク」も登場します。プールのオープン情報は公式サイトで確認してくださいね。

「ママと赤ちゃんの部屋」でひと休み

もちろんパパもご自由に!

敷地を探検していると「ママと赤ちゃんの部屋」と書かれたスペースを発見。

中は木材がふんだんに使われた落ち着ける空間。いぐさ製の置き畳が敷かれた小上がりもあり、居心地のよさはバツグンです。

絵本が並ぶ本棚も設置

利用は無料で、制限時間もなく好きなだけ滞在できるので、真夏や真冬、天候がわるかったりする日のおでかけにも活用できますよ。

授乳室は女性専用

調乳用のお湯やシンクも準備された、広々とした鍵つきの授乳室もあり、周囲に気兼ねなく授乳することができます。

さらに、通路を挟んで向かい側にある「インフォメーションセンター」も利用価値大のスポット。

インフォメーションセンター

自由に押せる道の駅スタンプや近隣の観光パンフレットなどが用意されるほか、木の手ざわりが気持ちいバランスおもちゃ「コメツミ」で遊ぶこともできますよ。

上手に積むのが大人でもなかなか難しく、つい、もう一回、もう一回とチャレンジしてしまい盛り上がります! 現物は、くるるん夢市場でも販売されています。

農園での収穫体験やイベントも

収穫を待つ黒枝豆畑

道の駅おおき敷地内にある「くるるん農園」では、農業体験もたびたび実施。季節ごとに、キャベツ、スイートコーン、黒枝豆、ジャガイモなどの植え付けや収穫イベントが企画されています。詳しいイベント情報は、公式サイトで確認してくださいね。

また、夏に登場する「じゃぶじゃぶ池」や、隣接する「おおき循環センターくるるん」(見学自由、9:00〜17:00)など、ほかにも遊びのスポットは盛りだくさん!

じゃぶじゃぶ池と見晴らしのいい「約束の丘」

おおき循環センターくるるんの斜面を利用して草スキーもできるそうです。

草スキー用具は要持参。角度が急なので必ず大人が見守りを

電源付きのRVパークやトレーラーハウス「住箱(じゅうばこ)」を利用すれば、泊まりで楽しむこともできちゃいます。

住箱(要予約)

「黄昏きの子」をめぐるおさんぽへ

最後に、道の駅おおきに深〜い縁がある、大木町の人気者をご紹介。
それが、芝生広場とくるるん農園とをつなぐ橋の上で黄昏れているこの子、

道の駅の黄昏きの子

「黄昏(たそがれ)きの子」です!

クリークを見つめながら、どんなもの思いにふけっているのでしょうか。想像がかき立てられますね…!

この黄昏きの子、町内に全部で3体存在していて、それぞれの持ち場で黄昏れています。ほかの2体も徒歩圏内にいるので、おさんぽがてら会いに行くのもおすすめです!

まず、道の駅おおきから歩いて15分ほどのクリーク端でポーズを決めているのが、“プリけつの黄昏きの子”の名前で知られる小ぶりの子。

きのこを持って、何してるんですか?

確かにお尻がプリプリです

もう一体が、八丁牟田天満神社の境内で釣りをしている子です。

きのこをエサに何かを釣ろうとしていますね。エサ袋の中にも、きのこがキッシリです。

撮影時には、しめ縄でおしゃれしていました

黄昏きの子たちは西鉄八丁牟田駅から道の駅への経路沿いにいるので、駅から徒歩で向かう場合は“釣りをしている黄昏きの子”→“プリけつの黄昏きの子”の順番で見物すると、スムーズに道の駅にたどり着くことができますよ。車で黄昏きの子めぐりをする際には道の駅に停めて向かってくださいね。

黄昏きの子たちを含め、まるっと大木町の魅力を堪能できる道の駅おおき、ぜひ訪れてみてみてはいかがでしょう。

エフコープの産直きのこも大木町産!

エフコープの産直品「ぶなしめじ」と「えのきだけ」は大木町産のもの。 毎週注文する組合員も多い、人気の産直品です!

「道の駅おおき」の詳細・アクセス

施設情報

道の駅おおき

道の駅おおき

福岡県三潴郡大木町横溝1331-1
電話:0944-75-2150
営業時間:9:00〜18:00
休館日:なし
駐車場/普通車175台(無料)

●デリ&ビュッフェ くるるん
電話:0944-75-2151
営業時間:11:00〜15:00(オーダーストップ14:00)
定休日:第一水曜、年末年始
料金:大人2000円、シニア(70歳以上)1700円、小学生1200円、幼児(3歳以上)700円、3歳未満無料

●アフロディーテ
不定期営業(基本的に月、火曜が休)
営業時間:11:00〜17:00


●「道の駅おおき」ホームページはこちら
https://ookimichieki.com/

※情報は2025年11月時点のものです。

✔︎こどもとお出かけDATA(道の駅おおき)
◎多目的トイレ/あり
◎おむつ替えシート/あり
◎売店/あり
◎飲食店/あり
◎授乳室/あり
◎ベビールーム/あり
◎ベビーカー貸し出し/なし
◎コインロッカー/なし