【北九州市若松区】「響灘緑地(グリーンパーク)」は、世界最長ブランコなど見どころありすぎて1日じゃ遊び尽くせない!

【北九州市若松区】「響灘緑地(グリーンパーク)」は、世界最長ブランコなど見どころありすぎて1日じゃ遊び尽くせない!

ニッキー親⼦の福岡あちこち探訪記②


北九州市若松区にある市立「響灘緑地(グリーンパーク)」は、北部九州エリアきっての大型公園。ギネス世界記録™に認定された100人乗りの「世界最長のブランコ」を筆頭に、4ヘクタールの広大な「大芝生広場」、熱帯の動植物の生態が観察できる「熱帯生態園」など数々の人気施設が集結し、ちびっこたちをトリコにする魅力がいっぱいです。
今回は、小学生の娘2人を持つニッキー一家がこちらで過ごしたある1日の様子をレポートします。

季節や天気に関わらず楽しめる「熱帯生態園」

「響灘緑地(グリーンパーク)」は、1992年に開園した北九州市最大の有料公園。2カ所ある駐車場のうち、今回は湖畔の南ゲートから入りました。
駐車場からゲートまでも結構歩きますし 、園内はかなり広いので幼児連れはベビーカー必須かな(1日100円でレンタルもあり)。とは言え移動するだけでヘトヘトになるようなメガ公園ではないので、親も気負わず気軽に出かけられます。

入園すると目の前に4ヘクタールの大芝生広場が。この日はあいにく小雨混じりの天気でしたが、大勢の家族連れが小さなテントの下でくつろいでいました。

まずはお目当てのひとつ、ガラス張りの外観がひときわ目を引く「熱帯生態園」(矢印)をめざします。

入場料別途(大人350円、小・中学生200円、幼児無料)

内部はこんな雰囲気。カラフルな熱帯植物や、珍しい生き物たちの生態を間近で観察することができます。園内はさぞ蒸し蒸しするのかと思いきや、真夏日の気候に慣れた身には、意外に心地よい室温に感じられました。暑い日にも寒い日にも快適に見学できそうです。

あっ!コツメカワウソがいますよ!動物好きの次女は早速テンションが急上昇していました。

生き物は哺乳類だけでなく魚類、鳥類、爬虫類、昆虫などほかにもいろいろ。特に日本最大級の蝶「オオゴマダラ」は数が多く、館内のあちこちをひらひらと舞っていて、虫が苦手な次女を恐怖のどん底に突き落としていました。もちろん、虫好きの子にはパラダイスかと思います!

左上から時計回りにオニオオハシ、フトアゴヒゲトカゲ 、オオゴマダラ、カピバラ

熱帯生態園、予想を上回る楽しさでした。有料なので入るかどうか迷う方もいらっしゃると思いますが、イチオシです。

ついで、熱帯生態園に隣接する「第2温室」と「第3温室」(入室無料)も見学しました。第3温室では、卵→幼虫→さなぎ→成虫と、さまざまな成長段階にあるオオゴマダラを見学することができ、生命の神秘やさなぎの美しさに魅了されます。
子どもにこそ見せたいのに、ウチの子らは怖かったようでチラ見しただけで逃亡していきました…。

当日さなぎから出て来たというオオゴマダラたち。SF映画のワンシーンのよう

AgrizmCafeのジェラート(チョコ)400円

ここでちょっとカフェ休憩。地元産の食材を使った料理が人気のおしゃれな園内カフェ「AgrizmCafe(アグリズムカフェ)」のテラスでジェラートやコーヒーをいただきました。甘さ控えめでいて濃厚、おいしかったです!

世界最長の巨大ブランコを漕ぎまくる!

この構造体も、古典SFに出てくる宇宙コロニーみたいで好き

さて次は、今年の5月に完成した新スポット、円周163.35mのサークルに100台のブランコが設置される巨大ブランコへ。ここは長さ世界一ということで、正式にギネス世界記録™にも認定されています。

規模だけで勝負しているわけではなく、チェア型で左右との距離が広い「ユニバーサルブランコ」があったり、幼児のためにチェーンが短くなっている台があったりと、乗る人への心配りも光ります。

なんせ100台あるので、土日でも並ばずに乗れるのはありがたい。円形なので場所によって見える景色が違い、長時間、飽きずに楽しめました。

試しに私も乗りましたが、( お尻が大きすぎたのか)子ども用だからか腰がキリキリ痛く、早々に断念。ですが久しぶりに乗るブランコは気分爽快でした!

ランチは野外でBBQ。手ぶらでラクチン!

1人分の肉。中学生以上2300円、小学生1200円/120分。取り分けの幼児は無料(※BBQは2日前までに要予約)

お昼は、予約をしていた園内の「A Terrace&BBQ(エーテラス&バーベキュー)」でBBQ♪ 大芝生広場の脇に並ぶシェードで、野外パーティ気分が味わえます。牛、豚、鶏と、地元産を中心とした新鮮な野菜のホイル焼きにおにぎりまで付いてきます。

BBQがメインの目的の場合は北ゲートから入場すると近いです

ここでは紙皿や割り箸はもちろん、塩胡椒、タレの用意から火起こし、ゴミ出しまでスタッフの方にお任せの手ぶらBBQが叶います。
面倒な準備も片付けも不要で、重い荷物を持ち歩く必要もナシ。こんなに快適にBBQが楽しめていいの?万歳!

子どもが飽きてしまっても、芝生で遊ばせられるから幼児連れでも多少はゆっくりできるところも、オススメです。

「A Terrace&BBQ(エーテラス&バーベキュー)」のタピオカ(ピーチサイダー、500円)。9月までの限定メニュー(予定)

1人500円プラスすれば持ち込みもOK。なお、「A Terrace&BBQ(エーテラス&バーベキュー)」店内で買ったものは自由に飲食可能です。

1日では遊びきれない充実の設備とイベント

とにかく広い「響灘緑地(グリーンパーク)」には、ほかにも楽しみが盛りだくさん。「冒険の森」を中心に遊具やアスレチックも充実していて、小学生のうちの子も、釘付けになっていました。

そしてなんと!大ブランコの近くで、巨大な新遊具の建設も進んでいました。かなり規模が大きく、骨組みだけでも圧倒されます。

聞けばこれは「空中冒険遊具 あみ〜ご!」という大型ネット・アスレチック遊具で、西日本では初登場だそう。完成予定は10月だとか。 有料(1人500円/30分)で土日祝日のみ運営予定だそうです。完成が楽しみ!

「ヤギ&ポニーショー」。ヤギやポニーがこんなに芸達者だなんて

園内ではほかにも週末を中心にさまざまなワークショップやイベントが開催されているので、事前にHP等で開催日時をチェックしておくといいかも知れません。

ひびき動物ワールドは入園料別途(一般300円、小・中学生150円、幼児無料)

南ゲートから入ってすぐの場所には、4種類のカンガルーやワラビー250頭が迎えてくれる「ひびき動物ワールド」も。「ふれあい広場」ではカンガルーにタッチすることもできます(10:00~12:00、13:00~16:00)。

うちの子はビビって、寝そべるカンガルーの背中にしかタッチできませんでしたが、キャッキャはしゃいで楽しんでいました。

おもしろ自転車1人300円/30分。後ろはサイクルボート3人乗り1艇1000円/20分(ともに土日祝日のみ)

そして、下の子が一番「行きたい行きたい!」と願っていた「おもしろ自転車」も無事に楽しむことができました! コーヒーカップ自転車や手漕ぎ自転車など24種類のおもしろ自転車が並ぶ、ちびっこにとっては夢のような場所です。制限時間内ならどの自転車にも乗り放題なので、いろんな自転車に挑戦できます。

おもしろ自転車のそばにあるサイクリングターミナルでは自転車の貸し出しもあり(300円、小学生以下150円/2時間)、サイクリングも楽しめます。

サイクリングターミナルは南駐車場のすぐそば。最後にぜひ挑戦したかったのですが、今回は時間と体力が尽きてしまっていたので、そのまま帰途につきました。ああ残念。

ですが1日では遊びきれない分、何度リピートしても新鮮に楽しめるのも、ここの魅力なのでしょうね。わが家でも帰りの車内で、またすぐ遊びに来たいねという話で盛り上がるほど、大満足の1日が過ごせました!
次は、県内最大級のバラ園が秋の見頃を迎える10月に、また個人的にお邪魔したいと計画しています。

⼦どもとお出かけDATA

◎⼦どもトイレ/あり
◎おむつ替えシート/あり
◎授乳室/あり
◎売店/あり ※季節限定
◎飲⾷店/あり
◎ベビーカー貸し出し/あり(有料)
◎車いす貸し出し/あり

管理事務所が入る建物に自由に使用できる授乳室あり


響灘緑地(グリーンパーク)

福岡県北九州市若松区大字竹並1006
TEL:093-741-5545
開園時間/9:00~17:00(イベント開催日等、開園時間を延長する場合)
定休日/火曜日(12月27日〜1月1日、1月第2週の平日に2日間の休みあり)
料金/⼊園料 ⼤⼈150円、⼩・中学⽣70円、幼児無料
ほか園内に有料施設あり
無料開園日/5月4日(みどりの日)、5月5日(こどもの日)、9月の第3月曜日(敬老の日)、10月の第3日曜日
※10月の第3日曜日のみ、グリーンパーク入園、熱帯生態園、ひびき動物ワールドも入園無料です。
アクセス/北九州都市高速黒崎ICより約25分
駐車場/あり(有料・普通車1日300円)
★詳細については、公式ホームページをご覧ください。

※この情報は2019年9月時点のものです

profile

福岡市在住の四十路フリーランスライター。娘のぴーちゃん(小学5年生・長女)、テイ子(小学2年生・次女)と共に福岡県のあちらこちらに足を運び、現地の様子を感じたままにレポートします。