【虫歯の予防】子どもに歯磨きをするときのコツを教えてください

【虫歯の予防】子どもに歯磨きをするときのコツを教えてください


子どもに歯磨きをする際、口が小さくて磨きにくいのですが、どのようにブラッシングをすれば磨き残しが少なくなりますか?また、子どもが歯磨きを嫌がったときはどうしたらいいですか?


毛先を歯と歯茎の間にやさしく当てながら磨きましょう

歯ブラシはえんぴつと同じような持ち方が基本です。毛先が歯と歯茎の間に当たるように意識しながら、力を入れずにやさしく磨いてあげます。ポイントは横磨き。歯ブラシを左右に小刻みに動かします。以前は縦磨きが推奨されていましたが、汚れが落ちにくいことから、現在は横磨きが正しいとされています。

奥歯はまず上から磨いて、歯の内側も斜め45度の角度で磨きます。まだ口が小さい乳幼児は、頰の内側が邪魔して磨きにくいと思います。親御さんが口の中に指を入れて頰の肉を押し上げるようにして、かみ合わせの部分まできちんと磨いてあげてください。乳幼児の前歯は上の歯を中心に。下の歯は歯ブラシを歯の上にかぶせて軽くブラッシングする程度で構いません。

お子さんが歯磨きを嫌がる時は、虫歯になりやすい部分を集中的に短時間で磨いてあげましょう。リラックスして話をしたり、歌を歌ってあげたりしながら磨いてあげるのも良いと思います。

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二木昌人(ふたつき・まさと)さん

二木昌人(ふたつき・まさと)さん

ふたつき子ども歯科院長・歯学博士。九州大学病院小児歯科講師、ニューヨーク大学小児歯科客員講師、福岡県立糟屋新光園(肢体不自由児施設)非常勤歯科医師などを経て、ふたつき子ども歯科を開院。テレビ西日本の子育て情報番組「はぐはぐ」に出演中。

・ふたつき子ども歯科
 http://fc-dental.jp.net/index.html