【虫歯の予防】虫歯予防に適した歯ブラシと歯磨き粉の種類とは?
子ども用の歯ブラシと歯磨き粉。虫歯予防の効果を高めるためにも、ちゃんとしたものを選びたいのですが、お店に行くといろんな種類が売られていて迷ってしまいます。どのようなものを選んだらいいでしょうか。
短毛で高密度の歯ブラシ、フッ素入り歯磨き粉がおすすめです
歯ブラシは、ブラシの毛が短めで密度が高いものを選びましょう。ブラシが歯と歯茎の間に入りこんで汚れを落としますから、毛先は細いほうがいいですね。ブラシの柄の部分は、ある程度しなるほうが磨きやすいです。“音波歯ブラシ”と呼ばれている電動タイプは、磨き方に特別なコツも必要なく、まんべんなく汚れを落としてくれるので、まだ上手に歯磨きができないお子さんにもおすすめです。
歯磨き粉は、フッ素入りが虫歯予防に効果的です。歯学関係の統計でも、フッ素入り歯磨きが普及すると、虫歯の予防率がかなり上がることが証明されています。日本にフッ素が今ほど普及していなかった“昭和”の頃は、3歳児の80%が虫歯になっていましたが、それなりにフッ素が広がった最近では、同年齢で虫歯になる確率は15%程度(※厚労省のデータより)。もちろんフッ素の普及が虫歯減少の原因の全てではありませんが、大きな要因だと考えられます。
歯磨き粉は、フッ素入りが虫歯予防に効果的です。歯学関係の統計でも、フッ素入り歯磨きが普及すると、虫歯の予防率がかなり上がることが証明されています。日本にフッ素が今ほど普及していなかった“昭和”の頃は、3歳児の80%が虫歯になっていましたが、それなりにフッ素が広がった最近では、同年齢で虫歯になる確率は15%程度(※厚労省のデータより)。もちろんフッ素の普及が虫歯減少の原因の全てではありませんが、大きな要因だと考えられます。
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お悩みに答えてくれたのは
profile
二木昌人(ふたつき・まさと)さん
ふたつき子ども歯科院長・歯学博士。九州大学病院小児歯科講師、ニューヨーク大学小児歯科客員講師、福岡県立糟屋新光園(肢体不自由児施設)非常勤歯科医師などを経て、ふたつき子ども歯科を開院。テレビ西日本の子育て情報番組「はぐはぐ」に出演中。
・ふたつき子ども歯科
http://fc-dental.jp.net/index.html