【虫歯の予防】乳幼児の歯磨き、成長に応じた磨き方のコツは?

【虫歯の予防】乳幼児の歯磨き、成長に応じた磨き方のコツは?


わが子に真っ白の小さな歯が生えてきたときの感動が忘れられません。このまま歯の健康を守ってあげたいけれど、ちゃんと歯磨きができているか心配です。乳幼児の成長の段階に応じた歯磨きのポイントを教えてください。


1〜2歳の子は前歯を中心に。フロスも活用しましょう

乳幼児の中でも、1〜2歳の虫歯はほとんどが前歯です。奥歯はまだ生えそろっていませんので、歯磨きは前歯を中心に。時間的にも短くて済むので、お子さんの負担も少なくて効率的です。子ども用のフロスも使って歯間もきちんと磨きましょう。

歯磨き粉の代わりに市販されているフッ素ジェルを使う方法もあります。1〜2歳のお子さんはまだ自分で口をすすぐことが上手にできないので、かえってフッ素が口の中に残りやすく、その点も好都合だとも言えます。

奥歯が生え始めるのは1歳半頃からで、乳歯が全部そろうのは3歳くらいまで。それ以降の時期は、奥歯の虫歯に気を付けましょう。特に奥歯と奥歯の間は要注意。最近は虫歯になる乳幼児は減ってはいますが、その中でも、やはり歯間部分の虫歯は目立つようです。歯ブラシだけでは汚れがとれない箇所ですから、歯と歯の間はフロスでのケアが大切です。

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二木昌人(ふたつき・まさと)さん

二木昌人(ふたつき・まさと)さん

ふたつき子ども歯科院長・歯学博士。九州大学病院小児歯科講師、ニューヨーク大学小児歯科客員講師、福岡県立糟屋新光園(肢体不自由児施設)非常勤歯科医師などを経て、ふたつき子ども歯科を開院。テレビ西日本の子育て情報番組「はぐはぐ」に出演中。

・ふたつき子ども歯科
 http://fc-dental.jp.net/index.html