赤ちゃんが紡ぐ未来を「はじめてばこ」が応援します

赤ちゃんが紡ぐ未来を「はじめてばこ」が応援します

「生まれてきてくれてありがとう」の気持ちを込めて、赤ちゃんとそのご家族に届けられる「はじめてばこ」。2018年にテレビ西日本(以下、TNC)が開局60周年を記念して企画したとりくみです。
エフコープは、この「はじめてばこ」一つひとつに贈り物を詰め、お届けする役割を担っています。新たに担当となったTNCの槌谷志保(つちやしほ/写真左)さんと、エフコープの池昭貴子(いけあきこ/写真右)さんに、それぞれの思いや今後の展望について話を聞きました。

「はじめてばこ」の広がりを実感

「はじめてばこ」には、新しい命に対するたくさんの思いが込められています。


――2020年で3年目を迎える「はじめてばこ」ですが、反響はいかがですか?


槌谷さん:
「年間目標である2万1000件の申込数を初めて達成しそうです。累計お届け数は4万6000個(※2020年9月現在)となり、広まってきた実感が湧いています。
また、『はじめてばこ』に入っているのは協賛企業や団体からの贈り物ですが、協賛したいという声が増えているのもありがたいですね。すでに来年以降の協賛を決めていただいた企業もあるほどです」

池:
「TNCさんのコマーシャルが素晴らしいのはもちろん、お申し込みいただいたみなさまの口コミやSNSへの投稿による認知も広がっていると感じます。実際にお届けに伺うと、ほとんどの方がコマーシャルやSNSを見て応募したとおっしゃいますね」

槌谷さん:
「今年は特に、コロナ禍で在宅時間が増えたことでコマーシャルを目にする機会が増え、ご自宅での楽しみを探している方が多かったのかもしれません。それと、エフコープのスタッフのみなさまがお声掛けをしてくださっているのも認知度が上がった理由だと思います」

池:
「ありがとうございます! 赤ちゃんが生まれるご予定の組合員の方には、スタッフから『はじめてばこ』についてのカードをお渡しするようにしています。また、すべてのスタッフが『はじめてばこ』についての質問にきちんと答えられるように徹底しています。」

新担当としての思い

「はじめてばこ」と同じデザインがラッピングされた専用車。お届けは専任の女性スタッフが担当します。


――それぞれ担当になったときのことを教えてください。


槌谷さん:
「私が担当になったのは2020年の7月です。ご好評いただいている事業ですので、担当できてうれしかった反面、責任も大きくて。
お届けするみなさまはもちろん、エフコープさんをはじめ協賛企業・団体にも喜んでいただくという、いくつものことを同時に叶える必要がありますから。とにかく、みなさまの思いを途切れさせることがないように、という気持ちでした」

池:
「私は2020年の4月から担当になったのですが、その前は『はじめてばこ』の専任スタッフをしていました。お届けする立場を経験して喜ぶ顔に直接出会えたり、そこから絆が生まれたりするうちに、もっとこのとりくみを広げたいという思いが強くなり、志願して担当になりました。
お届けを担うエフコープとしては、TNCさんや他の協賛企業の思いを背負っているので、担当になったからにはしっかりその思いを伝える役割を果たしたいです」

感謝と関心の声が日々の活力に

「はじめてばこ」の中身はこんなに盛りだくさん! 開けるのが楽しみですね。
※時季によりお届けする中身は異なります。


――
池さんが実際にお届けして印象に残っている出来事はありますか?

池:
「エフコープでは『はじめてばこ』をお届けした方の中から希望者に、後日プレゼントをお渡ししているのですが、二度目の訪問をしたところ、〝池さんに来ていただけてうれしかったです〟というお手紙をくださって。
ほんの短い時間でも、直接会ってお話しすることでこんなに喜んでもらえるのかと感動したのを覚えています。
子育ての悩みや辛さを1人で抱える方も多い中、『はじめてばこ』をきっかけにご縁がつながり、少しでもお役に立てることが、私自身の活力にもなりました」

槌谷さん:
「そういうお話を聞けてとてもうれしいです!『はじめてばこ』の認知度が上がり始めてからは、他県の自治体からの問い合わせで高い評価を得ることもあり、改めて良いとりくみだと感じますね。
しかし、お届けした方から〝欲しいものが入っていなかった〟という声をいただくことも。
今後、中身のさらなる充実を図ると同時に、本来の目的である「福岡に生まれてきてくれてありがとう」という思いがきちんと伝わるよう、しっかりと情報を発信していかなければと思っています」

箱にも中身にも「おめでとう!」の思いを込めて

槌谷さんのお気に入り、てんタマくんのカーサイン。「私も欲しいくらいかわいいです!」

エフコープからは身長計をプレゼント。「150cmまで測れますよ!」


――中身が大変バラエティに富んでいて驚きましたが、どのように使ってほしいですか?


槌谷さん:
「TNCのお天気キャラクター・てんタマくんのカーサインがすごくかわいいので、ぜひ車に貼っていただきたいなと思います。実際に使われている方をまだお見かけしたことがないので、早く遭遇してみたいです(笑)」

池:
「中身はもちろんですが、箱が本当にかわいい! よく見ると福岡の名物や名所が隠れているところも素晴らしいと思います。Instagramにもたくさん写真が投稿されていて、うれしい限りですね。グッドデザイン賞を受賞した素敵な箱なので、ぜひお子さんの成長記録や思い出を詰めていただき、タイムカプセルのように使ってほしいです!」

孤独や悩みに寄り添い、つないでいく存在に

コロナ禍でもできることをやっていきたいと話すお二人。


――これからの展望をお聞かせください。


槌谷さん:
「協賛企業・団体をもっと増やし、よりみなさまに喜んでいただけるとりくみにしていきたいです。また、今年はコロナ禍でイベントをまったく開催できずにいるので、オンラインでのイベントも検討したいですね。
『はじめてばこ』は物理的な支援という側面もありますが、子育ての悩みへの精神的な支援も求められていると感じています。子育ての中で孤独感を抱える親どうしが交流する場を提供できればというのが、今後の目標です」

池:
「お届け先のみなさまからのアンケートでも、離乳食イベントや、同じ月齢のお子さんどうしのママ会を開催してほしいというお声をいくつも見ました。私もそういう声を無駄にしたくないという気持ちです。
『はじめてばこ』を通じて子育て中の方お一人おひとりをつないでいくために、エフコープとしてできることをしっかり見つけていきます」


たくさんの人、そして企業からの祝福が詰まった「はじめてばこ」。福岡の未来を担うたくさんの物語が、ここから紡がれることでしょう。
これからもエフコープは、「福岡に生まれてきてくれてありがとう」の気持ちを「はじめてばこ」とともにお届けします。まだ、応募していない方や身近に赤ちゃんが生まれた方がいらっしゃったら、ぜひお知らせください。

◎「はじめてばこ」へのご応募はこちらから。