子どもが夢中になる! おうち遊びのコツ
子どもたちと家で過ごす時間が長くなる夏休み。手作りの遊びや親子で楽しめるワークショップなどを主宰する山下麻里さんに、「おうち遊びのコツ」を伺いました。子どもたちがおうちで楽しく過ごすためのポイントとアイデアをご紹介します。
子どもが夢中になれる時間をつくりだすコツ
子どもが夢中になれる時間をつくりだすには、大人が普段から3つのポイントを心掛けていることが大切です。
1. 面白い! のきっかけづくりを
子どもは遊びの天才。大人からのヒントでひらめくことができれば、あとは想像力と創造力がむくむくと広がっていきます。きっかけづくりで大切なのは、大人自身が日々「面白そう!」というアンテナを張っていることです。
2. 完成したものにとらわれず過程を共有して楽しむ
モノづくりをするときに「○○を作ろう」と、単にできた作品に注目するだけではなく、「部屋を海の中にしてみよう」「変身してお茶会をしよう」など、つくりながら遊ぶ過程を楽しめるように工夫してみましょう。
3. 不器用だから苦手だからという先入観を持たないで
「上手ではないから絵は描かないだろう」「不器用だから工作は嫌がるはず」など、大人が決めつけないこと。例えば、クレヨンでひたすら塗ったり、ビー玉の不規則な動きを追いかけたりすることにも、子どもたちは大きな楽しみを発見することができます。まずは、子どもたちが楽しむことを大切に!
おうち遊びアイデア①「夏の箱庭づくり」
さぁ、それでは簡単で楽しい「おうち遊びのアイデア」をご紹介します。1つ目は「夏の箱庭づくり」。海に出掛けることも多いこの季節。海岸で拾い集めた砂と、貝殻や小石、プラスチック片などの漂流物を空き箱に入れて、自由に箱庭づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか?
子どもが好きなフィギュアなどを加えてもいいでしょう。シンプルですが、子どもたちの想像力を刺激する奥の深い遊びです。
砂が散らかるのが気になる方は、空き箱の下に新聞などを敷いて遊んでくださいね。
*対象年齢:3歳~
おうち遊びアイデア②「飛び出す桃太郎」
アイデア2つ目は、「飛び出す桃太郎」です。桃(の紙コップ)から桃太郎(の紙コップ)が飛び出すおもちゃ。紙コップと輪ゴム、マジック、はさみがあればつくれます。
*対象年齢:5歳~
【作り方】
1. 紙コップを2個用意し、一方に桃、もう一方に桃太郎の絵を描きます。
2. 桃を描いた紙コップに4カ所、3mmほど切り込みを入れます。
3. 2本の輪ゴムをつないで(2)の切り込みにかけ、バネにすればできあがり。
絵はアレンジして、葉っぱとカエル、海と魚など、自由な組み合わせで楽しめますよ。
おうち遊びのコツとアイデア、いかがでしたか? 子どもの発想力にワクワクしながら、お子さんとおうちで過ごす時間を楽しんでくださいね。
profile
山下麻里(やましたまり)さん
幼児から小学生までを対象にしたフリースペース「生の松原子どもスコーレ」主宰。手作りの遊びや親子で楽しめるワークショップなどを定期的に企画。出版社アリエスブックスの発行人として子どもの本づくりも行う。
・アリエスブックス
http://www.ariesbooks.jp
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・生の松原 子どもスコーレ
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