子どもがハマる!減塩なのに激ウマレシピvol.2
管理栄養士のけんちゃん先生が教える技あり料理
子どもには薄味を…と思っていても、成長するにつれ、濃い味や塩気を覚えてしまうもの。だからと言って、やみくもに塩を減らしてもおいしくありませんよね…。
そこで3回にわたって、管理栄養士のけんちゃん先生に、 つい味が濃くなりがちなあの料理の“減塩でも激ウマ”なレシピを伝授してもらいます。2回目の今回は、「豚の生姜焼き」と「鶏の唐揚げ」。早速、今日からLet's減塩!
◎1回目の減塩レシピはこちら
減塩でおいしく!豚の生姜焼き
●減塩のコツ●
表面に味が付くように材料に粉をまぶす!
お肉や魚などを炒める(焼く)ときに、表面に味が付くように工夫します。今回は、肉に薄力粉を付けて焼くことで、少ない調味料で味付けが可能に! 表面に味があるので、食べたときにしっかりと塩気や味を感じられます。使用する調味料は通常の半分〜3分の2で満足できますよ。
煮物にはあまり向きませんが、焼いたり炒めたりする際は、ぜひ試してみてください!
減塩 豚の生姜焼きの作り方
【材料】2人分※材料は大人2人分で算出しています。お子さん用は食べる量によって調整してください。
・豚ロース薄切り…300g
・薄力粉…適量
〈A〉
・砂糖…小さじ1
・おろし生姜…小さじ1
・料理酒…大さじ1
・濃口醤油…大さじ1と1/2
・本みりん…大さじ1
【作り方】
1.肉に薄力粉を付け、フライパンに油、肉を入れて弱火にかけ両面焼く。
調理ポイント
火をつける前に肉を置くこと!弱火で焼くと肉の縮みが減らせます♪
2.肉に火が通ったら〈A〉を入れ、肉と絡めて完成♪
おいしく減塩!鶏の唐揚げ
●減塩のコツ●
下味や酸味でひと工夫
下味ににんにくや生姜などを使って薬味の風味を生かすと、おいしく減塩できます。また、食べる際にレモンをかけるようにすれば、味付けは薄味でOK。酸味がアクセントになりますよ。
ちなみに…レモンは皮を下にして絞ると香りが一層良くなるんです。お試しあれ~♪
減塩 鶏の唐揚げの作り方
【材料】2~3人分
・鶏肉…300g
・薄力粉…大さじ2
・片栗粉…大さじ2
・ごま油…小さじ1
・揚げ油…適量
・レモン…適量
〈A〉
・砂糖…大さじ1
・料理酒…大さじ1
・濃口醤油…大さじ1
・おろし生姜…小さじ1/2
・おろしにんにく…小さじ1/2
【作り方】
1.鶏肉をひと口大に切り【A】と一緒に袋に入れ、よくもむ。冷蔵庫で1時間から一晩漬け込む。
※一晩漬け込むとよりおいしい!
2.(1)にごま油を加え、よくもむ。薄力粉と片栗粉を合わせて肉にまぶす。
調理ポイント
衣にごま油を入れるとカラッと揚がり、油っぽくなりません!
3.170℃の油で(2)を4~5分揚げたら、器に盛ってレモンを絞る。
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profile
嘉村健志(かむらけんし)さん
管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、福岡市と山口市で初心者向け料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
〈ホームページ〉
http://neowing-ht.com/
〈Instagram〉
https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja