【おうちでツクリエイティブ!】身近なもので手すき体験!オリジナルのハガキを作ろう!
子どもたちの「クリエイティブ」(創造性)を刺激する作品を作る「おうちでツクリエイティブ!」。子どものための造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」のひろか先生と一緒に、おうちの中や身近にあるもの、100円ショップなどで簡単に手に入る材料を使って作品を作ります。
今月は「身近なもので手すき体験!オリジナルのハガキを作ろう」ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。
準備するもの
・同じ大きさの食品トレー:2枚(底面サイズが20cm×15cm以上がおすすめ)
・網戸ネット(ポリプロピレン製):2枚(食品トレーの底面と同じサイズのもの)
・500mlのペットボトル
・トイレットペーパー
・好きな色のお花紙
・養生テープ(布テープでもOK)
・色画用紙や飾り用の葉っぱなど
・洗濯のり
・ふきん:2枚
・定規
・はさみ
・カッター
・カッターマット
・アイロン
・水
さあ、材料がそろったら、ツクリエイティブスタートです!
手すきでオリジナルのハガキを作ろう
1.手すきセットをつくる
まず、食品トレー1枚の底をカッターで写真のように切り抜きます。
切り抜く大きさは縦15cm×横10cmが目安です。
次は、網戸ネットを食品トレーの底と同じくらいの大きさにカットします。
網戸ネットが丸まっている場合は、アイロンを使って平らにしてくださいね。
※網戸ネットは素材がポリプロピレンのものを使ってください。
※低温で様子を見ながら行ってください。
網戸ネットが平らになりました。
網戸ネットの端は糸がほつれやすいので、養生テープを貼ります。
写真のように、網戸ネットの1辺にテープの上半分を貼ります。
網戸ネットを裏返し、テープを半分に折って貼り付けます。
1辺を貼り終えたら、他の3辺も同じようにテープを貼ってください。
4辺すべて貼り終えたら、テープの余分な部分をハサミで切りましょう。網戸ネットまで切らないように注意してくださいね。
2枚目の網戸ネットも同じように切りましょう。こんな感じです。
食品トレーと合わせて、これが手すきセットになります。
2.手すきの材料を準備する
まずはトイレットペーパーを1.5〜2mほどの長さにカットします。
次にトイレットペーパーを2~3cmほどの大きさにちぎっていきます。
好きな色のお花紙もちぎって混ぜてみましょう。
手すきの材料が準備できました!
3.飾りを準備する
ここでツクリエイティブ!
手すきの中に入れる飾りを自由に作ってみましょう。
小さく切った色画用紙を使って飾りを作ります。
星型、ハート型、三角など、好きな形に切っていきましょう。
落ち葉やお花は、重しを乗せて平らにしておくとよいですよ。
できました!他にも…。
穴あけパンチで抜いたものもかわいい飾りになりますよ♪
4.手すきをする
では、いよいよ手すきにチャレンジ!
①穴の空いてないトレー
②ネット
③穴の空いたトレー
この順番で重ねて「手すきセット」を作りましょう。
「手すきセット」ができました!
次はペットボトルに半分くらいの量の水を入れます。
水を入れたペットボトルの中に、トイレットペーパーとお花紙で作った手すきの材料をいれます。
さらにそのペットボトルに、洗濯のりを大さじ2杯ほど入れたら…。
フタをしっかり締めて、シャカシャカ振ってください!だんだん紙が溶けてきますよ。
振り続けると、紙が溶けてドロドロになりました。これが手すきの元になります。
これを手すきセットのネットの上に少しずつ入れて広げていきます。
指で押さえたり伸ばしたりしながら、ネット部分に広げます。
こんな感じになりました!
4.飾りをつける
最後のツクリエイティブ!
手すきの上に飾りを置いていきましょう。
全体のバランスを見ながら置いてくださいね。
飾りの上に、先ほど使った手すきの元を少しだけ乗せると、うまく馴染んでくれますよ。
5.水分を落とす
飾りを置いたら、上の穴開きトレーを外しましょう。
ネットを手すきごと持ち上げて…。
ふきんの上にネットごと乗せて、指で優しく押さえながら水分を抜いていきます。
もう一枚の網戸ネットを手すきの上に乗せ、ふきんをかぶせます。
手のひら全体で優しく力を加えていき、水分を下に押し出していきましょう。あともう一息!
ある程度水分が出たら、ネットから手すきをはがして確認してみしょう。うまくはがれない時は、もう少し水分を抜いてみてください。
もういいかな?
程よく水分が抜けていたら、ネットからはがすことができます。
優しくゆっくりはがしてみましょう。
乾燥させる時は、窓ガラスに貼ります。季節によりますが、数時間〜1日で乾燥します。
また半乾きの状態で窓から外し、アイロンをかけると、きれいに仕上がるのでおすすめです。
きれいに乾いたら、完成です。さらにハガキの大きさにカットすると、素敵な手作りハガキになります。紙から自分で作ると愛着100倍!このハガキ、あなたは誰に送りますか?
手すきは、材料に混ぜるお花紙や飾りの種類によって、雰囲気が大きく変わっていきます。身近な材料でも作ることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
みなさんは、どんなものができましたか?ぜひ見てみたいので、実際に作ってみた方は、この記事への「みんなの感想」コメントや、SNSに「#CHEERdaysツクリエイティブ」とハッシュタグをつけて投稿してくださいね!それでは、次回もお楽しみに!
教えてくれたのは
profile
さどしま ひろかさん
1984年福岡県田川郡生まれ。2007年福岡教育大学を卒業後、田川を拠点にアーティストとして作品を発表。布や糸、ものを使った造形作品や絵などで表現する。
作家活動の傍ら、6年間の美術館勤務を経て、2019年に造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」をオープン。
2021年より筑豊地域の文化拠点を作るべく、田川市いいかねPalette内に共同アトリエ&ギャラリー「アーツトンネル」をオープンし、代表を務める。
●「ずこうしゃこどもアートスタジオ」ホームページ
https://zukousha-art-studio.amebaownd.com/
●Instagram
https://www.instagram.com/zukousha_studio/