【おうちでツクリエイティブ!】そざいとなかよし「秋の自然素材」

【おうちでツクリエイティブ!】そざいとなかよし「秋の自然素材」

子どもたちの「クリエイティブ」(創造性)を刺激する作品を作る「おうちでツクリエイティブ!」。「そざいとなかよし」をテーマに毎回異なる素材をピックアップし、子どものための造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」のひろか先生と一緒にいろんなものを作ります♪  今月の素材は「秋の自然素材」。どんな作品ができるかな? ぜひ、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。

今月の素材「秋の自然素材」

秋の枝や落ち葉、木の実は、自然がつくったかたちや色がそれぞれ違って特に面白い! そんな素材を生かして、いろんな工作ができそうですね♪ 今回は「秋の自然素材」の3つの使い方(工作)を紹介♪ 素材の特長を生かし、素材と仲良くなって、いろんなものを作ってみましょう。さあ、ツクリエイティブスタートです!

【工作を始める前の注意事項】
・はさみやカッターを使う際は、必ず大人が付き添ってください。

ツクリエイティブ① 木の枝

木の枝は形が面白く、色を塗るだけで素敵な作品になります。好きな形の木の枝を探してみてくださいね! 表面がツルツルしている方が色を塗りやすいですよ。

模様を描いても面白い!

カラフルになった木の枝に飾りをつけてみました! お部屋をパッと明るくしてくれますよ。

ツクリエイティブ② 木の実と粘土

木の実は粘土との相性もバッチリ。いろんなタイプの粘土がありますが、今回はテラコッタ風粘土を使います。自然由来の粘土やテラコッタ風粘土は自然素材とも色馴染みが良くておすすめ! 100円ショップで入手できます。

テラコッタ粘土で土台となる形を作ります。

木の実を粘土につけてギュッと押し、凹みを作ります。木の実にボンドをつけて凹んだ場所にくっつけて…

松ぼっくりもくっつけたら、へんてこな生き物の完成♪ 枝や落ち葉も使って、いろんな生き物を作ってみてくださいね!

ツクリエイティブ③ 落ち葉

落ち葉の色ってとってもきれい!このまま取っておきたくなりますよね。そんなときは、ひと手間加えると、長持ちしますよ。

拾ってきた落ち葉の水けを拭いて、新聞紙に並べます。

上から本などの重しを置いて一晩待ちましょう。

ぺったんこになったら、ラミネートフィルムの上に好きな形に落ち葉を並べます。

ラミネートしたら並べた落ち葉の周りをカットし、マーカーなどで絵を描き足したら完成! 今回は落ち葉でお魚を作ってみました♪ ラミネーターがない場合は、手張りのラミネートフィルムが100円ショップで入手できますよ。

今回のツクリエイティブはいかがでしたか? 作ってみた感想も大歓迎! 秋の自然素材を使ってこんなの作ってみたよ、こんな使い方をしてみたよ!なども、ぜひ記事の最後にあるコメント欄で教えてくださいね。

ポケットいっぱいの素材

私は山登りが好きです。いわゆる低山専門で、気軽に行ける山を歩くのが楽しみです。木々の間を抜ける光や、足もとの草花、落ち葉の形や木の実など、自然の中には“持って帰りたくなる素材”がたくさんあります。ついつい、きれいな色の落ち葉を見つけると、拾ってしまうので、一向に山頂に到着しないなんてことも少なくありません。

子どもと歩いていると、「これで何か作りたい!」「この形おもしろいね」と、大人が見落としがちな、こどもの目線での発見もたくさんあります。そうした自然の素材は、手に取るだけで創作意欲をくすぐられるものばかり!

身近な自然の中で見つけた形や色を観察することは、表現の大切な土台になると思います。皆さんもぜひ、森や公園で“つくりたくなる何か”をたくさん見つけて、自分だけの表現へつなげていってくださいね。

教えてくれたのは

profile

さどしま ひろかさん

さどしま ひろかさん

1984年福岡県田川郡生まれ。2007年福岡教育大学を卒業後、田川を拠点にアーティストとして作品を発表。布や糸、ものを使った造形作品や絵などで表現する。
作家活動の傍ら、6年間の美術館勤務を経て、2019年に造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」をオープン。
2021年より筑豊地域の文化拠点を作るべく、田川市いいかねPalette内に共同アトリエ&ギャラリー「アーツトンネル」をオープンし、代表を務める。

●「ずこうしゃこどもアートスタジオ」ホームページ
https://zukousha-art-studio.amebaownd.com/

●Instagram
https://www.instagram.com/zukousha_studio/