【おうちでツクリエイティブ!】そざいとなかよし「綿」
子どもたちの「クリエイティブ」(創造性)を刺激する作品を作る「おうちでツクリエイティブ!」。「そざいとなかよし」をテーマに毎回異なる素材をピックアップし、子どものための造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」のひろか先生と一緒にいろいろなものを作ります♪ 今月の素材は「綿」。どんな作品ができるかな? ぜひ、お子さんと一緒に作ってみてくださいね。
今月の素材「綿」
ぬいぐるみやクッションの中に入れる綿。今回はそれだけではない、綿そのものの感触や素材感を楽しむ使い方を実験をしながら紹介します。素材の特性を五感全体で感じると、どんどん発想が広がりますよ。さあ、ツクリエイティブスタートです!
ツクリエイティブ① 色を付けて楽しむ
綿は、そのふわふわとした感触から色を付けるのが難しい素材です。そこで今回は3種類の画材を使って色付けを試してみました! 画材ごとに変わる色の付き方の違いに注目してみてくださいね。
●水性マーカー
下敷きやクリアファイルのようなツルツルの素材に水性マーカーを塗ります(画像①)。
綿でマーカーを拭くようにして色を付ける(画像②)と、少しまだらな感じに。マーブル模様みたいで可愛い!
●絵の具
水彩絵の具を水で溶いたものに、綿を付けていきます。色水ではなくて、トロッとしたインク状にしました。
塊ができてふわふわ感はなくなりますが、発色は良い感じ♪ 固まるとゴワゴワして、それもまた他と違って面白かったです。
●パステル
紙にパステルを塗って、粉を出します(画像①)。
粉を綿にこすりつけてみると(画像②)、ほんのりまんべんなく色が付きました。まるで最初からこんな色の綿だったみたいでとってもきれい♪
●クレヨン
パステルと同じ要領で紙に塗ってから擦ってみます。
パステルほど全体にムラなくつけるのは難しいですが、クレヨンでも色が付きました!
色付けした綿を色画用紙に貼ってカラフルな木を、ビニール袋に入れてカラフルカボチャを作ってみました。
画材によって発色もさまざま!色を付けた綿を工作に使ったり、絵に貼ったりして、表現の幅や想像を広げるきっかけにしてみてくださいね。
ツクリエイティブ② いろんな材料を混ぜて感触を楽しむ
綿をいろんな材料と混ぜるとどんな感触になるのか、「絵の具」と「泡」で試してみました!
●絵の具
絵の具だけでも良いのですが、今回はボンドも少し加えています。量が増えて、固まりやすくなりますよ。
綿を少しずつ入れながら、ペーストを作るイメージで混ぜていきます(画像右)。
絵の具だけでは出せない独特の質感になりました。作業中は手が汚れやすいので、気になる方はキッチン用の手袋などを使って作業してくださいね。
●泡
今回は硬くてキメが細かいシェービングフォームを使いました。ハンドソープでもOKですよ! 乾いた時につぶれにくくするために、泡に洗濯糊と絵の具を入れて混ぜます(画像①)。
少しずつ綿を加え、手で混ぜてみると(画像②)、むにゅっとしていて、もちもちでスライムみたいな感触に! 伸ばすとシュワシュワと音も聞こえてきます。子どもたちの感触遊びに最適です♪
絵の具で作った青い綿と、泡で作った水色の綿を紙にくっつけると、惑星の完成!
乾く前にラメやスパンコールをのせるとくっつきます! 乾くまでにはとっても時間が掛かるので、その間に綿の周りに絵を描くのもいいですね♪
今回のツクリエイティブはいかがでしたか? 作ってみた感想も大歓迎! 綿を使ってこんなの作ってみたよ、こんな使い方をしてみたよ!など、ぜひ記事の最後にあるコメント欄で教えてくださいね。
今回の主役の「綿」って、ふわふわと軽くて、手に取るだけでなんだか優しい気持ちになりますよね。
実は、この「触れる」という体験は、子どもの脳の発達にとって、とても大切な役割があります。手は「第二の脳」とも呼ばれるほど、神経が集中している場所だとか。指先で新しい感触を味わうたびに、脳がどんどん刺激されているんです。
そのままの「ふわふわ」を楽しむのはもちろん、何かと混ぜてもちもちやペタペタとした感触に変えてみると、子どもたちの発見や驚きは、より一層深まると思います。
きれいな形にならなくてもOK!
手が感じた「何だこれ!?」という刺激こそが、感性を耕す最高の栄養になります。「今、脳がフル回転中かな?」なんて見守りながら、一緒に手触りを楽しんでみてくださいね。
教えてくれたのは
profile
さどしま ひろかさん
1984年福岡県田川郡生まれ。2007年福岡教育大学を卒業後、田川を拠点にアーティストとして作品を発表。布や糸、ものを使った造形作品や絵などで表現する。
作家活動の傍ら、6年間の美術館勤務を経て、2019年に造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」をオープン。
2021年より筑豊地域の文化拠点を作るべく、田川市いいかねPalette内に共同アトリエ&ギャラリー「アーツトンネル」をオープンし、代表を務める。
●「ずこうしゃこどもアートスタジオ」ホームページ
https://zukousha-art-studio.amebaownd.com/
●Instagram
https://www.instagram.com/zukousha_studio/
