
【おうちでツクリエイティブ!】古着を使って鯉のぼりを作ろう!
子どもたちの「クリエイティブ」(創造性)を刺激する作品を作る「おうちでツクリエイティブ!」。子どものための造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」のひろか先生と一緒に、おうちの中や身近にあるもの、100円ショップなどで簡単に手に入る材料を使って作品を作ります。
今月は「古着を使って鯉のぼりを作ろう!」ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。
準備するもの

・着なくなった長袖の服
・はぎれ
・ボンド
・針金
・たこ糸
・木の枝
・キリ
・布用両面テープ
・フェルト(色違いで2枚) ※鯉のぼりの目になります
・布が切れるハサミ
・ペンチ
さあ、材料がそろったら、ツクリエイティブスタートです!
古着を使って鯉のぼりを作ろう!
1.鯉のぼりの胴体を作る

着なくなった長袖の服を広げ、袖口から20~25cmの場所をハサミで切ります。

袖を切ったら、さらに写真のように“く”の字の形に袖口を切ります。

このような形になります。鯉のぼりらしくなりましたね。
“く”の字に切ったところが鯉のぼりの尾っぽになります。上手に切れましたか?
2.ウロコをつける

いらなくなった布を切っていろんなウロコを作ります。
鯉をイメージして、はぎれをウロコの形に切ってくださいね。
ご家庭でいらない布が出たら、小さく切ってストックしておくと子どもの工作に使えるのでおすすめです。

たくさんのカラフルなウロコができました!

ここでツクリエイティブ!
袖で作った鯉のぼりの胴体にウロコを貼っていきます。

ウロコにボンドを塗って・・・

“く”の字に切った方から1枚ずつウロコを貼り付けていきます。

ぺったん、ぺったん、どんどん貼っていきましょう。
だんだんウロコのようになってきましたね。

端から約8cmは鯉のぼりの顔になるので、ウロコは貼らずに空けておいてください。
反対側も同じように貼り付けていきましょう。

鯉のぼりの胴体が完成しました!
3.鯉のぼりの口を作る

針金を使って鯉のぼりの口を作ります。
まず、口の直径+約5cmの長さに針金を切ります。

次に、鯉の口になる部分の内側に、布用の両面テープを貼り付けます。

両面テープを5cmずつ切り分けて貼ると、上手に貼れますよ。

針金を布にあてて、両面テープのシールをとったら、布を矢印のように内側に折って、針金を包みます。

このような感じで、どんどん針金を包んでいきます。

口の周りを一周したら、終わりの部分の針金をねじって、余った針金を切ります。
これで口の完成です!
4.鯉のぼりの目をつける

口が完成したら今度はフェルトを丸く切って目を作ります。
大きさと色のちがう2つのフェルトを重ねると目のようになりますよ。

ボンドで鯉のぼりの顔の部分に目を貼り付けます。鯉らしくなりましたね。
5.鯉の口にたこ糸をつけて、枝に結ぶ

口の中にキリで4箇所、穴を開けます。

口の内側から穴を開けます。指を刺さないように注意してくださいね。

穴を開けたら、たこ糸を穴に通して端を結びます。
もう片方は反対側の穴に通して同じように端を結びます。

もう2つの穴にもたこ糸を通して、たこ糸同士がXになるように結びます。

交差するところにもたこ糸を結びます。
結ぶたこ糸の長さは15cmくらいです。

引っ張ってみるとこんな感じになります。完成まであと一歩!

最後に結んだたこ糸のもう片方を、木の枝に結ぶと・・・

古着で作った鯉のぼりの完成です!
お気に入りだったけど着ることができなくなってしまったあの服が、素敵な鯉のぼりになりました!鯉の親子や友達、きょうだいを作って、鯉のぼりを増やしてもいいですね!
みなさんが作った「古着を使った鯉のぼり」、ぜひ見てみたいので、実際に作ってみた方は、この記事への「みんなの感想」コメントや、SNSに「#CHEERdaysツクリエイティブ」とハッシュタグをつけて投稿してくださいね!それでは、次回もお楽しみに!
教えてくれたのは
profile

さどしま ひろかさん
1984年福岡県田川郡生まれ。2007年福岡教育大学を卒業後、田川を拠点にアーティストとして作品を発表。布や糸、ものを使った造形作品や絵などで表現する。
作家活動の傍ら、6年間の美術館勤務を経て、2019年に造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」をオープン。
2021年より筑豊地域の文化拠点を作るべく、田川市いいかねPalette内に共同アトリエ&ギャラリー「アーツトンネル」をオープンし、代表を務める。
●「ずこうしゃこどもアートスタジオ」ホームページ
https://zukousha-art-studio.amebaownd.com/
●Instagram
https://www.instagram.com/zukousha_studio/