
【おうちでツクリエイティブ!】春の草花を飾ろう!とっておきの一輪差し
子どもたちの「クリエイティブ」(創造性)を刺激する作品を作る「おうちでツクリエイティブ!」。子どものための造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」のひろか先生と一緒に、おうちの中や身近にあるもの、100円ショップなどで簡単に手に入る材料を使って作品を作ります。今月は「春の草花を飾ろう!とっておきの一輪差し」。
ぜひお子さんと一緒に作ってみてくださいね。
準備するもの

・軽量粘土(ホームセンターなどで購入できます)
・水性絵の具
・ビーズなど水に濡れてもいい飾り
・ボンド
・乳酸菌飲料などに使われている小さいタイプの空き容器
・ヨーグルトなどのプラスチック空き容器
・グルーガン
・スプレーニス
・粘土板
さあ、材料がそろったら、ツクリエイティブスタートです!
とっておきの一輪差しを作ろう
1.土台をつくる

乳酸菌飲料の空き容器と、ヨーグルトなどの小さな空き容器を使って一輪挿しの土台を作ります。

ヨーグルト容器の底にグルーガンをつけます。
お子さんがグルーガンを使う場合は、必ずおうちの人と一緒に作業してくださいね。

グルーガンがついた面に乳酸菌飲料の空き容器の底をくっつけます。
これで土台ができあがりました。
2.カラフルな粘土を作ろう

次は粘土に色をつけます。
今回は軽量粘土を使いますので、粘土に直接色を混ぜ込む方法で色をつけます。
普通の紙粘土を使う場合は、先に形を作って、後で表面に絵の具を塗る方が上手くいきますよ。

まずは青色の絵の具を使って色をつけていきましょう♪
粘土をちぎって直径4〜5cmくらいの薄い円形を作ります。
真ん中を指で押してくぼみをつけ、そこに絵の具を入れます。

絵の具を入れたら、絵の具を包むように揉み込んでいきます。

指先でこねるようにすると綺麗に混ざりますよ。

青い絵の具が白い粘土と混ざってきれいな水色になりました。
他の色もどんどん作っていきましょう。

黄色の絵の具を混ぜてみますよ。

柔らかいパステルイエローの粘土になりました。

色を混ぜてみるとどうなるでしょう?いろいろ試してみてくださいね。

今回は、黄色、水色、紫、緑、ピンク、青、オレンジの7色の粘土を作ってみました。
3.土台に粘土をつける

さあここでツクリエイティブ!
先ほど作った土台に粘土をつけていきます。

どこにどんな色の粘土をつけていこうかな?

色のちがう粘土を組み合わせるときれいですよ。
容器が見えなくなるように、全体にまんべんなくつけてくださいね。

形も自由に工夫して、上にそらせたり、曲げたり、おもしろい形にしてみましょう♪
上に花を挿すことをイメージしながら作ると、より完成形が想像しやすいですよ。

器が見えなくなるまで粘土をつけることができました。楽しい形になりましたね。
4.飾りをつける

ビーズやビー玉などの飾りを粘土に埋め込みます。
飾りをつけたい場所にぎゅっと押し込むとくっつきますよ。

はずれそうな場合は、一度取り外してボンドをつけてから
再度くぼみに入れるとしっかり固定できます。

しっかりくっつきました。こんな感じでどんどん飾りをつけていきましょう。

短く切ったストローをつけても面白いですね。いい感じです♪
さらに全体のバランスを見ながら、どんどんつけていくと…

できました!
5.ニスを塗って乾燥させ、お花を飾る

表面が乾いて粘土がしっかり固まったら、水に濡れても大丈夫なように、スプレーニスを全体にかけます。スプレーニスは必ず外で使い、お子さんが使う場合はおうちの人と一緒に行ってくださいね。

スプレーニスが乾いたら、好きなお花を飾って完成です!
お散歩しながらお気に入りの草花を見つけたら、ぜひあなたのオリジナル一輪挿しに飾ってみてくださいね。
公園の草むらや道端に目をやるといろんな植物が根をはっています。雑草と呼ばれる草花も色々な形をしていておもしろいですよ。ぜひ、探して挿してみてください。
みなさんが作った「春の草花を飾ろう!とっておきの一輪差し」、ぜひ見てみたいので、実際に作ってみた方は、この記事への「みんなの感想」コメントや、SNSに「#CHEERdaysツクリエイティブ」とハッシュタグをつけて投稿してくださいね!それでは、次回もお楽しみに!
教えてくれたのは
profile

さどしま ひろかさん
1984年福岡県田川郡生まれ。2007年福岡教育大学を卒業後、田川を拠点にアーティストとして作品を発表。布や糸、ものを使った造形作品や絵などで表現する。
作家活動の傍ら、6年間の美術館勤務を経て、2019年に造形教室「ずこうしゃこどもアートスタジオ」をオープン。
2021年より筑豊地域の文化拠点を作るべく、田川市いいかねPalette内に共同アトリエ&ギャラリー「アーツトンネル」をオープンし、代表を務める。
●「ずこうしゃこどもアートスタジオ」ホームページ
https://zukousha-art-studio.amebaownd.com/
●Instagram
https://www.instagram.com/zukousha_studio/