福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.26

福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.26

ぺコロンちゃんを助けて!

次女・テイ子がまだ2、3歳だった頃の話です。
ある日、テイ子が大切にしていた「ぺコロンちゃん(命名:テイ子)」が、壊れてしまいました。

ペコロンちゃんは、歩いて、鳴いて、しっぽを振る動作を繰り返す、電池式の仕掛けおもちゃ。動きも鳴き声もかわいらしく、私にとってもお気に入りのぬいぐるみでした。ペコロンちゃんを笑顔で見つめるわが子の様子を、ほほえましく見ていたものです。


動かなくなったペコロンちゃんを前に、「なんで?」と、涙が止まらないテイ子。なんとかしてあげたいけれど、電池を換えても動かない以上、機械に疎い私にはどうすることもできません。


しょうがない、よくある安物なので、もともと壊れやすいことは覚悟していたんですよね。少し前からすでに尻尾は折れていて「骨折してるね」なんて話していたし。
ま、量産タイプなだけに同じものが近所のディスカウントストアでも手に入るので「そのうち、また同じようなの買ってあげるから」となだめてみたのですが、「ペコロンちゃんがいい。病院に連れて行ってあげよう、先生に治してもらう」と、泣き止みません。

そりゃそうですよね、いくら汚れて動かなくても大切な宝物には替えはききませんよね。しかも、ペコロンちゃんはもともと、出先でぐずったテイ子のために、私の両親が買ってくれたもの。大切な思い出がいっぱい詰まった、唯一無二のおもちゃでした。

テイ子が訴えるような「おもちゃも受診できる病院」は存在しないとしても、電子機器の修理をしてくれるような場所がないかな? と思って検索してみたところ…


いやいや、なんと、実在したのです、「おもちゃの病院」が!

病院と言っても常設ではなく、機械に強い有志の方々がいくつかの公共施設で定期的に開催されているボランティア企画だったのですが、近所の施設でも実施されているという情報を見つけたときには興奮しちゃいました。

早速予約して、ペコロンちゃんを診てもらうことに。


預けて数十分後、お迎えに行った私たちの目に飛び込んできたのは、元気に歩いているペコロンちゃんの姿でした! ちょっとした手術で無事に直ったようです。折れていたしっぽも動いています。

諦めていたのに、まるで魔法のよう…! 感動しました。
テイ子は大喜びで、帰り道ずっとペコロンちゃんを抱きしめていたことは、言うまでもありません。

今でも時々、ふとした瞬間に頭をよぎる、私にとっても大切な思い出です。

あれから7、8年経ちますが、ペコロンちゃんは今でも大切なお友達として、次女の部屋で暮らしています。

profile

福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。

7月に発売された元阪神タイガース・藤川球児選手の奥様、藤川英子さんの著書「藤川家のごはん」(KADOKAWA)にてまんが制作を担当。
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