福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.30

福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.30

ついに、わが家にもアレの影響が…?!

私たちのくらしに、さまざまな形で影響を及ぼしている新型コロナウイルス感染症。

物流が滞ってモノが手に入りにくくなり、物価が上がっていることもそのひとつ。食品に木材、金属、それにガソリン…私も、給油のたびに白目をむいてしまいます。

また先日は、ガス給湯器が非常に品薄で、予約しても納品までに3カ月は待たなくてはならないというニュースを目にしました。


これから冬本番を迎えるのに、お湯が出ないなんて、死活問題ですよね。このタイミングで給湯器が壊れたおウチは、大変だろうな。

と、思っていましたら、ある底冷えの日のこと…


まさか、まさかです。記事を読んだまさにその翌日、わが家のガス給湯器に、不具合が出てしまいました!

聞いたことのない警告音とともに、給湯器のリモコンが「エラー」表示のまま、動かなくなってしまったのです。蛇口からはお湯が出なくなり、ガス床暖房も消えてしまいました。

一般的なガス給湯器の寿命は10〜15年程度らしいのですが、ウチのものは、12年と少し前に新調したもの。寿命がきてしまったのでしょう。
なぜ、よりによって今? ああ、どうしよう…

業者に問い合わせをしてみても「まずは点検してみることになりますが、新しいものに交換となると、最短でも2、3カ月はお待ちいただくことになります」ですって。やっぱり。ぎゃふん!


この寒い時期に数カ月もお湯が出ないのは大変です。

まず頭に浮かんだのは「お風呂どうしよう?」という心配。近所に安い銭湯はないし、コンロや電子ケトルで沸かして浴槽に移すのも手間だし。

普段は体ふきタオルやドライシャンプーを駆使してしのぎつつ、数日に一度、スーパー銭湯などで入浴するしかないか…。大人はインターネットカフェやスポーツジムでシャワーを浴びる手もあるけれど、子どもにはちょっと厳しいです。

これは大変なことになったぞ。

対処しなければならないことは、お風呂以外にもたくさんあります。

エアコンは一応ありますが、床暖房なしだと寒すぎないかな? 朝の洗顔は水だと冷たすぎないかな? などなど、心配のタネはつきません。

ですが、よく考えてみると、私自身は福岡市よりも内陸にあり冬が厳しい地域で、給湯器のない家で育っているんですよね。


「あの頃、どんな風にくらしていたんだっけ?」と記憶をたどってみると、給湯器なしで冬をやり過ごすヒントが、いくつか頭によみがえってきました。

加湿も兼ねて、ストーブの上に常にやかんを置いていたので、ちょっとのことでも湯がすぐに使える環境だったこと、夜は湯たんぽと寝て、朝は人肌程度に冷めた湯たんぽの湯で顔を洗っていたこと、家の中でも綿入れを着て体温確保をしていたことなど。

うん、こうした工夫は現代でも取り入れられそうです!
もともと欲しかったアウトドア兼用ストーブを購入する、いい機会かもしれません。


給湯器なしでのくらしの具体的なイメージが湧いて、少し心が落ち着きました。子ども時代の経験って大事ですね!

給湯器なしで過ごす冬は、娘たちにとって、とてもいい経験になるかもしれません。

…と、前向きに考えていたのですが、点検の結果、エラーの原因は床暖房の部分にあったので、当面の間お湯は使っても問題ないということが判明しました!

新品の給湯器が到着する数カ月先まで床暖房が使えない生活にはなりますが、お湯が使えるだけでもありがたいです。よかったよかった。

電気やガスなどのインフラはあって当たり前じゃない。いざインフラが止まった時、どう対処するべきか、あらかじめ考えておくことの大切さを感じた出来事でした。

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福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。

7月に発売された元阪神タイガース・藤川球児選手の奥様、藤川英子さんの著書「藤川家のごはん」(KADOKAWA)にてまんが制作を担当。
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