福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.35
真夏に水筒を忘れて登校したら…
まだ初夏だと言うのに、連日のこの暑さ。
ついこの間まで暖房をつけていた気がするのに、全く体がついていきません…。
この時季怖いのは、熱中症ですね。わが家でも口を酸っぱくして熱中症に気をつけるように説き、水分と休息をこまめにとるように言い聞かせています。
しかし、そんなある日…
中学生の長女・ぴーが、水筒を忘れて登校したことに気づきました。
その日も、最高気温が30°Cに迫る暑い日。運動場で体育の授業もありますし、運動部に所属しているぴーは放課後の部活、オマケに朝練まであるんです。
学校にいる間水分補給できないのは、さすがに危ないのでは…?
給食の牛乳ひとパックでは足りません!
といっても、水筒を忘れる日があることも、想定内。
このようなこともあろうかと、日ごろから日本の水道水の素晴らしさを力説するとともに、水筒を忘れたときには水道水を必ず飲むようにと指導しています。ぴーも、きっと親の教えに従うはず。
そう思い直して、過剰に心配せず、とにかく帰宅を待つことにしました。
しかしです!
夕方帰宅したぴーを見ると、足はフラフラ、顔は真っ赤!
帰るなり「水、水!」とへたり込んだではありませんか!
大丈夫なのー?!
急いで水を渡しながら「水道水飲まんかったと?」と聞いたところ
「蛇口から水道水を飲むのが恥ずかしかったから、友達から少しずつ分けてもらってしのいだ」ですって。
思わず、もう、命と恥ずかしさとどっちが大切なんよ!と、注意する声が大きくなってしまいました。感染症対策の点からも褒められた行為ではありません。
聞けば、ぴーの学校では水道水を飲んでいる子は、ほぼ、いないのだそうです。
部活のタイミングになると水筒が空になって水道水をがぶ飲みする子も出てくるので、放課後には恥ずかしさは多少緩和されるようなのですが。
そうか、思春期だから気恥ずかしいよね… 大人だって、みんな蛇口から水分補給してた昭和の時代と違って、今どき出先で水道水飲むなんて人目が気になってできませんもんね。
恥ずかしいものはしょうがない、それに、そもそも水筒忘れをしないようにすればいいことなので、私も登校時には水筒を持っているか意識して目配りしようと肝に銘じました。根本的な解決にならないのが、悩ましいところなのですが。
それにしても、今からこれでは真夏が思いやられますね。みなさんも熱中症にはご注意くださいね!
profile
福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。おかあちんは広報誌などのライターとして活動する傍ら、時々コミックエッセイも制作。温泉ソムリエ認定あり。
インスタグラム・ツイッターで毎日イラスト日記配信中。
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