福岡市の隅っこで姉妹を育ててます！！ Vol.43

次女・テイ子、小学6年生。ある日、帰宅するなり、

「どつきゴーグル買ってー！」ですって。またいつものおねだり攻撃か。それにしても「どつきゴーグル」って何だろう？若い人の間で流行っている新しい雑貨か何か？

正解は「度付きゴーグル」！

そんな特殊なモノをねだられるなんて想像もしていなかったので、「人気の若手ど突き漫才師が使っている小道具」かなと、脳内で漢字変換をミスしてしまいました。わかったわかった、近眼用の、度付きのゴーグルね。

でも、そんなお高そうなアイテム、ウチみたいな庶民に気軽に買えるわけないでしょ。私の子ども時代だって、度付きゴーグルを持っているクラスメートなんて周りに誰もいませんでしたし。成人してからは1人だけ、ダイビングが趣味の知人が度付きのマイマスクを持っていたのを知っていますが、かなり値段が張ったと聞いたような。やっぱり、ムリムリ！

出たっ！子どもからのおねだりに登場しがちなワードナンバーワン、「みんな持ってる」！

クラス全員が近眼なわけではないでしょうし、”みんな持ってる”なんて、ありえないと思うんですが。しかし、「本当に、○○ちゃんも△△君も、みんな持ってる。きっと、そんなに高くないはず！」と、食い下がる娘。インターネットで相場を調べてみせれば納得するかな？と思い、一緒にパソコンを開いてみると…

今、度付きのゴーグルは意外と手の届く価格帯から揃っていることがわかり、驚きました！もちろん高級品もありますが、売れ筋は1000〜2000円台のようです。色が選べたり、左右で度を変えられるものがあったりと、選択肢も豊富。

テイ子はだいぶ近眼が進んでいて、普段から学校では眼鏡が欠かせません。眼鏡がかけられない水泳の授業では、時計が読めなかったりプールサイドの段差が見えにくかったりと、さぞ、不便だったことでしょう。こんなに手頃で便利なモノが存在するのなら、もっと早く気づいて買ってあげればよかった…と後悔しました。

自分の子ども時代の“当たり前”が、数十年が経過した現代にも当てはまるわけ、ありませんよね。何かが欲しいと相談された際には「また、いつものおねだりが出た！」とすぐにはねつけるのではなく、いったん話を聞いた上で調べるなどして購入を判断するべきだなと、改めて感じました。

まあ、ウチの娘たちの「みんな持ってる」のワードはやっぱり信用できませんが（笑）。