福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.24
暴発した遺伝子パワー
わが家の姉妹は、容姿も性格も、お互いにあまり似ていません。
お姉ちゃんの「ぴー」は夫に、下の「テイ子」は私に似ている部分が多いように感じています。
親としては、ぴーの、自分と違う部分が愛しいと同時に
テイ子の自分と似ている部分もとても愛しく
それぞれに、かわいくてしょうがありません。
最近は、こんなことを本人たちに言ってベタベタしようとすると「おかあちんキモい」と振りほどかれてしまいます。お年頃でしょうか。さみしい。
とにかく、ぴーは社交的でしっかり者。日頃から、私とは全然違うなあと思うことが多いんです。私は真逆で内向的なうっかり者ですから。
先日、ドラッグストアで買い物した際にも…
自転車で行ったのに、なんと、ついうっかり自転車を置いて
歩いて帰ってきてしまいました!
珍しく買い忘れはなかったけれど、まさか乗って来たものを忘れてくるとは。
言い訳すると、ドラッグストアから出たときに軒先のツバメの巣に気づき、しばらく眺めていたのです。かわいいヒナたちを眺めていると、私の心はリセットされ、汚いものが洗い流されたような気分になりました。その時、自分が自転車で来た記憶まで一緒に流されてしまったのでしょうか…。
慌てて取りに戻りました。
しっかり者のぴーの母親なのに、こんなうっかり者である自分が恥ずかしい。
しかし、まさにその翌日のこと。ぴーを、かかりつけのクリニックに連れて行った帰り際、
ぴーが「あれ?私、自転車のカギどこにやったっけ?ない!」と慌て始めました。このクリニックに来る際には、いつもきちんと「自転車のカギをなくさないようにしないと!」とカギを大切に管理するぴーのことですから、鍵が見当たらないというのは相当に焦る事態だったのかもしれません。
しかし、その日は珍しく車で来院していたため、カギはなくて当然だったのです。あるはずのないカギを探して焦るぴーの姿、わが子ながらとってもかわいい。
しっかり者だと思い込んでいたけれど、まだまだ12歳、こういうこともありますよね。ぴーにはあまり入っていないと思われていた私の要素の片鱗が見られて、笑ってしまいました。
まぁ、ドジなところに対してかわいいかわいいとばかり言っているのもあまり良くないですよね。自分たちがうっかり者の血筋であることをしっかり自覚して、忘れ物などないように、親子共々気を引き締めていきたいと思います!
profile
福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。
元阪神タイガース・藤川球児選手の奥様、藤川英子さんの著書「藤川家のごはん」(7/29発売・KADOKAWA)にてまんが制作を担当。
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