福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.39
次女が指摘した衝撃の事実
とってもかわいいわが家の愛犬「ぽる」。人間が大好きで、誰にでも優しいよい子です。私ゃもう、毎日、甘やかして、甘やかして、甘やかしています♪
そんな私を見て夫は「いつもぽるばっかり、ベタベタかわいがりすぎじゃない? 子どもたちがやきもち焼くよ」と言うのですが、ウチの子どもたちだって私同様ぽるを溺愛してますし、だいたい、2人とももう10代。たまの授業参観にも「来なくていいからね」なんて母を冷たくあしらう様子からも、とても、親に甘えたい気持ちがあるようには見えません。
しかしある日、いつものようにぽるをかわいがっていると、下のテイ子がクレームをつけてきたんです。
あら珍しいと思いつつ、「ぽるの犬種の平均寿命は12年前後らしいから、一緒にいられる時間が限られとるとよ。今のうちにたくさん甘えてもらわんと」と、私の気持ちを説明すると…
テイ子は「よく考えて。ぽるはずっとおかあちんと一緒に住むやろうけど、私はどうなるかわからんよね。この先おかあちんと過ごせる時間が少ないのは、ぽるじゃなくて、テイ子の方よ!」と理路整然とアピールしてきたんです!
た、確かに〜!!
まだまだ子ども、これからずっとこの家で一緒に暮らすような感覚でいたけれど、この子ももう小学5年生。高校卒業後に進学や就職で家を出るとしたら、一緒に暮らせる時間は、あと7年?! 短っ。
現在中学2年生の長女・ぴーにいたっては、あと4年とちょっとののちには、1人で暮らし始めるかもしれない。
子どもたちとの時間は有限。しかも、寿命が短いぽると比べても、もっと短いなんて! わが子に指摘されて、初めて気づきました。
ごめんテイ子! ぽるよりもテイ子を優先させないといけなかったね。まだまだ、いっぱい甘えていいよ〜!
わざとらしく抱きしめると、テイ子は「うれしい」と「ウザい」がごちゃ混ぜになったような複雑な表情をしていました。やっぱりぽるに少々やきもちを焼いていたのかな?
それにしても、子どもながらに先々のことをちゃんと考えているものですね。7年後、進学するにしろ就職するにしろ、福岡を離れずに自宅から通ったらいいのに(金銭的にも)…なんて思わなくもないですが、自分の道を進むために親元を離れる決心をするのであれば、快く送り出してあげたいです。ああ、考えただけでもう泣きそうですが。
profile
福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。おかあちんは広報誌などのライターとして活動する傍ら、時々コミックエッセイも制作。温泉ソムリエ認定あり。
インスタグラム・ツイッターでイラスト日記配信中。
【instagram】 https://www.instagram.com/nickey_nic/
【Twitter】https://twitter.com/nickey_FUK