福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.19
未来へGO! リモート授業
2021年1月から、福岡市の市立小学校では、月に一度の土曜リモート授業が始まりました。
初のリモート授業を前に、市から貸与されたキーボード付きタブレットを大事そうに持ち帰ってきたわが子二人。こんな本格的なマシン、この子たちにちゃんと操作できるのだろうか…。私までドキドキです。
当日は、お互いの音声が聞こえないように、長女・ぴーは2階の子ども部屋、次女・テイ子は1階のリビングと、離れて受講することに。心配だった私は、どちらの様子も把握できるよう中間地点に待機していました。
というのも、実はわが家には長女・ぴーが習っているダンスのリモートレッスンで失敗した過去があるんですよ。
いつもより早く帰宅したおとうちんが、レッスン中とは知らずにパンツ1丁で子ども部屋のドアを開けてしまったのです!
こちら側のカメラがたまたまオフのタイミングだったのでことなきを得たのですが、ぴーよりもおとうちんがびっくりしてしまって、「大変なことになるところだった。もう、早く言ってよ!」と乙女のように騒いでおりました。
今回はうまくいけばいいのですが。
そしていよいよ、リモート授業開始の時間。同時に、二人のタブレットにそれぞれの担任の顔が映し出されました。見慣れた自宅に先生のかしこまった声が響いて、なんだか不思議な感覚です。
ぴーとテイ子は、特に慌てることもなく的確に操作し、きちんと参加できている様子。ホッとしました。
一方、クラスメイトの中には、マイクの操作に手間取って家族の声も丸聞こえの子もいて、こちらまでドギマギ。児童側の音声は基本的に切るルールになっているそうですが、忘れているのか、やり方がわからないのか。「マイクを切ってください」という担任の声が何度も聞こえました。先生、大変だあ。
しかも、どちらのクラスにも「同じ生徒が3人いるように見える」という、対面授業では絶対に起こり得ない珍現象まで勃発。賑やかな男子を中心に「おばけですか」と盛り上がりを見せていました。
一時は、今日は実際の学習に入れないまま終わってしまうのでは……と心配してしまうほどの混乱ぶりでしたが、そのうちどちらのクラスも落ち着き、スムーズに学習が始まりました。これまで何度か学校でリモート授業の練習をしたと聞いていたので、そのおかげだとは思いますが、やっぱり子どもは適応力が高いものですね。
画面越しとはいえ、初めてマスクなしで担任やクラスメイトと話ができて、楽しそうでした♪
授業を受けるわが子を、参観ともまた違う近い距離感で見られたことは、私にとっても新鮮な体験でした。先生の立場から考えても、オンラインだと全児童に均等に目を配れるでしょうし、それなりにメリットもあるのではないでしょうか。コロナを克服したあとも、たまにはオンライン授業を実施する日があっても、いいんじゃないかな。
それにしても、ほんの1年前はこんな世界が待っているなんて思いもしませんでしたよね。われわれも、未来にきたもんですね!
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福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。
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