福岡市の隅っこで姉妹を育ててます!! Vol.16
子犬の教え
この秋、わが家にワンコをお迎えしました。名前は「ぽる」。元気いっぱいのタレ耳男子です。これからよろしくね、ぽる!
ウチに来てすぐにトイレも覚えた天才犬(親バカ?)ではありますが、なんせまだ子犬なので、部屋の中で自由にさせておくと家具や電気コードなど何でもかじっちゃいます。
誤飲などの危険があるため、しばらくはリビングのケージの中がぽるの世界のすべて。かわいそうな気もしますが、家族が近くにいることが多いためか、さみしがることは少なく、ずっと機嫌よく過ごしています。
ところでわが家の長女・ぴーは、数年前からヒップホップダンスを習っているのですが、ぽるがわが家にやって来てからは、ケージの前でばかり踊るようになりました。しかも、とっても楽しそうに。
もともと家族の前でダンスをするのはあまり好きではなく、振り付けの確認などはもっぱら子ども部屋で一人でやっていたので、これは割と大きな変化です。
一体どうしたんだろう?
思い返してみるに、踊ることが大好きなぴーは、1、2年前までは家族の前でも楽しそうにダンスの練習をしていました。
ところがわが子のダンスを見ていると、私も夫も、できているところではなく足りない部分ばかりに目が行ってしまい、なんやかんや言ってしまうのが常だったのです。ダンスは全くの素人なのにも関わらず…。
もちろん、怒ったり叱ったりする訳ではなく、上達してほしいという親心から出たアドバイスだったのですが、ぴーにはそれが疎ましかったのかも。
それにひきかえ、ぴーが踊っても、ぽるは何も言いません。くるくる回るぴーを、ただ楽しそうに見ているだけです。
犬なんだから、当たり前なんだけど。でも、ただ楽しく踊りたいぴーにとっては、ぽるは最高の観客なのかもしれません。
過去の私も、楽しく踊るぴーをただ眺めて、褒めてあげるだけでよかったんでしょうね。そう気づいて申し訳ない気持ちが湧き起こり、久しぶりにギューッとしてしまいましたが、すでに高学年の彼女には気持ち悪がられてしまいました(悲)。
ぽるが来てから家族の会話も増えたし、お互いに対する気づきも増えたし、いいことばかり起こっているような気がしています。人間以上に人間ができている天才犬(まだ言う)・ぽるの成長が、ますます楽しみです!
profile
福岡市の隅っこで暮らす「おかあちん/私」と「おとうちん」、素直でまっすぐな長女「ぴーちゃん」、独特の世界観で世の中を突き進む次女「テイ子」、4人家族のささやかな日常。
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