スーパーボールをつくろう!!

スーパーボールをつくろう!!

エフコープ商品検査センター「りんご館」 夏休み特別企画


みなさんは、スーパーボールで遊んだことはありますか? 投げるとポンポンはずんで、とても楽しいですよね!
実はそのスーパーボール、家庭にあるものでカンタンに作ることができるんです。
今回は、エフコープ商品検査センター「りんご館」の平野(ひらの)おねえさんとアップルちゃんに、そのつくりかたを教えてもらいました。

家庭にあるものでつくれます!

[用意するもの]
・PVA洗濯(せんたく)のり
・食塩(しょくえん)
・キッチンペーパーなど、水気をふけるもの
・プラスチックコップ 2個
・水
・計量(けいりょう)カップ
・計量(けいりょう)スプーン
・アクリル絵の具(えのぐ)
・わりばし

さっそくつくってみよう!

① プラスチックコップに食塩(しょくえん)を山盛り大さじ2杯〈約40g〉入れます。


② ①に水を100ml入れ、わりばしで食塩が溶けなくなるまでよくかき混ぜます。


③ 別のプラスチックコップに洗濯のりを1cmくらいの高さまで入れ、そこに好きな色の絵の具をのりに色がつく程度入れて、わりばしでよくかき混ぜます。


④ ②の食塩水を③の洗濯のりに全量入れます。かたまってきたらわりばしでかき混ぜます。


⑤ わりばしの周りにできたかたまりを、キッチンペーパーなどに取り出します。


⑥ 水気を切りながら空気を抜くように押しつぶし、形をまるく整えます。
〈ポイント〉空気と水分をしっかり抜きましょう。


⑦ しばらくの間、塩水が中からしみ出てきます。乾(かわ)いたら完成!いろんな色でつくって楽しんでね。


【 注意 】
★必ず大人の人と一緒につくりましょう。
★手が荒れている人、荒れやすい人は手袋を付けて作業しましょう。
★実験をした後は手を洗いましょう。
★実験に使うものやできあがったスーパーボールは、口に入れないように注意しましょう。
★できあがったスーパーボールで遊ぶときは、周りに物がない、広いところで遊びましょう。特に電子機器の近くで遊ぶと、スーパーボールに含まれる塩分によって故障の原因となる可能性がありますので注意しましょう。
★材質が異(こと)なるため、一般的なスーパーボールのようにははねません。
★できあがったスーパーボールはポリ袋などに入れて、乾燥しないように保存しましょう。


動画でもわかりやすく紹介

エフコープ商品検査センターりんご館 夏休み特別企画「スーパーボールをつくろう!!」

出典: YouTube

どうして洗濯のりはかたまったの?

今回の実験で使った洗濯のりは、ポリビニルアルコール(PVA)という水溶性プラスチックの分子に、水の分子がくっついたものです。ここに食塩を加えると、PVAとくっついていた水が塩に取られてしまい(塩の方が水とくっつきやすいため)、水から離れたPVAが固体となって出てくるのです。

このように、塩によって水を取り除き固形物を取り出すことを「塩析(えんせき)」といいます。
塩析は石けんの製造でも使われている技術です。塩析を何度も行い不純物を取り除くことで、純度の高い石けんができあがります。

↓↓スーパーボールのつくりかたは、こちらからダウンロードできます↓↓

スーパーボールをつくろう

20200729super_ball.pdf (2 MB)

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施設情報

エフコープ商品検査センター「りんご館」

エフコープ商品検査センター「りんご館」

エフコープ商品検査センター「りんご館」では、生産者や取引先、エフコープで確認した商品基準や商品仕様書などの約束ごとが守られているか検査を通じて検証しています。安心して利用できる商品をお届けするために、さまざまな角度から検査を行っています。

◎商品検査センターについて、詳しくはこちらから
https://www.fcoop.or.jp/product/product_inspection/