雪の結晶はなぜ六角形?

雪の結晶はなぜ六角形?

みなさんは、雪の結晶を見たことはありますか? 一見、白く見える雪ですが、よ~く見ると、一つひとつが、透明できれいな形をしていることがよくわかります。
さまざまな形に見える雪の結晶ですが、基本的には、すべて六角形をしています。なぜでしょう。それは、水の分子が凍るときに、六角形にくっつくからです。上空で冷やされた水蒸気が凍って六角形のつぶになり、とけずに地上まで落ちてくる間に空気中のチリなどとくっつきながら成長。そうしてさまざまな形となったものが、雪の結晶です。
結晶の形は上空の温度や湿度、水蒸気の量などによって変わるので、結晶の形から上空の様子がわかるのだとか。「雪は天から送られてきた手紙である」と言われていますが、形はおよそ35種類あるのだそうです。
下記に雪の結晶の観察方法を紹介しますので、この冬はお子さんと一緒に観察してみませんか?

Let'sチャレンジ! 雪の結晶を観察しよう

◎準備するもの
その1:よく冷えた黒い布と板(布は深い青色でもOK! 板はまな板や厚紙など)

その2:マスク(雪に息がかかるのを防ぐため)

その3:ルーペ(100円ショップなどで販売されているものでOK。なければ、スマートフォンの接写機能を活用しても)

◎観察方法

1.黒い布を張った板で雪を受けます。
※雪がまとまっているときは、楊枝などでほぐします。積もっている雪は結晶が崩れているため、観察には適していません。

2.ルーペやスマートフォンの接写機能を使って、雪の結晶の形を観察!

雪が降らない日でも、凍った車のフロントガラスをよ~く見ると、氷の結晶が見えることも。

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加藤 毅

加藤 毅

エフコープスタッフ(現在、インク・アンド・ペーパー出向)。気象予報士と防災士の資格を持つ。好きな空は「心が晴れ渡るような真っ青な秋の空」。