親子で学ぼう! 落雷の豆知識

親子で学ぼう! 落雷の豆知識

子どものころ、雷が鳴ると親から「雷さまにおへそを取られるよ」と言われたことはありませんか? 実はこれ、あながち迷信だと言い切れないんですよ。注意された子どもが、おへそを隠そうとお腹に手を当てたり、シャツをズボンやスカートの中に入れたりすることで、雷雨によって気温が下ったときに、お腹が冷えないようにするためだったと言われています。
そもそも、雷はどうして発生するのでしょうか。雲の中には大小さまざまな氷のかけらがあり、そのかけら同士が激しくぶつかり合うと、静電気が発生します。この静電気がどんどん雲の中に溜まっていき、抱えきれなくなると、地面に向かって電気が一気に流れてしまいます。これが、雷が起こる仕組みです。
下記に、雷から身を守る行動について紹介しています。中には間違って伝わっているものもありますので、お子さんと一緒にチェックしてみてください。


問題1 屋外にいるときに雷が鳴ったら?

 
正解はB


雷が鳴ったら身に付けている金属物を外すように言われますが、実は、それほど影響はありません。雷は高いところに落ちるので、傘など、頭より高く掲げる物を持つことの方が危険です。
ゴルフクラブ、釣り竿、野球のバットなども要注意!


問題2 車に落雷があったとき、車内にいる人は?


正解はA

近くに建物がない場所では車の中が安全です。車は金属で覆われているので、雷が落ちても、表面を通って地面に流れます。ただし、くれぐれも金属部分には触れないように注意しましょう。


問題3 雷が鳴っていても、屋内にいれば大丈夫?


正解はB

屋内も、絶対に安全とは言えません。通信線やテレビのアンテナなどを通して電流が屋内に侵入してくることもあるので、雷が鳴っているときは、家電機器や壁、天井などから1m以上離れましょう。