けんちゃん先生のおやさい知恵袋[アボカド(外国産)]

けんちゃん先生のおやさい知恵袋[アボカド(外国産)]

管理栄養士のけんちゃん先生こと嘉村健志(かむらけんし)さんが、野菜の豆知識を教えてくれる「おやさい知恵袋」。今回は、「アボカド(外国産)」についてあれこれ聞いてみました。
それでは、けんちゃん先生お願いしま~す!


はいは~い!
みなさん、こんにちは~♪ 前回の「スナップえんどう」編、参考になりました~?
見てない方は、こちらからチェック♥
さて、今回ご紹介するのは…

市販されているアボカドは、大半が外国産。しかも、そのほとんどがメキシコ産です。アボカドは1年間に4回収穫できるため、年間を通していつでも手に入りますが、特に春に収穫されるアボカドは栄養素や脂肪分が多く、ねっとりとした濃厚な味わいが楽しめるんですよ~。
そこで今回は、アボカド(外国産)の魅力を余すところなくお伝えしちゃいます♥

アボカドの目利き

●ヘタが少し沈んでいるもの

アボカドは、熟すにつれて果肉の水分が減り、ヘタも沈んでいきます。そして、皮とヘタの間に隙間が見られるくらいまで沈んだら、食べごろのサイン♪ ただ、ヘタの周りが柔らかすぎたり、ヘタが取れたりしているものは、熟れすぎている可能性があるので避けるようにしましょう。

●紫がかった黒色のもの

アボカドは、熟すと皮が紫がかった黒色へと変化します。まだ緑がかったものは、熟しきれていない証拠。選ぶときは、「紫がかった黒色」のものを選ぶといいですよ♪

また、握ったときの硬さも食べごろサインを見分けるポイント。軽く握って弾力を感じられるものが食べ頃です。ただし、フカフカしているものは熟しすぎなので要注意! ただ、ギュッ!と握るとアボカドを傷めてしまいますので、やさしく握るようにしてくださいね💛

アボカドは世界一栄養価が高い果物

アボカドは、約20種類ものビタミンやミネラル、カリウム、葉酸などがたっぷり含まれています。特に健康や美容に効果があると言われる栄養素がバランスよく含まれていて、1日1/2個食べると、不足しがちな栄養素を補えると言われているんですよ(あら、ステキ💛)。

また、アボカドは「森のバター」と言われるほど脂質の多い果物ですが、そのほとんどが「不飽和脂肪酸」で、この中にはオレイン酸がた~っぷり含まれているんです。オレイン酸には、善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールを下げてくれる働きがあると言われていて、積極的に摂りたい脂質です♪ ちなみに、アボカドは「世界一栄養価が高い果物」としてギネスブックにも認定されているそうですよ。

アボカドの上手な保存法

●未熟なものは常温で、熟したものは冷蔵庫で保存

まだ熟しきれていないアボカドは、常温において食べごろになるまで熟すのを待つようにしましょう。熟したものは、空気に触れないようにビニール袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保管するといいですよ~。

●冷凍するときはレモン汁で変色防止

冷凍するときは、カットして切り口にレモン汁をかけてラップをし、冷凍庫へ。こうすることで、酸化による変色を防ぐことができますよ。

\けんちゃん先生のワンポイントアドバイス/

profile

嘉村健志(かむらけんし)さん

嘉村健志(かむらけんし)さん

管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、福岡市と山口市で初心者向け料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
http://neowing-ht.com/
〈Instagram〉
https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja