けんちゃん先生のおやさい知恵袋[ズッキーニ]
管理栄養士のけんちゃん先生こと嘉村健志(かむらけんし)さんが、野菜の豆知識を教えてくれる「おやさい知恵袋」。今回は、「ズッキーニ」について、あれこれ聞いてみました。
それでは、けんちゃん先生お願いしま~す!
はいは~い!
みなさん、こんにちは~♪ 前回の「そらまめ」編、参考になりました~?
見てない方は、こちらからチェック♥
さて、今回ご紹介するのは…
緑色で細長い見た目からきゅうりの仲間と思われがちですが、実はかぼちゃの一種! でも、食感はなすに似た感じなんですよね~。油との相性が良く、炒めて煮込む「ラタトゥイユ」は代表的な料理です。そんなズッキーニの豆知識を、たっぷり紹介しちゃいます~♪
ズッキーニの目利き(見分け方)
●ふくらみが均一で、太すぎないもの
先端までの太さが均一なものを選びましょう。また、太すぎるものは中がスカスカで、食味が落ちている可能性があります。太さが同じ場合は、ずっしりと重みを感じるものが、新鮮でおいしいズッキーニです。
●表面に傷がなく、皮がやわらかくてツヤあるもの
皮の表面に傷がなく、ハリとツヤが感じられるものを選びましょう。鮮やかで濃い色をしているものが、新鮮な証拠。ズッキーニは乾燥に弱いので、皮の状態や色合いをしっかり見るようにしてくださいね。
●ヘタやおしりの部分の切り口がみずみずしいもの
ヘタやおしりの部分の切り口がみずみずしく、新鮮かどうか確認しましょう。切り口が変色していたり、しなびていたりするものは、鮮度が落ちている証拠です。
栄養豊富で、しかも低カロリー♪
ズッキーニは、βカロテンやカリウム、ビタミンKなどに加えて、食物繊維もた~っぷり含まれています。しかも低カロリーと、うれしいことばかり。ちなみに、カロリーは100グラムあたり約14キロカロリー。これは、ギネスブックに「カロリーが最も低い果実」と認定されているきゅうりと、ほぼ同じなんですよ(ビックリ!)。ダイエット食に使う食材としてもおすすめです!
ズッキーニの上手な保存方法
ズッキーニは水分が多いので、乾燥を嫌います。冷蔵庫で保存する場合は、乾燥を防ぐためにキッチンペーパーに包んでポリ袋に入れ、野菜室で保存すると、10日ほど持ちますよ。冷凍保存する場合は、あらかじめ輪切りにするなどしておくと、解凍後に調理がしやすいですよ♪ ちなみに、冷凍保存すると約1カ月ほど保存が可能です。
炒めるだけじゃない! ズッキーニのおいしい食べ方
実は、ズッキーニは生でも食べられるってご存じですか? ピーラーなどで薄くスライスして平麺のようにすると、サラダや冷しゃぶに食材にも♪ これからの季節におすすめです!
profile
嘉村健志(かむらけんし)さん
管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、福岡市と山口市で初心者向け料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
〈ホームページ〉
http://neowing-ht.com/
〈Instagram〉
https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja