けんちゃん先生のおやさい知恵袋[そらまめ]
管理栄養士のけんちゃん先生こと嘉村健志(かむらけんし)さんが、野菜の豆知識を教えてくれる「おやさい知恵袋」。今回は「そらまめ」についてあれこれ聞いてみました。それでは、けんちゃん先生お願いしま~す!
はいは~い!
みなさん、こんにちは~♪ 前回の「にら」編、参考になりましたか?
まだの方は、こちらからチェックしてみてくださいね♥
さて、今回ご紹介するのは…
この時季だけの味わい「そらまめ」。シンプルに焼いてもゆでても、ちょっと塩を振るだけでおいしいから、店頭で売ってたら即買いしちゃいますよね~。というわけで、そらまめのいろいろ、教えちゃいます~♬
そらまめの選び方(目利き)
さやの表面に産毛があって、さやの緑色が濃いものが目利きポイント♡
中の豆の形がさやから見てもわかるものほど、おいしいんですよ~。
さやの背の部分が黒いものは完熟の証なので、すぐに食べる場合は参考にしてみてくださいね♪
体に必要な栄養素を含むそらまめ
そらまめには、植物性タンパク質や食物繊維、ビタミンCに葉酸など、身体の調子を整える働きがある栄養素が含まれていますよ~♡
そうそう、葉酸ってどうして妊活で注目されているのか、ご存じですか?
葉酸は、赤血球の細胞形成を助けたり、細胞分裂が活発な胎児の正常な発育に役立ったりするなど、妊婦さんにとって大切な働きをするからなんです。妊娠初期の数週間はほとんどの人が妊娠を自覚していません。でも、その数週間の間に胎児の神経管(脳やせき髄)は形成されるといいます。そのため、神経管の形成には母体が摂取する葉酸の量が重要なカギを握っていると考えられているんですよ。
そらまめの保存方法
そらまめの実は乾燥に弱いので、さや付きのまま野菜室で保存しましょう。「そらまめがおいしいのは収穫後3日間!」と言われるほど鮮度が落ちやすいので、購入したらなるべく早く調理した方がおいしいですよ~!!
また、冷凍保存も可能。生のままでも、さっと塩ゆでしたものでも、冷凍できちゃいます!
シンプルでおいしい!そらまめの調理法
[1]さやごとグリルで焼く!
さやにしっかり焼き色が付くまで焼くと豆がおいしくなるんです!!
[2] 豆に切り込みを入れてゆでる(もしくは炒める)
薄皮は付けたまま加熱すると栄養も風味も残りやすいです! 豆にある黒い部分の反対側に切り込みを浅く入れてからゆでたり、炒めたりすると、薄皮がむきやすくなりますよ。薄皮は、食感が気にならない方はそのまま食べてももちろんOK!
profile
嘉村健志(かむらけんし)さん
管理栄養士・料理研究家。「料理で色褪せない思い出を」をテーマに、福岡市と山口市で初心者向け料理教室を主宰。“けんちゃん先生”として、テレビ番組や食育イベントでも活躍している。
〈ホームページ〉
http://neowing-ht.com/
〈Instagram〉
https://www.instagram.com/kenshikamura/?hl=ja