【子どもとスポーツ⑤】ボールを用いたコーディネーション運動
今回は、ボールを用いたコーディネーション運動をご紹介。これらを通し、小・中学校の体育授業で必須とされる“巧みさ”や“すばしっこさ”を高めることができますよ。的当てやボール投げといった「投げ」の技能“投能力”の向上はもちろん、イメージ力や集中力など、認知力UPにも役立ちます!
◎コーディネーション運動とは…脳と神経を刺激することで、運動神経をきたえるトレーニングメソッド。
“投能力”の向上に最適 ボール運動(ソロ編)
ボール(安価なゴムボールでOK)を使ってジャグリングに挑戦。8回ほど続けてできるようになればクリア!
①左手を前方から、右手を後方から股の下に入れ、ボールを持つ
②ボールを手から離す
③素早く手を入れ替えてふたたびキャッチ!
▼ ステップアップ!▼
クリアできた人は、ページの最後にある動画を参考に、より難しい課題に挑戦してみよう!
巧みな動きを磨く ボール運動(ペア編)
“力の入れ具合”(グレーディング)や“タイミング”(リズム感覚)などをきたえ、運動神経を伸ばしていきます。
①ボールを前方に投げる
②すばやく馬跳びをする
③落ちてきたボールをキャッチする
▼ レベルダウン ▼
上記が難しければ「ボールを地面にワンバウンドしてキャッチ」に挑戦してみよう!
ボールを用いたコーディネーション運動
出典: YouTube
★ 短時間でもいいので、継続して習慣化を
コーディネーション運動は、ドイツでは週に45分程度の実践が推奨されています。ですが、大切なのは続けること。1日2〜3分など短時間でいいので、継続して習慣化しましょう!
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泉原 嘉郎(いずはら よしお)さん
九州産業大学健康・スポーツ科学センター准教授。独ライプツィヒ大学でコーディネーション理論をテーマに博士号を取得。日本サッカー協会技術委員会フィジカルフィットネスプロジェクトメンバー。