【北九州市八幡東区】入場無料!見て触れて、遊びながら楽しく学べる「タカミヤ環境ミュージアム」

【北九州市八幡東区】入場無料!見て触れて、遊びながら楽しく学べる「タカミヤ環境ミュージアム」

今回、チアちゃん・デイズくんが訪れたのは北九州市八幡東区にある「タカミヤ環境ミュージアム」。SDGs(エスディージーズ)や環境問題ついて、展示見学やゲーム・クイズ形式の設備、無料エコ工作など、見て触れて楽しく学べる魅力いっぱいの環境学習スポットです。SDGs未来都市に選ばれた北九州市の歴史と未来を、チアちゃん・デイズくんと一緒に体験してみましょう♪

チアちゃん・デイズくんの紹介ページはこちら

【目次】
●見て触れてワクワクする仕掛けがいっぱい
●公害克服の歴史をリアルに体験
●楽しいゲームで地球の環境問題を学ぼう
●くらしやエネルギーについて一緒に考えよう
●エコを楽しむイベントが盛りだくさん
●施設情報・アクセス

見て触れてワクワクする仕掛けがいっぱい

2001年に開催された北九州博覧会のパビリオンを利用して作られた「タカミヤ環境ミュージアム」にやってきました!環境学習の場や環境活動の拠点として市内外から多くの人が訪れているそうです。

入口では北九州市環境マスコットキャラクターの「ていたん」がお出迎え。鼻と口で「エコ」を表しているところがかわいい♡ 館内にはお友達の「ブラックていたん」もいるそうなので探してみてね。
館内には6つの展示ゾーンがあり、公害克服の歴史から環境問題まで幅広く学べるようになっています。早速入ってみましょう!

中に入ると円形状の広いエントランスがあり、北九州市の自然や水辺、変遷などをパネルやビデオで紹介しています。床には現在の北九州市の航空写真があります。工業都市というイメージが強い北九州市ですが、意外と山や緑が多くて海がきれいなのにびっくり。

また、館内には二次元コード入りのパネルが10カ所に設置されていて、二次元コードをスキャンしてアクセスすると、各コーナーの説明をマンガでわかりやすく読むことができます。サインを見つけたらスマートフォンを使ってアクセスしてみてね。それでは第1ゾーンへ進んでみましょう!

第1ゾーンでは北九州市の成り立ちや発展について紹介。どのようにして北九州市に大きな製鉄所ができたのかがわかるようになっています。

鉄の原料や工業製品などの展示品もたくさん並んでいます。写真は鉄を作る際、鉄の原料である鉄鉱石と一緒に高炉に入れる石炭やコークスです。こんな黒いかたまりを入れて鉄を作るんですね。実際に触ったり持ったりできるので、ぜひ感触や重さを確かめてみてくださいね。

鉄道のレールも展示されていて、製鉄所を中心に多くの工場が作られ、北九州市が工業の街として発展していったことがよくわかりました!

公害克服の歴史をリアルに体験

第2ゾーンでは北九州市の公害克服の歴史について学びます。ちなみに、各ゾーンの入口には針金で作ったいろいろな昆虫のオブジェもあるので探してみてね。

ここではパネルや展示物で、1960年代に大気汚染で国内最悪を記録した公害について紹介しています。工場や家庭からの排水によって、洞海湾が魚はおろか大腸菌さえ住めない「死の海」になっていた当時の様子を知ることができます。

大気汚染がひどかった地区の小学校の雨どい。大量の粉じんやばいじんが降り積もって固まっています。持ってみるとすごく重たい!どれだけ空気が汚れていたかがわかりますね。

地球儀のようなドーム型のジオラマでは、当時の人々のくらしや公害の様子をみることができます。

こちらのパネルでは、家族の健康を守るため立ち上がった婦人会の活動が企業や行政を動かし、北九州市がどのように公害を克服したのかがわかりやすく展示されています。お母さんたちの力ってすごいですね!

公害克服を訴えた婦人会が1965年に製作したドキュメンタリー映画「青空がほしい」のショートバージョン(7分)を見ることもできます。

市民や企業・行政のとりくみによって、「死の海」だった洞海湾にもたくさんの生物が戻ってきました!現在の洞海湾の海中映像を見てみましょう。元気なイソギンチャクがいますよ!

こちらでは北九州市が公害を克服したノウハウを世界に発信している現在の活動が学べます。世界には、昔の北九州市のように公害に悩んでいる国や地域がまだまだあるんですね。では次のゾーンに行ってみましょう!

楽しいゲームで地球の環境問題を学ぼう

第3ゾーンでは「カーボンニュートラル※」について遊びながら学べます。ていたんとブラックていたんが案内してくれますよ。

※カーボンニュートラル:排出される二酸化炭素などの温室効果ガスを、同じ量だけ削減することで「実質ゼロ(ネットゼロ)」にすることです。

大きな傘を広げたようなドーム状の空間が広がっていますね。明るくてとっても開放的です。ドームの周りには面白そうなゲームがいっぱい!

やじろべえのようなおもちゃがありました。右は二酸化炭素を取り込むもの、左は二酸化炭素を出すものを置いてみましょう。左右のバランスが取れたら「カーボンニュートラル」に!

好きなごはんとおかずを選んでお弁当を作ってみよう。あれれ? 何か数字がでてきましたよ。なんでも選ぶ食材によって数字が変わるんだとか。数字が小さいほど環境に優しいお弁当になるそうなので、チャレンジしてみてね。

大きな赤い箱に望遠鏡のようなものがついています。「もし二酸化炭素が増え続けたらどうなるんだろう?」と書いていますね。チアちゃんは何が見えたのかな?

子どもたちが楽しく遊んでいる間、ちょっと一休みできるスペースがあるのもうれしいですね。小さなお子さん向けの絵本もありました。

くらしやエネルギーについて一緒に考えよう

こちらは第4ゾーン。北九州市で行われているリサイクル活動について学べます。ペットボトルや空き缶はどんなものにリサイクルされているのかな?

このポロシャツの半分はペットボトルでできているんだって!

これは何かな〜?遊びながら楽しくリサイクルが学べる人気のゲームです。全問正解をめざしてチャレンジしてみよう♪

最後は地球に優しい新エネルギーについて学べる第5ゾーン。電力って太陽光や風力、水素などからも作れるんですね。説明がちょっと難しいなあと思ったら二次元コードをスキャンしてマンガを読んでみてね。

エコを楽しむイベントが盛りだくさん

広々とした多目的ホールには、環境学習サポーター(ボランティア)のみなさんと来館者が作った「エコ工作」が展示されています。

ブローチや星型のトレイ、アクセサリーなど、チラシや布のハギレで作った作品がずらり!

チラシで作った傘は実際に開くこともできるそう。サポーターの方が作り方を教えてくれるので、作ってみたい作品があったら気軽に声を掛けてみてくださいね。

公害克服の歩みやカーボンニュートラルのとりくみはもちろん、普段の生活にも取り入れやすいエコライフを体感しながら楽しく学ぶことができる「タカミヤ環境ミュージアム」。無料のワークショップが毎日開催されているほか、空き缶を使ったバイク作りやストーンペインティング、おもちゃ作りなど楽しいイベントも大人気。夏休みの自由研究のテーマにもおすすめです。興味がある人はホームページをチェックして参加してみてくださいね。

施設情報・アクセス

施設情報

タカミヤ環境ミュージアム

タカミヤ環境ミュージアム

福岡県北九州市八幡東区東田2丁目2-6
TEL:093-663-6751
開館時間/9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日/毎週月曜日(月曜日が祝日・休日の場合は翌日)・年末年始 
利用料/展示室観覧料は無料(施設・設備使用料は別途)
駐車場/[普通車]300台(東田博物館ゾーン共同駐車場)30分/100円(4時間以上は一律800円)
アクセス/(JR)鹿児島本線「スペースワールド駅」下車、徒歩約5分
(バス)西鉄バス「東田大通入口」下車、徒歩約5分、「いのちのたび博物館」下車、徒歩3分
(都市高速)北九州都市高速「大谷I.C.」または「枝光I.C.」より車で約5分
●ホームページはこちら
https://virtual-eco-museum.com/

※情報は2024年5月時点のものです。

✔︎こどもとお出かけDATA
◎多目的トイレ/あり
◎おむつ替えシート/あり
◎売店・飲食店/なし
◎授乳室/なし
◎ベビールーム/なし
◎ベビーカー貸し出し/あり
◎コインロッカー/あり

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