【糸島市】涼しい水辺でやまめ釣り＆そうめん流し体験を！「白糸の滝」

糸島市羽金山の中腹に位置する「白糸の滝」は、清冽な水が白いしぶきとなって黒い岩肌を流れ落ちる、たおやかな名瀑。水煙と木陰のおかげであたりはヒンヤリと涼しく、夏場には涼を求めてたくさんの人で賑わいます。今回は、「やまめ釣り」「そうめん流し」の２大名物を中心に、白糸の滝での楽しみ方をチアちゃん、デイズくんと一緒に紹介します。

チアちゃん・デイズくんの紹介ページはこちら

【目次】
●満車注意の駐車場！午前中が狙い目
●滝見物でマイナスイオンを感じる
●滝の下の清流でやまめ釣り
●白糸の滝の原水を使ったそうめん流し
●まだある！白糸の滝グルメ
●夏はもちろん、秋も楽しみいっぱい
●施設詳細・アクセス

福岡市中心部から車で約50分と気軽なロケーションながら、自然を満喫できる「白糸の滝」。例年、夏休みには多くの人出で賑わいます。

周辺には約200台分の無料駐車場が整備されていますが、天気がいい日には大混雑必至。訪れるなら午前中の早めの時間がおすすめです。

看板に従って入り口をくぐり、直進します。

付近の標高は480メートル程度。木立が作る影が、とっても心地いい！福岡市中心部の気温が35℃に達していた取材当日の午前中、白糸の滝周辺では全くといっていいほど暑さを感じませんでした。

そのまま道なりに歩くと、ほどなくして「白糸の滝」に到着！その名の通り、まるで糸のように繊細な清水が、軽やかに流れ落ちています。落差は、約24メートル。県の名勝にも指定される景勝地です。滝に近づくと、冷たい水しぶきを肌に感じ、より一層涼しく感じます！

水が、なんて冷たいこと！

滝の下からは、美しく整備された渓流が続いています。あっ、やまめ発見！たくさん泳いでいますね～。

やまめ釣りのために、2000〜3000匹ほどが放されているのだそう。やまめ釣りをしている子どもたちがたくさんいましたよ！チアちゃんとデイズくんも、チャレンジしてみることに。

やまめ釣りは、売店横の「やまめ釣堀受付所」で申し込みます。
レンタルの竿とバケツ、エサのオキアミ付きで、1回3000円。やまめは4匹まで釣ることができますが、全く釣れなかった場合でも3匹まで補償してもらえるそうです。

釣り初心者でも係の人が教えてくれるので安心！

水辺で釣りを楽しむ人たちの輪に加わって、早速トライしてみます。

まず、バケツに水を汲んで、エサのオキアミを針に付けます。なんとなく針に刺してみました。これでいいのかな？見よう見まねで簡単に付けてみましたが、時間帯によってはスタッフの方からコツを教えてもらえるようです。

さあ、針を水中に投入！ときどき上下左右に動かしてみたりしながら、行方を見守っていると…不意に、ググッと手応えが！  

かかった！早くも、釣れそうです！

元気なやまめが釣れました！よっしゃ。こみあげる達成感！口に刺さった針を取って、バケツに入れます。素早く取ってあげたいけれど、動くのでなかなか取れず四苦八苦しながらなんとか取れました！

その後15分ほどして、もう1匹ゲット！その後オキアミがなくなるまで粘りましたが、結果はこの2匹だけでした。タイミングによっては1匹も釣れないこともあるそうなので、ともかく、釣れてよかった♪

お隣で楽しんでいた女の子も、1人で見事なやまめを釣り上げていましたよ。ほかのグループからも釣れるたびに、楽しそうな歓声が上がっていました！

釣ったやまめは、「やまめ釣堀受付所」で塩焼きにしたものと交換してもらえます（1匹150円）。皮はパリパリで、身は脂が乗っていて、すぐにペロリと平らげてしまうおいしさ！

次は、やまめをおかずに、そうめん流しにチャレンジ！

まずは、売店でそうめんを購入。1人前（つゆ付き）600円で、必要に応じてワサビと小ネギもたっぷりともらえます。

空いている時にはゆでたてを受け取ってすぐにそうめん流しを楽しむことができますが、混雑時は行列ができることもあります。また特に混みあう時間帯には、番号札で呼び出す方式になることもあるそう。夏休みの昼時は特に混雑するため、午前中など早めの時間に利用するのがおすすめです。

白糸の滝のそうめん流しには、地下80メートルから汲み上げる白糸の滝の原水が使われているそうです。

見晴らしも最高！谷の向こうに、玄界灘まで一望できます。

そうめん流しスタート！たっぷりの水に白いそうめんが涼しげです。

竹にはほどよい傾斜が付けられており、そうめんは速すぎず遅すぎず絶妙なスピードで、ツルツルと流れていきます。

ゲットできました！

まだ背の低い小さいお子さんがいる場合は、足場用のビールケースを貸してもらえるので、受付で聞いてみてくださいね。

取り逃したそうめんはレールの下に置かれたザルでキャッチしているるので、最後まで残さずに食べられるのもうれしい♪

売店で販売されているスナックやドリンクをそうめん流しの合間に味わうのも、楽しみのひとつ。

おすすめは、自家製の「あまおうヨーグルト」（700円）。凍らせたあまおうの自然な甘みとヨーグルトの酸味が、暑さで疲れた体に元気をくれます！

自家製ダレにじっくりと漬け込んでカラッと揚げた「唐揚げ」（6個入り600円）も人気！プレーン、レモンペッパー、スパイシー、チリソースと、味のバリエーションも豊富です♪

こちらは名物の「天ぷらおにぎり」（200円）。魚のすり身の天ぷらの味がご飯によく染み、一度食べ出すと止まらなくなりますよ。

ちなみにイチオシは、絶妙な甘さの餡がたまらないやまめ型の焼き餅「やまめまんじゅう」（250円）。プレーンと抹茶の2種があり、その場で焼きたてが購入できるほか、お土産用に冷凍でも販売されています。

座ってゆっくりと食事をしたい場合は、売店横の食事スペースで「ざるそば」（800円）「やまめ定食」（2000円〜） などの料理も味わえます。

白糸の滝のハイシーズンは、夏の真っ盛り！釣り堀スペースの下では、小さいお子さんが、大人と一緒に水遊びを楽しんでいましたよ。

山の水の冷たさを肌で感じる体験は、きっと一生の思い出になるはず！

また、周辺には紅葉する樹木が多いため、秋には雰囲気がガラリと変わるそう。白糸の滝が紅葉で縁取られる様子を見に、ドライブやツーリングがてら訪れるのもおすすめです。滝壺を赤く染める落葉の美しさに魅了され、夢中で写真を撮る人も多いとか。

そうめん流しは9月末で終了しますが、その後は、新そばの季節を迎えます！

また、冬は雪、春は桜と、四季折々の風景が楽しめる白糸の滝。家族での思い出作りに訪れてみてはいかがでしょう。