子連れデイキャンプの楽しみ方 in かなたけの里公園
「かなたけの里公園」副所長さんに聞きました!
気軽に自然を感じながら子どもとのおでかけを楽しめる「デイキャンプ」。福岡県内にもたくさんのデイキャンプ場があり、手頃な料金なのも魅力!
そんなデイキャンプの楽しみ方を数十年の登山歴を持ち、アウトドアに詳しい「かなたけの里公園」の副所長さんにお聞きしながら、自然の中でバーベキューと外遊びを楽しむ基本のデイキャンプの流れをご紹介します!
今回は「かなたけの里公園」での例ですが、ほかのキャンプサイトでも同じような流れになるので、デイキャンプに挑戦してみたい初心者さんはぜひ参考にしてくださいね。
※「 」 👈グリーンの部分は副所長さんのコメントです。
●かなたけの里公園の楽しみ方はこちら(あとからリンクが入ります)
基本の持ち物
子ども連れの場合、着替えや遊具を用意しておくと便利! 日帰りでも着替えが必要?と思われるかもしれませんが、自然いっぱいな環境だけあって、泥だらけになるお子さん多数だとか!「かなたけの里公園」には、シャワールームもあるので着替えがあると汚れても安心です。持ち物リストは以下よりダウンロードしてスマホに保存してね!

サイトを設営しよう
バーベキューの前にまずはサイトを設営しましょう。「かなたけの里公園」の場合、バーベキュースペースの利用者は運搬用のカートを無料で借りることができます。道具は一旦車に置いたまま、先に管理棟で受付をしてカートを借りて、まとめて運ぶのがおすすめです。
今回はレンタルできるものを使ってサイト設営に挑戦!受付を済ませたら利用者が倉庫や炊事棟からレンタルしたものを自分たちの区画まで運びます。設営で分からないことは、スタッフさんに聞けば教えてくれますよ。
まずはチェアやタープ、シェード類から設営スタート!
ハンマーでペグを打って固定。青いレンタルシェードはケースから取り出すとポン!と開く
今回使用するのは、四方に脚を開き、立てて使うタープ。そのままでも自立しますが、風の強い日には、ペグで固定しておくと安心。「お昼寝をする年齢の小さいお子さんが一緒なら、タープのほかにシェードも借りておくと便利です」。
テーブルとベンチは炊事棟の中にあります。テーブルは脚を×印のようにはめ込んで使用するタイプで、組み立て簡単♪
ベンチは木製で、組み立て不要。背もたれ付きのアウトドアチェアもレンタルできるので、人数や好みに応じてどちらか、あるいは両方を予約しておきましょう。
初めてでも、所要15〜20分程度でサイトが完成!いよいよバーベキューの準備です♪
バーベキューの準備
まずはバーベキューに必要なものをそろえましょう! 「かなたけの里公園」ではバーベキュー用具のレンタル・販売もあるので、食材や調味料、飲みもの、食器など最低限のものを持参すれば、「ほぼ手ぶら」バーベキューもできちゃいます。スマホに保存できる準備リストを作ったので、チェックしてみてくださいね。

バーベキュー利用者はゴミ袋複数枚と火種用の新聞紙がもらえます
<食材について>
食材はそのまま持ってきて、炊事棟で子どもと一緒に調理するのもいい体験になります。人手や時間の余裕がない場合は、あらかじめカットしておくと現地での手間が省けます。とうもろこしなどカット済みの冷凍野菜を活用することで、手軽で保冷剤代わりにもなるのでおすすめですよ。移動時はクーラーボックスを使用し、保冷剤を入れておきましょう。
今回は、「かなたけの里公園」から車で14分ほどの「エフコープ上山門店」に立ち寄って、食材を用意しました。
●コンロで炭火起こし
バーベキューの準備を始めましょう。今回使用するコンロは中に収納されている脚を取り出し、組み立てて使います。なお、コンロのレンタルには、網と鉄板も含まれています(網は簡易タイプ、要持ち帰り)。
炭・トングはコンロレンタルには含まれません
バーベキューコンロの炭火起こしは意外と難しく、慣れた人でも30分、初心者なら45分ほど要することもある時間の掛かる作業です。野菜を洗う・切るといった食材の準備がまだなら、二手に分かれ、並行して準備をするのがおすすめです。火の取り扱いには注意して、お子さんの安全確保と目配りも忘れずに。
〈火おこしの手順〉
(1)コンロの中に炭を設置
炭はくっつけて並べず、空気の通り道を確保するように置いていきます。「ふわっと丸めた焚き付け用の新聞紙の周りに、煙突を作るイメージで井桁(いげた)状※に組んでいくのがコツです」。着火剤がある場合は、新聞紙と一緒に置いてくださいね。
※漢字の「井」の字のように、2本の平行な縦木と2本の平行な横木を交互に交差させて組んだ形状のこと
(2)新聞紙(着火剤)に火を着ける
ライターを使って、新聞紙(着火剤)に火をつけます。
(3)炭に火を移す
そのまま10分ほど待っていれば、新聞紙の火が炭に移って広がっていきます。炭に火が移ったら、火がついている炭にほかの炭をふんわりと寄せて、うちわであおぐなどして火を移していきましょう。「コンロの形状によりますが、なるべく横からあおいで炭と炭の間に風を送るといいですよ」。
炭火はすぐにはつかないので、焦らずに腰を据えて取り組んでくださいね。「もし自信がなければ、アウトドア用バーナーを持参するのも一手。バーナーで直接炭に火をつけるのが、簡単で早いです」。火が全体的に回って安定してきたら準備OKです!
次は食材の下ごしらえ。「かなたけの里公園」には炊事棟があり、流しやかまど、調理台が備えられていて、バーベキュー利用者は無料で使えます。
●バーベキューを楽しむ
食材とコンロの準備ができたら、網を置いて、好きな食材を並べて焼くだけ♪
<食材を並べるコツ>
火の勢いが強い網の真ん中あたりには火が通りにくい野菜などを置き、脂分が多い豚肉などは、端の方に並べるようにしましょう。
「炭を配置する際、炭を多く置く“強火ゾーン”と、炭をまばらに置く“弱火ゾーン”を作っておくのもおすすめです」。火の勢いが弱まったら、どんどん炭を追加していきましょう。
炭から出る遠赤外線のおかげで、お肉も野菜もふっくらと香ばしく焼けますよ。食べごろを見計らってお皿に取り分けましょう。
管理棟で紙皿や箸も販売していますが、塩やタレなどの調味料は用意していません。「たまに、食べる直前になって忘れたことに気づき、慌てて車で買いに行かれる方も…。必ず持参してくださいね」。
デザートにいかが?スモアづくり
北米が発祥の「スモア」は、クラッカーに焼きマシュマロとチョコレートを挟んだ、大人も子どもも大好きなアウトドアスイーツ。バーベキューがひと段落したあとの熾火(おきび)や焚き火で手軽に作ることができますよ。使用する串は、長めの竹串か、アウトドア用の金属製の串を用意してください。
<材料>
・クラッカーやビスケット
・マシュマロ
・薄めのチョコレートまたは割った板チョコ
・串
<作り方>
(1)バーベキューの残った炭を煙突状に整えます。炎が上っていなくても、炭の内部が赤く熱を帯びている「熾火」が残った状態ならOK!※または別途焚き火を用意
(2)串に刺したマシュマロを近づけ、表面がきつね色になるまであぶります。
(3)チョコレートと一緒に、2枚のクラッカーに挟めば完成!
とろとろに焼けたマシュマロとチョコレートの甘み、クラッカーの食感が一体になった、楽しい味わいが満喫できます♪
薪割りにチャレンジ!
「かなたけの里公園」では、焚き火用の薪割り台(ログスプリッター)やハンマーが無料で借りられます。刃物を使わずハンマーで叩き割る道具なので、大人のサポートがあれば、子どもも体験できますよ。
割った薪は、炊事棟備え付けのかまど(無料)や、焚き火台を持参して使用することができます。「かなたけの里公園」では、地面に直接薪を組む直火での焚き火は禁止です。
<薪割りの方法>
(1)薪と薪割り台、ハンマー、軍手(または革手袋)を用意します。「かなたけの里公園」でも、クスやコナラなどの雑木から作った薪を、1束500円で販売中。
(2)薪割り台に薪をセットし、ハンマーで叩き、縦に割きます。節のない薪を選ぶと、スコンと気持ちよく割れます。「周りに人がいないか、必ず確認してから行ってください」。
また、(2)で割いた薪をナタでさらに細く割いていくと、焚き付け(着火)用としても使えます。ナタを使った作業は大人が行いましょう。薪に直接ナタを叩きつけるのではなく、薪の上にナタの刃を置き、ナタの背をほかの薪で叩いて割る「バトニング」というやり方をする方が、力加減が簡単でおすすめです。
薪が手に入れば、焚き火台で暖を取ったり、炊事棟のかまどでご飯を炊いたりと、デイキャンプでできることがさらに広がります。
飯盒(はんごう)もレンタル可能。子ども会やスポーツクラブのレクリエーションなど団体の場合は、羽釜炊き体験もできますよ。
片付け・ゴミの持ち帰り
使った道具類の片付けとゴミの持ち帰りはマストです! 初めての場合は片付けにも時間がかかるので、営業終了時間の1時間前にはスタートしましょう。「タープ類のしまい方にはコツがあります。レンタル品の場合は、やり方に迷ったら力づくで畳もうとせず声を掛けてくださいね」。
使い終わった炭は、山火事ややけどの元になるので、そのまま放置せず指定の場所に捨てましょう。「かなたけの里公園」では専用のドラム缶が用意されています。
使ったレンタル用品は、ウエットティッシュなどで汚れを拭いてキレイにします。コンロは炊事棟で洗い、脂や汚れを落としてから元の場所に戻してくださいね。
キレイに洗ってから少し水を切っておき、ふきんやキッチンペーパーなどで拭き上げて元の場所に戻せば、片付け終了です!ゴミの持ち帰りも忘れずに。
✔︎子どもとデイキャンプQ&A
子連れデイキャンプの注意点や楽しみ方のヒントなどを聞いてみました!
[Q]子どもとのデイキャンプであると便利なものは?
[A]子ども用軍手、多めの着替え、夏なら虫よけや蚊取り線香などは必要です。また、お昼寝をする年齢のお子さんが一緒なら、タープのほかにシェード(ポップアップテント)があると、サッと寝かせられて便利です。
[Q]子どもが退屈しない過ごし方はありますか?
[A]遊具を持参するといいですね。シャボン玉やボール、バドミントンなどが定番ですが、最近は、木のゲーム“モルック”を持参して、ご高齢の方からお子さんまで一緒に楽しんでいる様子もよく見かけます。
遊具に飽きたら、森や竹林を探検して昆虫を見つけたり、どんぐりや松ぼっくり拾いをするのも楽しいです。松ぼっくりは、バーベキューの着火剤代わりに使えます。探検の際は大人も付き添ってくださいね。
[Q]おすすめの季節はいつですか?
[A]行楽シーズンというと春夏のイメージですが、虫が多かったり気温が高すぎたりするため近年では避けられる傾向にあります。虫が少ない秋は快適に過ごせることが多く、おすすめですよ。また、冬に焚き火で暖まるのも楽しい体験です。
[Q]子連れデイキャンプの注意点を教えてください
[A]お子さんから目を離さないことは当然として、バーベキューコンロの周辺に燃えるものを置かない、高温になる道具や刃物を子どものそばに置かないといった環境づくりにも注意を払いましょう。
里山ののどかな景色も、最高の調味料。心ゆくまで、アウトドア時間を満喫してくださいね。
今回食材を調達したのはこちら!
エフコープ上山門店
バーベキューにおすすめの産直品のお肉や地場野菜、コープの冷凍野菜はもちろん、ベビー向けの冷凍離乳食などの子育て応援商品や、アレルギー配慮商品などの商品も取り扱っています。
