【久留米市】遊具もいっぱい♪ 古墳とため池のある浦山公園をてくてくおさんぽ

【久留米市】遊具もいっぱい♪ 古墳とため池のある浦山公園をてくてくおさんぽ

久留米市中心部から南東に約4キロ、4つのため池と6つの古墳が点在する丘に広がる「浦山公園」は、1995年に開園した、市民のいこいのスポット。子どもが夢中になって遊べる「トリム冒険広場」や春の花の名所「ツツジ・サクラ園」、森林浴ができる2カ所の「野鳥の森」などが整備され、季節ごとの楽しみもいっぱいの公園です。今回は、園内をめぐるウォーキングコースのひとつ「内回りコース」を、チアちゃん・デイズくんと一緒にご紹介。いったい、どんな景色に出会えるかな?
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【目次】
●古墳が点在する丘の公園
●池のほとりでのんびりウォーク
●遊具がいっぱい「トリム冒険広場」をチェック
●春におすすめ!「ツツジ・サクラ園」
●「中央広場」脇を抜ければゴールは目前!
●見学無料の古墳館でお勉強
●施設詳細・アクセス

古墳が点在する丘の公園

今回紹介する浦山公園は、「久留米成田山」のお隣。遠くからも見える白い大きな観音像「救世 慈母観音像」を目印に向かうと、スムーズに到着できます。駐車場は数カ所ありますが、おさんぽコースのスタート地点に近いのは、国道3号線に接している「3号線進入路」駐車場。

浦山公園エントランス

公園のエントランスは、駐車場のすぐ横。

エントランスから続く「円形広場」では、古墳時代と縁の深い公園らしく、古代の装身具「耳環(じかん)」をかたどった大きなモニュメントがお出迎え!

おさんぽの出発地点は、円形広場の先、大きな階段の右脇です。

浦山公園おさんぽマップ

ウォーキングコースとして整備されている「内回り」(1キロメートル)と「外回り」(1.5キロメートル)のうち、今回は、見どころがぎゅっと詰まった短めの「内回り」コースを歩いてみます!

池のほとりでのんびりウォーク

スタートしてしばらくは、ゆるい坂道を進みます。左手にはサクラ並木。春には、お花見さんぽが楽しめそうですね!

園内に4つあるため池のひとつ、「ぜんぞう池」にぶつかったら、右に曲がって池のほとりを進みます。

どんどん進んで小さな駐車場を抜けると、右手に「いこいの広場」が見えてきました。広場の隅には藤棚が整備されていて、例年5月頃、見ごろを迎えるそうですよ!

ここで天然記念物・カササギを発見!カササギは、日本では有明海の沿岸部にしか生息していない貴重な鳥です。久留米ならではの、のどかな光景に癒やされます。

さらに進むと、右手に階段が現れました!直進すると「野鳥の森」の遊歩道が見えてくるのですが(後述)、今回のおさんぽでは、階段から右折して、奥の舗装路へと進みましょう。

高台を目指して舗装路をさらに進むと…

「トリム冒険広場」の入り口に到着。奥の方に、カラフルな遊具がチラリと見えています。楽しそう!

●バリエーションルート
野鳥の森(ぜんぞう池側)で古墳探し


ちなみに、「トリム冒険広場」入り口には、先ほどの分岐を直進し「野鳥の森」経由で行くこともできます。舗装されていない散策路ですが、探検好きのファミリーにはおすすめのルートなので、ここでちょっとだけ、紹介しますね!

「ぜんぞう池」にかかる小さな橋を渡った先に広がる「野鳥の森」は、既存の地形と樹木を利用した遊歩道が張り巡らされた小さな森。エナガ、ヤマガラ、メジロなどの野鳥が住んでいて、カシ、シイ、クヌギ、アカマツなどの樹上に、時折、鳥たちの影が飛び交っています!

ところどころに急な段差が。お子さん連れの場合は足元に気をつけて。

こちらの「野鳥の森」エリアには、公園内で確認された6つの古墳のうち「4号墳」「5号墳」があります。古墳のあるポイントまで行けるだけで、中に入って見学できるわけではありませんが、目印が立っているので、探してみてくださいね!

「野鳥の森」の遊歩道は、「トリム冒険広場」入り口とつながっています。野鳥の森を探検した場合は、ここからウォーキングコースに再合流できますよ。

遊具がいっぱい「トリム冒険広場」をチェック

さて、ウォーキングコース沿いに広がる「トリム冒険広場」には、全身を使って遊べる遊具がいっぱい!おさんぽの途中に立ち寄って、ひと巡りしてみてはいかがでしょう。広場内の小高い丘の上には22基のアスレチックが設置され、丘を登った先にある風車の上からは久留米市内を一望できます♪

そして、広場のトレードマークになっているのが2基の長いスライダーです!

中央にネットが貼られたぴょんぴょん跳ねて遊べる大型複合遊具も人気。

他にもカラフルな複合遊具やターザンロープ、シーソーなどもあり、かなり、遊びごたえあり!ひと通り回るだけでも、あっという間に時間が経ってしまいます。

また、「トリム冒険広場」にはクヌギやカシなど実のなる木がたくさん植えられているので、秋にはどんぐり拾いも楽しめますよ。

春におすすめ!「ツツジ・サクラ園」

遊具を満喫したら、おさんぽ再開。先ほどの舗装路を、さらに北に向かいます。

ほどなくして、右手に「ツツジ・サクラ園」が見えてきました!

ツツジ・サクラ園

「ツツジ・サクラ園」は、ため池の向こうに久留米市の北東部を望む居心地のいい高台。3月にはサクラが、4・5月頃にはツツジが咲き、訪れる人の目を楽しませてくれます。端の方には東屋があるので、休憩したり、お弁当を食べたりする場所としても利用できますよ♪

「中央広場」脇を抜ければゴールは目前!

この辺りまで来たら、ウォーキングルートも後半戦。「ツツジ・サクラ園」近くのT字路を左折して、「ぜんぞう池」方面に向かいます。

ところどころに案内板があるほか、分岐には路面に矢印が振ってあるので、迷うことはありません。

「ウォーキングコース(内回り)」のルートを示す青色の矢印

右手に中央広場を見ながら、案内板に従って進めば、「ぜんぞう池」が見えてきますよ。

中央広場

●バリエーションルート
野鳥の森(観音池側)で森林浴


なお、「ツツジ・サクラ園」付近から「中央広場」までは、2つめの「野鳥の森」を抜ける別ルートを通ることもできます。ひとつ目の「野鳥の森」同様、手軽に探検気分を味わえる気持ちのいい道なので、こちらも、チラッとご紹介!

「野鳥の森」入り口

こちらの「観音池」側の「野鳥の森」入り口は、「ツツジ・サクラ園」の向かいにあります。入り口には、ここでであえる野鳥の案内板が。

森に足を踏み入れた途端、鳥たちのにぎやかな鳴き声に包まれます。

ひんやりとした空気も心地が良く、まるで山の中にいるよう。歩いていると、ここが街中であることを忘れてしまいます。

栗のイガを発見!

手軽に森林浴が楽しめて、リフレッシュできる貴重な場所です!

「中央広場」側から見た「野鳥の森」(観音池側)出入り口

反対側の入り口は「中央広場」に続いています。「中央広場」からウォーキングコースに再合流して、ゴールへ向かいましょう。

「ぜんぞう池」のほとりをしばらく歩いて、来た道を折り返すルートに入れば、ゴールは目前!

1キロメートルの道のりを踏破して、スタート地点へと戻ってきました!短いコースですが、ゆるやかなアップダウンがあり、ほどよい運動になります。季節ごとに景色が変わるので、何度訪れても楽しめそうです♪
なお、今回ご紹介したコースには段差がありベビーカーでは通行できないので、赤ちゃん連れの場合は少し遠回りして段差を迂回しつつ、おさんぽを楽しんでくださいね。

見学無料の古墳館でお勉強

帰る前に、覗いてみてほしい施設をもうひとつご紹介。「円形広場」の脇に立つ「浦山公園古墳館」です。なんと、見学無料!

浦山古墳群をはじめ、久留米の古墳について知ることができる施設で、館内には、前方後円墳である「浦山古墳」の模型や、裏山古墳群からの出土品が展示されています。

おさんぽを通して古墳時代や郷土の歴史についての興味が芽生えたら、ぜひ、立ち寄ってみてくださいね。

施設情報・アクセス

施設情報

浦山公園

浦山公園

福岡県久留米市上津町1320-58
TEL:0942-22-6177(久留米市公園土木管理事務所)
休園日/なし
駐車場/3号線進入路 80台(うち身障者用3台・大型用4台。21時〜9時は施錠)、ぜんぞう池横20台、多目的グラウンド横10台、成田山北西入口15台、計125台
アクセス/九州自動車道久留米ICより車で約15分

※多目的広場利用申し込みは
(公財)久留米市スポーツ協会・TEL 0942-33-3003まで
※花火やバーベキュー、ペットのリード外し、ため池での釣りは禁止

●ホームページはこちら
https://kurumekoen.org/koen/koen_urayama/

※情報は2024年11月時点のものです。

✔︎こどもとお出かけDATA
◎多目的トイレ/あり
◎おむつ替えシート/あり
◎売店/あり
◎飲食店/あり
◎授乳室/あり
◎ベビールーム/なし
◎ベビーカー貸し出し/なし
◎コインロッカー/なし

近くのエフコープ

「浦山公園」から車で約10分。焼きたてパンコーナー、地場野菜コーナーなどが好評で、ホールの貸し出しも行っています。詳しくはこちら