【福岡市南区】街からすぐ行ける山の牧場で、動物とふれあおう！遊具も充実「ABURAYAMA FUKUOKA（油山市民の森）」牧場エリア編

長年に渡って市民に愛されてきた福岡市南区の観光牧場「油山牧場（もーもーらんど）」が、2023年、「油山市民の森」と合体してリニューアルオープン！動物とのふれあい体験やシンボルの長いスライダーはそのままに、おしゃれなショップや飲食店、多彩なサイトを持つキャンプフィールド、収穫体験ができる農園、フォレストアドベンチャーなどが加わり、パワーアップして生まれ変わりました。今回は広い園内の中でも、子どもにおすすめのスポットを中心に、チアちゃん・デイズくんとご紹介します！

チアちゃん・デイズくんの紹介ページはこちら

【目次】
●より快適に、おしゃれにリニューアル！
●長いローラースライダーの終点、こどもひろば
●牧場の動物たちとふれあおう
●牧場グルメも大充実
●フォレストアドベンチャーやキャンプサイトも
●施設詳細・アクセス

森エリア編はこちら

福岡市内中心部から車で約30分で到着する「ABURAYAMA FUKUOKA」牧場エリア。油山の中腹に位置する、広さ約1.4平方キロメートルと、みずほPayPayドーム福岡約8個分ほどの複合体験型アウトドア施設です。
まず、街から近い場所にこんなに広い施設があることに驚き！しかも、入園無料。駐車料だけで楽しめる、ありがたいスポットなんです。

到着したら、エントランスから入ってすぐの「焚火ひろば」付近にあるインフォメーション（総合案内所）へ立ち寄ってみましょう。
園内は広いので、ちょっとした用事のたびに戻ってくるのは大変。MAPをもらったり、市民の森エリアへの園内巡回モビリティの運行時間を確認したりと、必要なことを済ませておくといいですよ。
乗馬などのチケット購入ができるのもインフォメーションのみなので、希望する場合には申し込みも忘れずに。犬を連れている場合、ペット同伴受付もしておきましょう。

焚火ひろばの前には、スターバックスコーヒーなど飲食店も複数あります。暑さや寒さが厳しい季節に遊びに来ても、空調の効いた居心地のいいスペースで休憩できるのは助かりますね！
スターバックスコーヒーと同じ棟には、調乳用のお湯が出る浄水給湯器と、個室の授乳室も。

赤ちゃん連れにはありがたい設備です。

また、最初に訪れておきたいポイントがもう1カ所。双眼鏡が設置されている「展望デッキ」です！

展望デッキは、福岡の街並みが一望できる絶景スポット。園内各所も見渡すことができ、ワクワクしてきます！ちなみに、左下に見えているのは「Restaurant Sola aburayama（レストラン ソラ アブラヤマ）」のテラス。パリでミシュラン一つ星を獲得した吉武広樹シェフが手がけるフレンチレストランで、ドリンクや軽いフードメニューから、フルコースランチ（要予約）まで食べることができますよ。もちろん、店内からの見晴らしも最高です！

焚火ひろばの反対側で、ローラースライダーの入口を発見。

どこに続いているのかな？すべってみよう！

想像以上のスピード！それもそのはず、このスライダーは落差10メートル、長さ約48メートルもあるそうです。風を切ってすべり下りる爽快さにハマっちゃいそう！お尻の下に敷くマット持参で、何度もすべっているファミリーもいましたよ。

スライダーの終点は…いろいろ遊べる「こどもひろば」。

景色の良い広場で体をめいっぱい使って遊べます。端の方には、小さい子から小学生くらいまでが楽しく遊べそうな複合遊具や木の遊具も。

周辺には木陰も多く、レジャーシートを敷いてくつろぐのも良さそう。ちょっと腰かけて子どもを見守るのにピッタリのベンチもありました！

次は、お楽しみの動物とのふれあい体験へ。元気な子どもたちに人気なのは、乗馬体験！

一般向けの大きい馬と、4歳以上で身長120センチ以下の子どもでも乗れる小さい馬さんたちがいました！1回550円で乗馬体験ができます。1日2回、各70名で実施されているので、体験したい方は早めの来園がおすすめ（事前予約なし）。

馬の背中は、思った以上に高くてドキドキ！でも、係の人に引いてもらえるので安心ですね。乗馬エリアの隣には、ヤギやヒツジへのエサやり体験ができるゾーンもあります。

エサやり体験は予約や申し込みは不要。エサの販売機でエサを買い（200円）、手であげてみましょう。動物たちは大好物にきっと大喜び！
エサやり場の壁には、ヤギやヒツジの豆知識も掲示されています。夏休みに訪れれば、理科の自由研究の素材にもなりそうですね。
さらに、乗馬エリア・エサやり体験場から歩いて15分ほど離れた、牛たちがいるゾーンでは、牛のお乳を直接さわってミルクを出す「乳しぼり体験」も楽しめますよ。

料金は1人100円で、参加は4歳以上。乗馬体験と同じく1日2回、各70名で実施されています。パック入りで家庭に届く牛乳は、元をたどれば、牛から分けてもらっているミルクなのだと実感できる、貴重な体験です！丁寧にやり方を教えてもらえるので、初めてでも大丈夫。

また、園内の「四時(しいじ)農園」では、季節の野菜の収穫体験ができ、収穫した野菜を使って石窯でピザづくりの体験もできます。気になったら、訪れる前に四時農場のホームページで収穫できる野菜や開催予定をチェックしてみてくださいね。

「ABURAYAMA FUKUOKA」牧場エリアには、自然を感じられるグルメも多数そろっています。いっぱい遊んでお腹が空いたら、お店をチェック！

キャンプに必要な日用品や軽食、アルコール飲料などを販売している「森のキオスク」の名物は、新鮮なミルクで作った濃厚で口当たりなめらかなソフトクリーム（カップ・コーン、各550円）

チーズを作るときに出る水分「ホエイ」を固めたリコッタチーズを、さらに熟成させて仕上げる「リコッタサラータ」がトッピングされる「リコッタソフト」（700円）も人気メニュー。リコッタサラータの程よい塩味、黒こしょうがミルク感の強いソフトクリームと絶妙にマッチしています（黒こしょう抜きもオーダー可）。

「森のキオスク」では、「ABURAYAMA FUKUOKA」オリジナルアイテムの取り扱いもあります。牧場オリジナルの“犬のおやつ”も並んでいました。
また、フレッシュチーズ専門店「ABURAYAMA CHEESE STAND」では、店内工房で作る自慢のチーズを使ったホットドックやピザ、チーズケーキなどが、イートインやテイクアウトで食べられます。グラスワインや生ビールも置いていますよ。

気候がいいシーズンには、木陰のテーブルやベンチで食べても、気持ちが良さそう！

牧場エリア焚火ひろばの近くでは、自然共生型アウトドアパーク「フォレストアドベンチャー・油山福岡」への参加も受け付けています。

コースは、最長100メートル超のジップラインが迫力満点の「ジップトリップコース」（所要時間：約30分）と、小さい子でも安全遊具なしで気軽に遊べる「ネットコース」（所要時間：約1時間）の2つ。体を動かしながら自然を満喫できますよ（セット料金4,400円）。

また、マウンテンバイクライドの愛好者には、森の中をうねるように設置されたコースを駆け回ることができる「トレイルアドベンチャー・油山福岡」もおすすめです！
それにしても、楽しみが多すぎて、1日で遊び尽くせるかな…？と不安になりませんか？安心してください！アウトドアブランド・Snow Peakが展開するキャンプフィールドに滞在すれば、こうしたたくさんのアクティビティを、泊まりで楽しむことができます。

好きな場所にテントが張れるフリーサイトのほか、区画電源オートサイト、ソロサイト、フォレストサイト、ドッグランサイトなど、さまざまなサイトを用意。目的やメンバーに応じてセレクトできます。福岡の街の夜景を堪能できるのも、油山キャンプならではの魅力です。
フリーサイトとドッグランサイトでは、デイキャンプも楽しめますよ。なお、BBQだけなら、市民の森エリアで受け付けている「森のBBQ」を活用するのもおすすめです。

2024年4月には、サウナや水風呂などを備えるヴィラなどから構成され、ラグジュアリーな時間が堪能できる「Snow Peak YAKEI SUITE ABURAYAMA FUKUOKA」も仲間入り。宿泊の選択肢が広がりました！
園内にはSnow Peakのストアもあるので、キャンプに必要な道具を現地調達することもできます。

テントや道具のレンタル、修理サービスも受け付けていて、初心者には心強い限り。

また、フォレストアドベンチャー受付近くにあるショップ「NEUTON」にも、九州ではなかなか手に入らないおしゃれなアウトドア用品が多数並んでいるので、ぜひ、覗いてみてくださいね。

なんと、「森のキオスク」近くにはBBQ用の肉の自動販売機が！ キャンプ利用の際に利用してみるのも楽しそうです♪

このように日帰りから泊まりまで、さまざまな遊び方ができる「ABURAYAMA FUKUOKA」牧場エリアですが、それぞれの季節ならではの楽しみも満載です。
春は桜やチューリップ、秋はコスモスなど、四季折々の花を見に来園するのもおすすめ。また、2024年夏には日中の暑さを避け、夜の油山を楽しめる夜間営業「ABURAYAMA SUMMER NIGHT（アブラヤマサマーナイト）」も初開催されました。
さらに、「ABURAYAMA FUKUOKA」での遊びは、牧場エリアにとどまりません！エリア間をつなぐ園内巡回モビリティを活用したり、おさんぽがてら歩いたりして、ぜひ、市民の森エリアサイドにも、足を運んでみてくださいね。