【北九州市門司区】鉄道のワンダーランド「九州鉄道記念館」で歴史と魅力に触れてみよう

【北九州市門司区】鉄道のワンダーランド「九州鉄道記念館」で歴史と魅力に触れてみよう

今回は門司港レトロ地区にある「九州鉄道記念館」を訪れ、九州の鉄道の歴史や魅力についてチアちゃん・デイズくんと一緒に楽しく学んできました!九州の鉄道大パノラマや運転シミュレーター、九州で活躍した名車両の展示、ミニ鉄道公園など、ワクワクするコーナーがたくさんあるのでお楽しみに♪

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【目次】
●九州で活躍した歴代の名列車がずらり
●全国的にも珍しい、「超」本格的なミニ鉄道公園
●本物の運転席に座って車掌気分を楽しもう
●見て触れて動かせる!懐かしくて楽しい鉄道ワールド
●施設詳細・アクセス

九州で活躍した歴代の名列車がずらり

「九州鉄道記念館」の入口にやってきました。まるで駅のホームみたいですね。大きなSLの姿が見えますよ〜♪早速、中に入ってみましょう!左手にある窓口で入場券を購入します。入館料は大人300円、中学生以下150円。※「福岡県子ども美術館・博物館無料鑑賞事業」により令和6年3月31日までは小・中学生は無料で入館できます。

入口に直結した「車両展示場」には、九州で活躍した名車両9台が展示されています。この蒸気機関車は「C591」と言って、廃車までになんと地球62周分を走り、準鉄道記念物(※)になっているそうです。迫力があってカッコいい!力強く走っている姿が想像できますね。乗ってみたかったなあ〜。

※地域的にみて歴史的文化価値が高く、将来的に鉄道記念物に指定するにふさわしいもの

SLの車輪ってこんなに大きいんですね!ちなみにこの「C591」のように車輪が3つあるSLは「C型」と呼ばれています。「デゴイチ」の愛称で有名なSL「D51」は車輪が4つなので「D型」になるんだとか!

鮮やかなオレンジの車体がきれい!丸みのある前頭部がレトロで可愛い「キハ07 41号」が作られたのはなんと昭和12年(1937年)。昭和44年に引退した後も、大切に保管されていました。戦前に作られた同形車で、原型を保った姿を見られるのは「九州鉄道記念館」だけ。令和4年に重要文化財に指定された貴重な車両です。

座席が連結したこの車両、何かわかりますか? 実は世界初の電車型寝台車両「月光」の車内なんです。昔はこうしてベッドを作り、旅をしていたんですね。展示車両の中には他にも車内見学ができるものがあるので、ぜひ見てみてください。

こちらは第二世代の「ブルートレイン」として大活躍した14系寝台車。「ブルートレイン」という名前に聞き覚えがある方も多いのでは?きれいなブルーの車体が印象的ですね。

「ブルートレイン」の車内も見学できます。2階の寝台に寝てみたくなりますね。ちょっと狭いけど隠れ家みたいで楽しそう。テーブルに付いた栓抜きや灰皿など、今ではもう見られないアイテムをチェックするのも面白いので、ぜひ探してみて♪

全国的にも珍しい、「超」本格的なミニ鉄道公園

さて、続いてはミニ鉄道公園へGO!実際に運転して公園を一周することができるとあって、子どもたちに大人気♪「 ソニック」「つばめ」「ゆふいんの森」などの列車が日替わりで運転できます。

駅舎や踏切、プラットフォームもかなり本格的な造り。駅舎で乗車券を買って中に入ってみましょう。1台につき1回300円です。

わあかっこいい!「883系ソニック」がお客さんの乗車を待っています。

1両につき3名まで乗車できるので、交代で運転するのも楽しそうですね。取材時は公園内を「885系かもめ」が運行していました。1周約130mの体験では、対向列車が来たら停止して信号が変わるのを待ったりと、運転士気分を味わえます♪ こんなに本格的なミニ鉄道は、全国的にみても珍しいそうですよ!

本物の運転席に座って車掌気分を楽しもう

ミニ鉄道公園の先には、九州で活躍した車両の前頭部が展示されていて、3台とも中に入って見学することができます。

こちらは真っ赤な車体が印象的な「クハ481 246号」。レッドエクスプレスの愛称で親しまれてきました。

入口には車体の詳しい説明が写真入りで書かれています。

運転席の中に入ることもできます。かなり高い位置に椅子がありますね。実際に座ることもできますよ!

運転機器に触れるのもOK!いろんな機器がありますね~。

こちらは「ED761」号の運転席。車両によって運転席の様子や機器が違うので、比較してみるのも面白いですね。

見て触れて動かせる!懐かしくて楽しい鉄道ワールド

それでは本館に行ってみましょう!1891年に旧・九州鉄道会社の本社として建築された建物で、歴史を感じます。

中に入ると明治時代の客車が出迎えてくれました。当時の車掌や乗客を人形で再現。軽快な音楽や会話が流れ、100年前のプラットホームの様子が伝わってきます。

車内も見学できるので入ってみました。天井がアーチ形になっていて、おしゃれできれい!4人掛けの少し狭い座席は畳敷きになっていてレトロ感たっぷりです。座り心地はぜひ試してみて♪

左に進むと、運転シミュレーターがあります。門司港〜折尾間の実際の路線風景を楽しみながら運転体験ができると大人気!

うわ〜リアル!運転士になった気分ですね。運転モードもビギナー・ノーマル・プロフェッショナルの3クラスあるのでどんどんチャレンジしてみてくださいね♪ 体験は2区間1回100円(約8分)。

館内の右奥には九州を舞台にした「九州鉄道大パノラマ」があります。運転時間になると九州を代表する列車たちが次々と出発!「あそぼーい!」と「つばめ」は自分で運転することもできますよ。運転体験は1回100円(約3分)。

新幹線や「ソニック」「ゆふいんの森」など、いろんな鉄道のおもちゃで遊べるキッズルーム。ちょっと疲れたなというときに座ってゆっくりくつろげるのもうれしいですね。

取材当日は開館20周年記念の大きなプラレールが展示されていました。

本館2階には常設展示コーナーや企画展示コーナーがあります。かつて本州〜九州を結んでいた、日本を代表する名門特急列車「つばめ」のヘッドマークも!

九州の鉄道の歴史年表や時刻表看板、長距離切符、歴代の制服、懐かしい駅弁など、見て触れて本物を実感できる展示物がたくさん。

企画展示コーナーでは、写真展や模型展、鉄道部品展など、季節ごとに見応えたっぷりの企画展が行われています。展示内容はHPをチェックしてくださいね。

本館1階の「ショップゼロマイル」では鉄道グッズや門司港レトロ土産などがたくさん!こちらは人気の駅名キーホルダー。地元の駅のキーホルダーを探してみよう♪

本館のすぐ横には本物の線路で作った「分岐路」があります。訪れた記念にいろんなポーズをとって面白い写真を撮るのも楽しいですよ。

歴史とロマンあふれる「九州鉄道記念館」は、家族みんながそれぞれの楽しみ方を見つけられるスポット。見て触れて体験しながら、鉄道の旅に想いを馳せることができます。門司港レトロを訪れたらぜひ立ち寄ってみてくださいね。

施設情報・アクセス

施設情報

九州鉄道記念館

九州鉄道記念館

北九州市門司区清滝2-3-29
TEL:093-322-1006
開館時間/9時〜17時(入館は16時30分まで)
休館日/不定休(年9日間)
※詳しくはホームページでご確認ください
入館料/大人300円、中学生以下150円(4歳未満は無料)
※「福岡県子ども美術館・博物館無料鑑賞事業」により令和6年3月31日までは小・中学生以下は無料で入館できます。
※JR九州のICカード「SUGOCA」をご利用の方は2割引
駐車場/なし(施設隣に市営駐車場、近隣に一般駐車場あり)

●ホームページはこちら
http://www.k-rhm.jp/

※この情報は2023年9月時点のものです


✔︎こどもとお出かけ DATA
◎多目的トイレ/あり
◎おむつ替えシート/あり
◎売店/あり ※基本的に館内の飲食は禁止されています
◎授乳室/あり ※スタッフに声をかけてください。
◎ベビールーム/なし
◎ベビーカー貸し出し/なし