【北九州市小倉北区】北九州市のシンボル・小倉城には、お城の中とは思えない体験が盛りだくさん!
小倉城は1602年に細川忠興(ただおき)が築城し、4階より5階が大きい天守閣の「唐造り(からづくり)」が特徴です。春には約300本の桜、秋にはケヤキやイチョウの紅葉が美しく、北九州市民の憩いのスポットとしても親しまれています。そんな小倉城が2019年に、展示内容と内装を約30年ぶりにリニューアルし、子どもも楽しく遊べる「体験型観光スポット」に生まれ変わったと聞きつけ、チアちゃん・デイズくんと行ってきました。
チアちゃん・デイズくんの紹介ページはこちら
【目次】
●小倉城の歴史に触れるリアル&大迫力ゾーン
●お気に入りの衣装を着て、江戸時代の小倉を体験!
●宮本武蔵と対決!? 楽しく歴史を学べる工夫がいっぱい
●天守閣の各階にもおすすめスポットがたくさん!
●施設情報・アクセス
小倉城の歴史に触れるリアル&大迫力ゾーン
小倉城天守閣の入り口にやってきました。火災で2度も焼け落ち、今のお城は1959年に再建されたものだそう。迫力があって立派なお城ですね。お城の中はどうなっているんだろう?さっそく入ってみましょう♪
通路を上がると着物姿のスタッフが窓口でお出迎え。すでにお城の雰囲気が漂っていますね。入場料は大人350円、中・高生200円、小学生100円です。
入り口には階段を登るのが難しい方のためのイス型リフトがあり、エレベーターがある1階部分まで乗ることができます。さらに、リニューアルで1階から5階までエレベーターで移動ができるようになり、全てのフロアの段差をなくしたそう。小さなお子さんや高齢のご家族も無理なく安心して歩けますね。
窓口横の階段を上ると、まっすぐな通路に小倉城の歴史年表がジオラマとともに展示されていました。当時の人々のくらしや祭りの様子などがよく伝わってきます。
こちらは大迫力の小倉城シアター。400年の歴史を約10分の映像でたどります。ナレーションは小倉出身の俳優、草刈正雄さん。ショートムービーを観るような感覚で自然に歴史が頭に入ってきます♪
お気に入りの衣装を着て、江戸時代の小倉を体験!
さらに先へ進むと、江戸時代の小倉の町が再現されたゾーンへ。長崎街道の起点とされる「常盤橋(ときわばし)」の先を見ると、あれ?誰かいるぞ?
わ〜可愛い♪ 小倉城オリジナルマスコットキャラクターの“とらっちゃ”がいました。趣味はぬか漬けを作って食べること、小倉城のアピールがお仕事だそうです。一緒に記念撮影もOKですよ。小倉城にはこのように楽しい写真が撮れるフォトスポットがたくさん!
ここでは、まず着物を着て「なりきり体験」をしてみよう!お姫様やお殿様、武士、忍者などのいろんな衣装や兜などのアイテムが揃っています。
子ども用の衣装や兜、小倉城の幟(のぼり)もあります。本格的ですね〜。
鏡を見ながら好きな衣装を試着できます。1階フロア内であれば、衣装を着たまま他のアトラクションを体験しているところを撮影するのもOK!城内のアトラクションは全て無料なので、思い切り遊べるのもうれしいポイント♪ お姫様や武士に変身したら、早速体験してみましょう。着終わった衣装は元の場所に戻してくださいね。
お!こちらでは何やら話をしているらしい3人の武士が!小倉城の天守で軍議が開かれてるところだそうです。人形がとってもリアルで本物みたい!
武士と並んではいポーズ♪ カッコいい写真を撮ってみてくださいね。
その隣には「流鏑馬(やぶさめ)」の体験コーナーがありました。他ではめったに体験できないアトラクションです。これは楽しそうですね! 大人も体験できるのでぜひ家族でチャレンジしてみて♪
ゆらゆら揺れる馬に乗って、スクリーンに映し出される的を弓で狙って射抜きます。馬が揺れるので難しいですが、うまく的に当たるとうれしい♪ 最後にスコアが表示されます。ハイスコアをめざしてみてくださいね。※身長制限あり(117cm以上の方が対象)
「駕籠(かご)乗り体験」コーナー。幕府が各藩の藩主を定期的に江戸と自領を行き来させた参勤交代では、大名は装飾の施された豪華な駕籠に乗り、大勢のお供をしたがえて江戸に向かったそうです。
駕籠の中に入ってボタンを押すと、駕籠がゆっくり動き出します。乗り心地はどうかな?ぜひ体験してみてね。お姫様やお殿様の衣装を着て写真を撮ると、気分はもう江戸時代!
駕籠の中はこんな感じで華やかだけどちょっと狭いかな。大人だと足を伸ばせないので、長距離の移動はかなり大変だったかもしれませんね。
昔の人がどうやって石を運んでいたかを体験できるコーナーもあります。小倉城の石垣は、自然の石をそのまま積み上げる「野面積み(のづらづみ)」という技法で築かれていて、お城から約5kmのところにある足立山から重い石を一つひとつ運んだそうです。
どれだけ重い石なのか、棒の反対側を持ち上げてみると…重い〜〜!持ち上げる際は気をつけて!
宮本武蔵と対決!? 楽しく歴史を学べる工夫がいっぱい
3階には巌流島の戦いで有名な「宮本武蔵と佐々木小次郎」についてのさまざまな資料や展示物があります。剣豪・宮本武蔵が生涯で最も長く滞在したのが小倉の地だったとか。
「宮本武蔵はどこで生まれたの?」「家族はいたの?」「美男子だったの?」などのクイズも展示。正解はぜひ自分でめくってみてね♪
面白いフォトスポットを発見!巌流島の決闘の名場面を再現しています。
佐々木小次郎になりきって、宮本武蔵と戦っている写真を撮ってみましょう。かっこいい写真が撮れるかな〜?
剣術の奥義を「地・水・火・風・空」の5巻に分けてまとめた「五輪書(ごりんしょ)」のコーナーもありました。
それぞれの巻物に手をかざすと…五輪書からあなたに贈られた奥義がスクリーンに現れます。どんな奥義が現れるのかお楽しみ♪
天守閣の各階にもおすすめスポットがたくさん!
ここからは小倉城で見逃せないおすすめのスポットをピックアップ♪ こちらは城内に飾られている大迫力の虎の絵です。左が迎え虎(オス)、右が送り虎(メス)で、どちらも高さ4.75m×幅2.5mと日本最大級の大きさ!マスコットキャラクターとらっちゃもこの虎が元になっているそう。
迎え虎の絵を少し離れて見てみましょう。どの位置から見ても虎が正面を向いているように見えますよ!不思議ですね〜
2階にはいろいろな資料を元につくられた小倉城天守の1/30復元模型があります。小倉城は全国で6番目に「天守」が高いお城なんだとか!他にも細川藩・小笠原藩の歴史が学べる資料をたくさん展示しています。
大きな太鼓がありました!直径1.2m、長さ1.6m、重さは390kgもあり、一般的な大太鼓の2.5倍もあるそうです。小倉城天守閣の最上階に置かれていて、事あるごとにこの大太鼓を叩いて城下の人々に知らせていたとか。当時の小倉城下には太鼓の音が響いていたのでしょうね。
兜も展示されていました。実はメジャーリーガーの大谷翔平選手がホームランを打ったときにかぶった兜と同じ工房で作られたものだとか。普段は城内に展示していますが、イベントなどでは実際にかぶることもできるそうです。すごくかっこいい兜ですね!
5階の天守閣は小倉の街並みを360°見渡せる展望スペース。四季折々の風景を楽しめます。
展望スペースは当時の内装をイメージした造りになっていて、いろいろなイベントの会場としても利用できるそうです。広くて開放感たっぷりなので、ちょっと一休みするのにもいいですね。
小倉城をたっぷり楽しんだ後は、小倉城下の「しろテラス」へ!観光案内デスク、小倉ならではのお土産販売のほか、小倉の老舗茶屋「辻利茶舗」のカフェもあります。
小倉城にちなんだオリジナルグッズから北九州のさまざまな特産品まで、約700種類ものお土産が揃っています。飲食コーナーでは、「辻利茶舗」の抹茶やスイーツが楽しめますよ。
30年ぶりのリニューアルによって「体験型観光スポット」に生まれ変わった小倉城。お城がこんなに楽しいなんてびっくりしました。アトラクションを通じて、昔のくらしや歴史について興味が湧いてくるお子さんも多いのではないでしょうか♪ 近くには小笠原庭園や勝山公園などのお出かけスポットもあるので、一日たっぷり散策してみてくださいね。
施設情報・アクセス
施設情報
小倉城
福岡県北九州市小倉北区城内2-1
TEL:093-561-1210
営業時間/4月〜10月 9:00〜20:00、11月〜3月 9:00〜19:00
※イベントなどの開催状況によって営業時間が異なります。下記URLより当日の営業時間をご確認ください。
入館料/大人350円、中高生200円、小学生100円
※「福岡県子ども美術館・博物館無料鑑賞事業」により令和6年3月31日までは小・中学生以下は無料で入館できます。
※隣接する小倉城庭園との2施設共通券もあります。
休館日/なし
アクセス/JR小倉駅より徒歩20分
駐車場/近隣に市営駐車場あり
●ホームページはこちら
https://www.kokura-castle.jp/
※情報は2023年11月時点のものです。
✔︎こどもとお出かけDATA
◎多目的トイレ/あり
◎おむつ替えシート/あり
◎売店・飲食店/小倉城下の「しろテラス」内にあり
◎授乳室/なし
◎ベビールーム/なし
◎ベビーカー貸し出し/なし
◎コインロッカー/あり